リスティング広告を最大限活用するための4つの施策改善法

リスティング広告 改善

リスティング広告はWEB広告の中でも主流なタイプであり、多くの企業が実施している集客方法です。

その為、広告の競合も多く、毎日なんとなく配信しているだけではリスティング広告の効果を最大限に発揮出来ずに、無駄な広告費を使ってしまう。ということにもなりかねません。

そこで重要になってくるのが、分析と改善です。

そこで今回は、リスティング広告の改善方法についてをご紹介します。

リスティング バナー

0.リスティング広告とは

リスティング広告とは、キーワード連動型広告とも呼ばれ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワード検索をかけた時に表示される広告です。

リスティング広告とは

運用型広告とも呼ばれ、細かな設定や運用方法によって、効果が大きく変化する広告でもあります。

ですので、日々の配信の動きや競合の広告の分析など、細かく見ていくことが重要になります。

リスティング広告に関しての詳しいことは下記記事を参考にしてみてください。
「リスティング広告とは?検索連動型広告~ディスプレイ広告の総まとめ」

1.リスティング広告の課題の見つけ方

リスティング広告の課題を見つける第一歩として、まずは目標を決めることが重要になります。

目標がないまま配信してしまっても、何が目的の広告かわからず、それを目にしたユーザーも「この広告で何が得られるのか分からない…」というような状態になり、成果が伴わないような結果になってしまいます。

大きな目標として立てやすいのは、広告予算目標コンバージョン数ではないでしょうか。

これらを設定することで目標CPAも計算で出すことが出来ます。

まずはこの目標を主軸に運用をしていくことで、自然と改善しなければいけない点が見えてくるはずです。

リスティング広告には主に以下のような指標が存在します。

リスティング広告 指標

今回は、上記にあげた4つの指標の改善方法例を簡単に解説させていただきます。

2.課題の改善方法例~コンバージョン数~

コンバージョン数を増やす為の改善方法としては下記の2パターンがあります。

  • CVR(コンバージョン率)を上げる
  • クリック数を上げる

CVR(コンバージョン率)を上げる為の施策としては、下記のようなものがあります。

  1. 広告文を見直す
  2. キーワードを見直す
  3. 除外キーワードの設定
  4. ターゲティングを見直す

①広告文を見直す

広告文はクリック率に大きく関わってきますが、コンバージョン率にも関わってきます。

ターゲットユーザーに、商材やサービスの魅力を決められた文字数の中できちんと伝えなければなりません。

キーワードに対して適切な広告文になっているかも重要です。

②キーワードを見直す

クリックはされていてもコンバージョンに繋がっていないキーワードを配信してしまっていませんか?

せっかく魅力的な広告文を作成しても、ターゲット外のユーザーに対して配信をしてしまっていては意味がありません。成果の悪いキーワードは停止してしまいましょう。

③除外キーワードの設定

マッチタイプが部分一致の場合は、除外キーワードの設定をする必要があります。

明らかに関係のないもの、広告を表示させたくない検索語句が入っていたら除外ワードに設定しておきましょう。

④ターゲティングを見直す

リスティング広告では、エリアターゲティングを設定することが出来ます

例えば、店舗のあるお店なのであれば、お店に足を運べる距離にいるユーザーにのみ広告を配信すること出来ます。

特定の地域からアクセスしたユーザーがコンバージョンしている場合には、その地域に絞って配信したり、配信を強めたりすることでCVRを改善することが出来る可能性があります。

クリック数を上げる為には下記のような改善方法があります。

  1. キーワードを追加する
  2. 予算を上げる

①キーワードを追加する

新しいキーワードを追加して、表示回数を増やすことで、ユーザーの目に入る回数も増える為、クリック数が増えていきます。

しかし、あくまでもコンバージョンの獲得が見込めるキーワードを追加しないと、ただ無駄なクリックが増えるだけになってしまいますので、注意しましょう。

②予算を上げる

1日の予算を上げることでも表示回数は増えますので、クリック数も自然と多くなります。

何らかの原因で広告の表示回数が制限されてしまっている場合は、予算を上げてその制限を外すことが重要です。

特に、インプレッションシェア損失率が高いキャンペーンの場合い有効な方法です。

課題の改善方法例~CPAを下げる~

CPAを下げる方法は下記の2つになります。

  1. 入札価格を下げる
  2. 品質スコアを上げる

CPAを下げる為に重要になってくるのは、CPCを下げることと、CVRを上げることです。

CVRを上げる方法については、先程コンバージョン数を上げる方法で解説しましたので、ここではCPCを下げる改善方法例を紹介したいと思います。

①入札価格を下げる

CPCを下げる方法で一番簡単なのが、入札単価を下げることです。

しかしあまりにも非現実的な価格に下げてしまうと、広告が表示されにくくなってしまいますので注意が必要です。自動入札機能を利用するのもいいかもしれません。

②品質スコアを上げる

品質スコアを上げることによって、入札価格が低くても広告を上位に表示させることが可能になります。

品質スコアを上げるには、クリック率や広告の関連性、ランディングページの利便性など、ユーザーの目的に合ったものを作成する必要があります。

課題の改善方法例~クリック率を上げる~

クリック率を上げる方法としては下記の3つがあります。

  1. 広告文を見直す
  2. 掲載順位を上げる
  3. 広告表示オプションを表示する

クリック率を高めることで、自然とクリック数も増加し、コンバージョン数も改善出来ます。

また、クリック率が高いと品質スコアも上がりますので、安い単価で広告を表示させることが可能になります。

①広告文を見直す

コンバージョン数の改善でも上げましたが、クリック率の改善に関しましても広告文の見直しは必須だと言えます。

自社の強みをアピールした広告文や、ユーザーに共感をしてもらえる広告文など、様々な訴求点から作成すると良いと思います。

検索しているユーザーにクリックされそうな広告文を考えて追加しましょう。

また、競合の広告の分析なども有効的といえます。

②掲載順位を上げる

掲載順位を上げればユーザーの目につきやすくなるので、クリック率も改善されやすいです。

入札単価を上げたり、品質スコアを上げることによって、掲載順位は上がります。

③広告表示オプションを設定する

広告表示オプションは、通常の広告文とは別に様々な補足情報を広告内に加えることが出来る機能です。

これを設定することによって、商材やサービスを最大限にアピールすることが出来る上、単純に広告の面積も広がりますので、ユーザーの目につきやすくなり、クリック率が上がると考えられます。

広告表示オプションに関しましては下記記事で詳しく解説しておりますので、よければ目を通してみて下さい。
7つの広告表示オプションの使い方と使える商材|リスティング広告

課題の改善方法例~インプレッション数~

インプレッション数を改善する為の方法としては下記の2つがあります。

  1. 予算を上げる
  2. キーワードを増やす

インプレッション数の改善はあまり重視されることが少ないのですが、クリック数やクリック率などの指標を改善する際に非常に重要な指標になります。

①予算を上げる

1日の予算の設定が低いと、自動的に配信を抑えられてしまうことがありますので、適正な予算設定にすることをおすすめします。

また、予算だけでなく、上限クリック数も広告の表示回数には大きく関わってきます

こちらもあわせて見直すようにしましょう。

②キーワードを増やす

キーワードの範囲を広くすれば、それだけインプレッション数も増加します。

クリック数の改善のところにも書きましたが、ただキーワードを闇雲に増やせば良いというわけではありません。

ターゲットユーザーが検索するキーワードかどうかをしっかり見極めてください。

キーワードツールを使った際にも関連するキーワードとして出されたもの全てが自身の商材やサービスに有効とは限らないので、注意が必要です。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、リスティング広告における指標別の基本的な改善方法について紹介しました。

この他にも応用的な改善方法もたくさんありますので、また紹介していきたいと思います。

もし改善方法が分からなくて困っている方は、今回の記事を参考にしてみてください。