YDNサイトカテゴリーの概要と活用法

サイトカテゴリー

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)で利用出来るターゲティング方法には、多くの種類がありますが、その中でもインタレストカテゴリーとよく比較されるのがサイトカテゴリーになります。

インタレストカテゴリーは人に対するターゲティング手法であるのに対し、サイトカテゴリーは面に対するターゲティング手法になります。

今回は、そんな「サイトカテゴリー」についてご紹介していきます。

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1.サイトカテゴリーとは

サイトカテゴリーとは、特定のカテゴリーに属するサイトに広告を配信出来るターゲティング手法になります。

プレースメントターゲティングのように、1つ1つのサイトを選択していく必要はなく、Yahooが分類している特定のカテゴリーに属している全てのサイトに広告を配信する事が出来ます

もちろん、「このサイトには広告を配信しない」という設定も出来るので、徐々に成果を最適化していく事が可能です。

2.サイトカテゴリーで選択出来るカテゴリー例

サイトカテゴリーで選択出来るカテゴリーは、主に下記の7つの大項目に分けられ、そこから更に細分化されています。

  • ニュース、情報系(62項目)
  • ソーシャルサービス
  • 電子メール、ストレージ
  • エンターテイメント
  • 専門サイト(サービス)
  • 専門サイト(製品・物販)
  • 専門サイト(その他)

専門サイトに関しては、かなり細かく分類されています。

例えば、「グルメ>飲食店>関東>東京」というように、グルメサイトという大きな分類だけでなく、東京にある飲食店のカテゴリーに分類されているサイトのみに広告を表示させるように設定することも出来ます。

サイトカテゴリー

3.サイトカテゴリーのメリットとデメリット

サイトカテゴリーのメリットとデメリットを簡単にご紹介していきます。

メリット

サイトカテゴリーでは、設定したカテゴリのサイトを閲覧しているユーザーに、リアルタイムで広告を配信する事が出来ます

また、設定したカテゴリーのサイトにのみ広告が配信されるので、余計なクリックを減らすことにも繋がります。

デメリット

当たり前ですが、設定したカテゴリーのサイトにいるユーザーが、必ずそのカテゴリーに興味があるとは限らないので、配信したいターゲットユーザー以外にも広告を配信してしまう可能性があります。

また、サイトカテゴリーで設定出来る項目は277種類もあり、こだわって細かくターゲティングしてしまうと、逆に広告配信量が減りコンバージョン率が下がってしまうことがあります。

関心のあるユーザーに対して広告を配信したいあまり、ターゲティング範囲を絞りすぎてしまわないよう気を付けましょう。広告の配信対象を絞り込みすぎると広告の表示回数が大幅に減少してしまう可能性もあります。

4.インタレストカテゴリーとの違い

冒頭でも軽くお伝えしましたが、サイトカテゴリーとよく比較されるインタレストカテゴリーですが、ターゲティング手法が大きくことなります。

サイトカテゴリーが特定のカテゴリに属するサイトに広告を配信するのに対し、インタレストカテゴリーは、特定のカテゴリーに興味のあるユーザーに広告を配信します。

どちらも一長一短がありますが、どちらかを設定したり、両方掛け合わせて利用することも可能です。

5.サイトカテゴリーの設定方法

サイトカテゴリーは広告グループ単位で設定を行っていきます。

「+広告グループ作成」をクリックします。

「+広告グループ作成」

広告のグループ名を設定します。

グループ名は、設定したカテゴリー名にすると、管理が楽になります。

広告のグループ名を設定

③配信をしたいカテゴリーを選択します。

後から、設定の変更を行うことも出来ます。

カテゴリーを選択

サイトカテゴリーを設定する際、以下の3つが表示されます。

  • PCリーチ数
  • スマートフォンリーチ数
  • タブレットリーチ数

リーチ数とは、1か月の間にYDNの広告を閲覧したユニークユーザーの数のことになります。

ちなみにユニークユーザーとは、決まった集計期間内にウェブサイトに訪問したユーザー数のことで、この集計期間内なら同じウェブサイトに同じユーザーが複数回訪問した場合でも、1カウントとされます。

ユニークユーザー数

6.まとめ

サイトカテゴリーを利用するにあたって、まず大切なことは、自分が売り込みたい案件はどういうユーザーに需要があり、どんなことに興味があるのかをしっかり考えてから絞り込みを行うということです。

何かと便利そうなサイトカテゴリーですが、どこのユーザーにアプローチするのが一番効果的なのか、きちんと把握していないと逆効果になってしまいますので注意が必要です。

そして絞り込みすぎると必然的にリーチ数も減ってしまうので、広告の表示回数も減りコンバージョン数の低下に繋がってしまいますので、広すぎず狭すぎないターゲティング設定を行う必要があります。