ロングテールキーワードの重要性と見つけ方|リスティング広告

リスティング広告,ロングテール

リスティング広告に携わっている方でビックキーワードやスモールキーワード等は聞いたことある、もしくは知っている方がほとんどだと思いますが、ロングテール(ロングテールキーワード)についてはいかがでしょうか?

聞いたことがあってもイマイチその意味をしっかりと把握していない方や、そもそも初めて聞いたという方も中にはいるのではないでしょうか。

ロングテール(ロングテールキーワード)についてしっかり理解しておけば改善出来る物も出てくると思います。

今回はそのロングテールについて事例を交えてお話していきたいと思います。

第1章 ロングテールとは

ロングテールとは、インターネット上の商品販売において、売上を稼ぐメイン商品以外の販売機会の少ない商品を幅広く揃えることで、全体の売上を伸ばそうとするものです。

ロングテールとは

ロングテールキーワードとは

ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが小さい3単語~4単語程度の複数語を指します。
【例】iPhone6 買取 池袋

第2章 ロングテールのメリット、デメリット

メリット

  1. 競合が少ない為、上位に表示されやすい
  2. 絞り込まれたキーワードの為、ユーザーの求めている物が表示されやすく、コンバージョンやクリックに結びつきやすい

デメリット

  1. 絞り込まれたキーワードの為、検索ボリュームが少ない
  2. ロングテールキーワードに合わせたページURLを用意しないと成果が出にくい

第3章 ロングテールキーワードの作成方法

ロングテールキーワードの作成方法は主に下記が挙げられます。

  1. Googleキーワードプランナーを使う
  2. 関連キーワード取得ツールを使う
  3. Googleキーワードサジェストツールを使う

ロングテールキーワードは複数のツールを使用し、自分なりに作成してみると良いでしょう。

第4章 事例

それでは次は実際にロングテールで成果の出た事例を見てみましょう。

下記はiPhoneの買取を行っている案件になります。

運用当初は「iPhone 買取」など基本的に2単語の掛け合わせで配信を行っていましたが、検索クエリを確認したり、社内の他の方と話し合ったりした結果、「iPhone ○○ 買取」と3語の掛け合わせを新たに追加しました。

下記はその成果になります。

「iPhone ○○ 買取」

上記を見ますと、「+ipad mini 買取」「+アイフォン 中古 買取」「+iPhone6 ジャンク 買取」のキーワード(ロングテールキーワード)では、配信量は少ないですが安いCPAでCVを獲得出来ております。約200円でCV3件ということになりますね。
※「+iPhone6s ゲオ 買取」はテストCVのため成果にはカウントしません

このようにロングテールキーワードは検索ボリュームは少ないですが、とても安いCPAで成果を上げることが可能です。

【point!】ロングテールキーワードの見つけ方

この案件で成果が出たロングテールキーワードをどうやって見つけたか自分なりに考えてみました。

➀検索クエリを確認

→週に数回の頻度で検索クエリを確認していたのですが、そこで「白ロム」という単語を発見しました(上記図の一番上部のキーワードになります)。

その後、「白ロム」について調べて見ますと、携帯電話関連の専門語だということが分かり、さらに「赤ロム」「黒ロム」という専門語もあるということが分かりました。

このように検索クエリを確認すると思わぬ単語を発見することが出来、その単語が成果に繋がるケースもありますので、検索クエリはこまめに確認するようにしましょう!

➁配信URLやサイトを確認

→上記の商材を例にしますと、中古のiPhoneを買い取っていますが、配信URLを細部まで見ますと、中古でも壊れているiPhoneも買取が可能となっています。

そのため、壊れているという意味の「ジャンク」というキーワードがユーザーに引っかかりCVに繋がっています(上記の図では「+iPhone6 ジャンク 買取」というキーワードとなっています)。

「ジャンク」という単語の他には「水没」「ひび割れ」などのキーワードを登録しています。

第5章 まとめ

今回はロングテールキーワードについてお話してみましたがいかがだったでしょうか。
初めて聞いたよって方はぜひ試して頂きたい手法になります。

またロングテールキーワードは安いCPAで成果を獲得しやすいですが、検索ボリュームが少ない為、ロングテールキーワードだけでは配信がされないなんて事も起こりうるかも知れないので、2語の掛け合わせや1単語のキーワードも配信を行う必要があるかと思います。

ロングテールキーワードの作成方法などをお話ししてきましたが、毎日運用していく中で自分なりの方法を見つけることが大切です!