普段の生活の中で何か困った事や、調べたい事があった時「ググる」という言葉があるくらいGoogleなどの検索エンジンを使い、検索する方は非常に多いです。
その中で、様々な広告を目にする機会もかなり多く、広告の種類にも様々なものがあります。
ただ、その様々な広告を使って自社の商品、サービスを宣伝したいと思った場合、どのような広告が一番成果が出るのか、気になりますよね。。。
そこで今回は、様々な場面で表示されているGoogle AdWords広告の仕組みについて詳しくご紹介していきます。
1.検索広告とディスプレイ広告
Googleの広告ネットワークは大きく分けて下記の2種類に分けることが出来ます。
- 検索ネットワーク
- ディスプレイネットワーク
検索ネットワーク
検索ネットワークとは、Googleの検索結果画面(パートナーサイト含む)の上部と下部に出てくる広告を表示させる事で、自然検索結果に近いフォーマットで表示される広告になります。
※下記赤枠が検索広告になります
ディスプレイ広告とは、Gmail、youtube、ウェブサイトに表示される広告の事です。
100万を超えるWebメディアに配信出来ると言われており、インターネットユーザーの9割にリーチ出来ると言われています。
※下記赤枠がディスプレイ広告になります
2.広告配信される仕組み
検索、ディスプレイの両方に共通していることですが、広告掲載はオークション形式で決まります。
しかし、単純に高い単価で入札すれば良いのかというとそうでもなく、広告ランクという概念が非常に大切になってきます。
広告ランクは、一言でいえば広告の成績表のようなもので、下記のような計算式で決まります。
品質スコアを判定する部分として、下記のようなものがあります。
- クリック率
- LPの利便性
- 広告とLPの関連性
入札単価を上げるのみでは、広告ランクは上がらずに広告が上位に表示されないという結果に終わってしまいます。
より上位に表示される為には、入札価格を強めつつ、品質スコアを上げるようにしていきましょう。
詳しくは、下記記事でご紹介していますので参考にしてみてください。
「品質スコアを改善し、低予算で顧客を獲得するための5つのポイント」
3.Google AdWordsのメリット・デメリット
ここではGoogle AdWordsのメリットとデメリットは下記のようになります。
検索ネットワーク | ディスプレイ広告 | |
メリット | 最適なタイミングで、最適な広告を配信出来る | 豊富な潜在層にリーチ出来る |
デメリット | こまめに運用を行わなければ、広告費を無駄に消費してしまう |
メリット
検索広告のメリットとして、最適なタイミングで、最適な広告を配信する事が出来る事があげられます。
ユーザーが困っている時に検索を行い、その問題を解決する広告を配信する事が出来るので、クリック率やCVRも高くなる傾向があります。
またクリックされるまでは費用がかからないので、費用対効果が高いインターネット広告の代名詞として利用されています。
ディスプレイ広告のメリットとしては、豊富な潜在層にリーチ出来、インターネットユーザーのおよそ9割にリーチすることが可能なことです。
さらに、ディスプレイ広告はターゲティングが豊富で、そのターゲティングは主に「人のターゲティング」と「枠のターゲティング」に分けられます。
人へのターゲティングには例えば下記のような種類があります。
- カスタマーマッチ
- リマーケティング
- 類似ユーザーターゲティング
- インタレストカテゴリ
- デモグラフィックターゲティング
枠へのターゲティングには例えば下記のようなものがあります。
- プレースメント(手動)
- DSK
- キーワードターゲット
- トピックターゲット
ここでは、よく利用されるターゲティングの組み合わせをご説明させて頂きます。
①トピックターゲット×類似ユーザーターゲティング
トピックターゲットとは、特定のトピックを選択し、そのトピックに関連したウェブサイトに広告を配信する事が出来るターゲティング手法です。
類似ユーザーターゲティングとは、自社の顧客の類似やCV類似など様々な類似リストを作成する事が出来るので、ABテストを繰り返して、最適なターゲットに広告配信をして成果改善に繋げましょう。
②リマーケティング×デモグラフィック
リマーケティングとは、一度サイトに訪れてきたユーザーを追跡する広告の事です。
皆さんも、別のサイトを閲覧中に、同じような広告を見た経験があると思います。
そのリマーケティングにデモグラフィック(性別×年齢)を組み合わせる事で、取り込みたい顧客層にのみ配信をすることが出来ます。
③DSK×デモグラフィック
DSKとは、コンテンツの中に設定したキーワードがある場合、そのサイトに配信する手法になります。
DSK+デモグラフィックデータを追加する事で、より確度の高いユーザーに配信出来ます。
上記掛け合わせですが、あまりターゲットを絞り込みすぎると、広告が配信されない可能性もあるので、最初はある程度のボリュームを意識して配信する事が大切です。
デメリット
検索、ディスプレイ広告含め、デメリットとしては常に運用を行わないと、広告費を無駄に消費してしまう恐れがあります。
運用とは例えば、
- クリック単価の調整
- ターゲット選定
- 3C分析
- 広告文作成
- 広告アカウント作成
- LPの用意
など、成果を出す為に考えるべきことはたくさんあります。
自分で実施出来るのであれば、チャレンジしてみるのも良いかもしれませんが、初心者の方は、まずは広告代理店に依頼し、その後徐々にインハウスで運用していくという流れの方が成果は出やすい傾向にあります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
Google AdWordsは日々進化している広告媒体です。
まずは基本から学んでいき、上手く活用出来ればビジネスを大きく加速させる広告媒体になると思うので、この記事を参考に、是非ご活用頂ければと思います。