WEB広告で記事LPを導入し、CVRを改善した成功事例を紹介!

ノウハウ,記事LP

記事LPって聞いたことありますか?

徐々に一般的になりつつあるランディングページの作成手法ですが、具体的な活用方法や、事例などは聞いたことがない方が多いと思います。

今回は、私が実際に運用していて、記事LPを導入し成果を改善した一例を紹介します。

導入に至った経緯や、導入後の活用方法なども紹介していきたいと思います。

1.記事LPとは?

記事LPとは、広告と本LPの間に挟む記事風のLPです。

本LPでは訴求しきれない部分を補足することが出来、よりユーザーに商品の魅力を伝えることが出来ます。

記事LPとは

記事LPについての詳細は、下記の記事を読んでみて下さい。
【記事LPとは?】記事LPの概要と魅力、作成方法のまとめ

2.記事LPを導入した経緯

今回、紹介する事例は「専門学校の資料請求」です。

記事LPを作成する前に、リスティング広告や、Facebook広告で、様々な配信手法を実践しました。

その中で最も成果が良かったのが、GDNの「プレースメントターゲット」です。

商材に関する情報が掲載されている、読み物コンテンツが充実したサイトの広告枠を指定し、広告を配信しました。

その結果、検索広告や、リマーケティング広告では10,000円前後だったCPAが、プレースメントターゲットでは半分以下の4,169円に改善しています。

記事JP 専門学校の資料請求

検索広告では、コンバージョン率が2.46%ですが、プレースメントターゲットでは、コンバージョン率が3.65%と良い成果が出ています。

いくつかサイトを指定して配信しましたが、コンバージョン率が5%を超えるサイトもいくつかありました。

プレースメントターゲットは、指定するサイトの閲覧数によって広告の配信量も左右されるので、サイトの選定が重要となります。

閲覧数が多くコンテンツが充実しているサイトでは良い成果が期待出来るので、是非試してみて下さい。

コンバージョン率

各サイトで商材に関する記事を読み、既に比較検討フェーズに入っているユーザーが広告をクリックし、流入していると考えられます。

その為、質の高いクリックが集まり、高いコンバージョン率が出ていると仮説を立て、LPだけで同様の訴求が出来る記事LPの導入に至りました。

3.記事LPを導入した結果

商材に関するメリットや、効果を伝えられる記事LPを作成し、リスティング広告、Facebook広告で、本LPと記事LPでABテストを実施しました。

その結果が下記となります。

媒体 本LP 記事LP
CVR CPA CVR CPA
Google検索 2.06% 13,214 2.14% 12,684
GDN 0.59% 8,465 0.74% 6,800
Yahoo検索 1.47% 12,654 1.46% 12,711
YDN 0.36% 12,111 0.51% 8,422
Facebook 0.68% 19,224 1.30% 9,981
合計 0.73% 12,320 0.94% 9,642

※現在はGoogleの審査が厳しくなっており、配信出来ておりません。Yahoo、Facebookでは現在も配信しております

検索広告では、本LP、記事LPで大きな差は出ておりませんが、ディスプレイ広告、Facebook広告では、CPA、CVRを大幅に改善する事が出来まし

潜在層へのアプローチに効果が高く、まだ関心の低いユーザーに商材の魅力を丁寧に伝えることでCVRが改善しています。

4.記事LPと本LPの使い分け

記事LPと本LPのABテストの結果を踏まえ、媒体別に配信先を選定しました。

主に顕在層には本LP潜在層には記事LPで配信を行いました。

《検索広告》

キーワードに応じて配信先を変更

  • 関心の高いユーザーが検索するキーワード → 本LP
  • 関心の低いユーザーでも検索するキーワード → 記事LP

《ディスプレイ広告》

プロダクトに応じて配信先を変更

  • プレースメントターゲット → 本LP
  • リマーケティング → 本LP
  • サーチターゲティング → 記事LP
  • インフィード → 記事LP

《Facebook広告》

カルーセル広告でバナー別に配信先を変更
バナー別に配信先を変更する事で、本LPのCVRも改善する事が出来ました。

各媒体で、リンク先のテストを繰り返すことで、配信先の最適化を図っています。
記事LP、本LPを併用した結果が下記となります。

媒体 本LP 記事LP 併用
CVR CPA CVR CPA CVR CPA
Google検索 2.06% 13,214 2.14% 12,684 2.58% 10,555
GDN 0.59% 8,465 0.74% 6,800 0.89% 5,645
Yahoo検索 1.47% 12,654 1.46% 12,711 1.79% 10,385
YDN 0.36% 12,111 0.51% 8,422 0.56% 7,657
Facebook 0.68% 19,224 1.30% 9,981 1.54% 8,457
合計 0.73% 12,320 0.94% 9,642 1.11% 8,145

※現在はGoogleの審査が厳しくなっており、配信出来ておりません。Yahoo、Facebookでは現在も配信しております

本LPのみでの配信と比較すると、全体でCVRが1.5倍CPAが1/3程改善しています。

媒体や配信手法によって相性が異なり、本LP、記事LPを併用する事で、より成果を上げることが出来ました。

5.まとめ

今回は、WEB広告での記事LPの有効的な活用方法について紹介しました。

記事LPは商材によっては向き、不向きがあると思いますが、相性の良い商材だと大幅に成果が上がる可能性があります。

今回紹介したように、閲覧数が多い有用なサイトがあれば、プレースメントターゲットを一度試してみるのも良いと思います。

記事LP導入後もテストを繰り返すことで、より成果を上げることが出来るので、細かく設定を行い、最適化していきましょう。