価格表示オプションの設定方法と使い方

リスティング広告,グーグルアドワーズ,価格表示オプション

価格表示オプションは、Google AdWordsで使用出来る広告表示オプションの1つで、リスティング広告で掲載順位が1位の時のみ、表示される広告になります。

広告表示オプションは、通常の広告文に加えて、商材の強みや補足情報を追加出来るサービスで、価格表示オプションは料金の部分を細くすることが可能です。

今回は、価格表示オプションについて、その概要設定方法効果的な使い方についてお話していきます。

1.価格表示オプションとは

価格表示オプションとは、広告表示オプションの一部で、商材の料金をカルーセル形式(デスクトップの場合、横並び)でアピールすることが出来ます。

画像を見つけることは出来なかったのですが、最近ではカルーセルタイプ以外でも価格表示オプションが配信されるものもあります。

価格表示オプションは、Google AdWordsでのみ使用可能で、元々は掲載順位が1位の時に表示されていました。

価格表示オプションとは

今では、掲載順位が1位でなくても、折りたたんだ状態で表示され、▼ボタンをクリックすると価格表示オプションが表示される形式になっています。

1位以外の表記例

2.価格表示オプションの強み

価格表示オプションには、次の3つの強みがあります。

  • 強み1:広告表示オプションの中でも画面占有率が高い
  • 強み2:商材の特徴と価格が一目で分かる
  • 強み3:強み1・2の効果により、クリック率が高い

強み1:広告表示オプションの中でも画面占有率が高い

広告表示オプションは、多くの情報を伝えられる分、自社の広告スペースが大きくなります

それにより、画面上に占める自社の広告枠が広くなります

その中でも、価格表示オプションは多くのスペースを利用する為、他の広告表示オプションと比較しても、画面占有率が高くなります

強み2:商材の特徴と価格が一目で分かる

商材の特徴と価格が一目で分かるというのは、ユーザー視点に立つと非常に利便性が高い機能ではないでしょうか?

もちろん価格に関しては、それだけでユーザーの比較対象から外れてしまう可能性があり、商材についてよく知ってもらう前は公開したくないという方も少なくありません。

しかし、価格が高いというだけで比較検討の対象外としてしまうようなユーザーは、仮に商材の内容を知ったとしても、金額を見ただけで比較検討の対象外としてしまう方が非常に多いです。

その場合、逆に無駄なクリックが減り、広告の効果を高めることも期待出来ます。

強み3:強み1・2の効果により、クリック率が高い

これまでご紹介した、強み1と強み2によって、価格表示オプションを利用すると、クリック率が高まる傾向にあります。

価格を知った上でLPを訪問するという事は、そのユーザーの確度が高い事を示しており、通常の広告よりも、質の高いユーザーがLPに訪れます

さらに、クリック率が高まる為、通常の広告より洗練されたユーザーを集めることが出来ます

3.価格表示オプションの設定方法

ここからは、価格表示オプションの設定方法をご紹介していきます。

①「広告表示オプション」をクリック

「広告表示オプション」

②「表示:○○(広告表示オプション名)」をクリックし、「価格表示オプション」を選択

「価格表示オプション」

③赤いボタンの「+広告表示オプション」をクリック

「+広告表示オプション」をクリック

④「キャンペーンを選択」をクリック
⑤価格表示オプションを設定するキャンペーンを選択し「完了」をクリック

価格表示オプションを設定するキャンペーンを選択

⑥「+新しい価格表示オプション」をクリック

「+新しい価格表示オプション」

⑦各種設定を行い「OK」をクリックで完成

価格表示オプションでは、最低3つの価格を設定する必要があり、最大8個まで設定することが可能です。

各項目の詳細を記載しましたので、参考にしてみてください。

各項目の詳細 各項目の詳細2
~キャンペーン単位以外でも設定可能~

今回はキャンペーン単位で作成しましたが、「+広告表示オプション」という赤いボタンの横に、「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」を選択出来るタブがあるので、アカウントや広告グループ単位で設定することも可能です。

「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」

4.おすすめの活用方法

価格表示オプションは、サービス内容やセットに応じて金額が異なるものやECサイトなどで非常に効果を発揮します。

つまり、資料ダウンロードや無料セミナー等、金額が関係ない商材を除けば、一度は試してみる価値のある広告表示オプションになります。

ちなみに弊社の事例では、

  • 求人系広告で時給や年収を表記
  • 物販系広告でオプション別の金額を表記
  • サービス系広告でサービス内容各の金額を表記

こうした使い方で、成果が出ています。

5.まとめ

価格表示オプションは、一見するとあまり使い勝手のよくない広告表示オプションに感じますが、意外と使いどころの多いオプションになります。

これを機に、一度試してみてはいかがでしょうか。