昨今、自社アプリによる顧客拡大はwebマーケティングの中でも集客ツールとなってきており、自社でアプリ開発をする企業も増加してきております。
例を挙げるなら、一般的なゲームアプリやビジネス向きで専門性が高いアプリ、買い物アプリやキュレーションアプリなどさまざまなアプリが続々と輩出されております。
但し、どれだけ独自サービスや独創的なアプリを開発されても、実際にユーザーへのインストール数を順当に増加させ、マネタイズや新規顧客の獲得が出来ている企業様はまだまだ少ない印象を受けます。
今回は、自社開発のアプリは持っているけど、広告において確度の高いユーザーへの効率的な配信が出来ていないなと思う企業様に向けた最良な広告手法をご紹介させて頂きます。
目次
1.そもそもスマホ利用者ってどんなユーザーなの?
日本国内においてスマホ保有者は、その利便性の高さから2010年より年々急速に増加し、2012年には、パソコンの保有率(世帯保有率)を上回っております。
スマートフォン利用者は2015年の調査結果では下記のように分布しております。
◆ユーザー性別
男性:50.7%
女性:49.3%
◆年齢層
10代:8.7%
20代:18.7%
30代:23.2%
40代:26.8%
50代:22.5%
参考元:MMD研究所
利用ユーザー層を理解することによりアプリの機能や、広告手法・広告の訴求軸など様々な点が明確化されるのではないでしょうか?
2.アプリインストールに効果的な広告手法とは
◆インフィード広告
最も有名なインフィード広告といえば、Yahoo!スマホトップページのタイムラインに配信されるYahooディスプレイアドネットワークではないでしょうか。
引用元:「インフィード広告」でスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル
メディア記事の間に、広告を配信することによりユーザーに負担を与えることなく、自然に情報を届けることが出来る為、広告からのインストール率は非常に高い配信方法のひとつです。
他のインフィード広告としては、SmartNewsやGunosyなどのニュース系アプリがあります。
◆SNS(ソーシャルネットワークサービス)広告
スマホ利用者の90%以上がSNSを利用していると言われております。
現在、スマホ利用者が最も利用している主要SNSは下記の3つとなります。
①LINE
国内ユーザー数:6,800万人(2016年12月)
②Facebook
国内ユーザー数:2,600万人(2016年12月)
③Twitter
国内ユーザー数:4,000万人(2016年12月)
上記、全てのアプリに対して、広告配信が可能でタイムラインもしくはニュースフィードに広告配信が可能です。
またSNSでのアプリ広告の場合、ユーザー自体が拡散をしてくれるというメリットも兼ね備えているので、いかにピンポイントのユーザーに対して広告を配信出来るかで、インストール数へも影響を及ぼします。
3.おすすめの広告配信方法
全ての広告をまずは試すことは必要になるかもしれませんが、効果が直結しやすい配信方法を下記に2つご紹介させていただきます。
①リスティング広告_指名系&使用用途にマッチするキーワード検索への配信
インストール数を確実に増加させる為には、顕在層への広告配信は最も効果的です。
リスティング広告においては、アプリインストール広告の配信が可能ですので、まずは、自社アプリ名やアプリの特性のキーワードなどを入札し、確実にアプリを求めているユーザーの刈り取りを行うことが最重要になると思われます。
②Facebook広告
アプリインストールの広告をやったことがない企業様には、まず、SNS広告の中でもFacebook広告をおすすめします。
理由としては、非常に細かいターゲットセグメントが可能な為です。
Facebook広告は、年齢・性別・地域の他に、ユーザーの趣味や関心をセグメントし、ピンポイントのターゲットに対して配信が出来ます。
その為、自社のアプリの訴求軸をテストしながら、どの年齢層やどんな訴求軸が反応が良いのかを常にテストして配信を行い、その結果を基に他の広告出稿を検討されても良いのではないでしょうか?
Facebook広告のセグメント一覧は、下記のページにまとめております。
→Facebook広告の詳細ターゲット設定~趣味・関心編~
→Facebook広告の詳細ターゲット設定~利用者層編~
→Facebook広告の詳細ターゲット設定~行動編~
4.まとめ
最もオーソドックスな配信手法をまとめさせていただきましたが、アプリマーケティングの基礎・基盤つくりのご参考にしていただけましたら幸いです。