ディスプレイ広告の出稿を考えた時に、真っ先に選択肢に挙がるのがYDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)ですよね。
圧倒的なユーザー数を誇るYahoo!サイト上や、Yahoo!と提携している多数のWebサイトに広告を掲載出来るYDNは、Web広告プラットフォームの定番のひとつ。
そんなYDNにディスプレイ広告を入稿する時は、当然Yahoo!が定めている入稿規定を守ることが必要になります。
しかし、細かい入稿規定を毎回隅々まで確認するのは大変な作業。。。
そこで今回は、YDNの入稿規定を総まとめしましたので、ご紹介していきます。
目次
1. YDNとは?
入稿規定の確認に入る前に、YDNの概要を簡単にご紹介しておきます。
YDNとは、ヤフーが運営しているディスプレイ広告プラットフォームのことで、国内ではGDN(Googleディスプレイネットワーク)と並ぶ大手です。
幅広い層のユーザーが毎日利用しているYahoo!運営サイトに広告を掲載出来るのはYDNの大きなメリット。
また、国内向けに特化して展開されているプラットフォームのため、インターフェイスが分かりやすく、使い勝手が良いのも特徴です。
※YDNの表示例
2. YDNのバナーサイズに関する入稿規定
YDNで最もポピュラーなのは、バナー画像(あるいはバナー画像+テキスト)で表示されるタイプの広告です。
バナー画像を制作する時、必ず遵守しなければいけないのがバナーサイズになります。
YDNの入稿規定で定められているバナーサイズを以下の表で一覧にしていますので、参考にしてください。
これらのサイズをすべて用意するのは大変な場合もあると思いますので、そんな時は上記の表で赤字になっているサイズから制作するのがおすすめ。
この赤字のサイズなら、パソコンにもスマートフォンにも対応しているので、より多くのユーザー層にリーチ出来ます。
ちなみに、YDNやGDNのバナーサイズに関しては以下の記事で詳しく解説されているので、もっと知りたい方はチェックしてみてくださいね。
「ディスプレイ広告で必要な全バナーサイズと最低限必要なバナー一覧」
3. YDNのバナー・画像ファイルに関する注意事項
バナーサイズは最低限守るべき基本事項ですが、他にも確認しておきたい入稿規定は存在します。
最も気をつけるべきなのは、バナー画像のファイル形式と、ファイル容量です。
YDNのディスプレイ広告で利用出来るファイル形式は、「JPG(JPEG)・PNG・GIF」の3つ。また、ファイル容量はいずれも150KBまでとなっています。
なおGIFアニメーションも登録出来ますが、掲載出来るのはスマートフォン向けのみ。パソコン向け広告では対応していないので注意が必要です。
また、いわゆる「透過PNG」など、背景部分を透過した画像は使用不可なのも知っておきましょう。
4. YDNの「テンプレート広告」の入稿規定
YDNには、一般的なディスプレイ広告の他に、「テンプレート広告」というフォーマットも用意されています。
この「テンプレート広告」を使うと、あらゆるデバイスや掲載面のサイズに自動的に対応してくれる「レスポンシブ広告」を出稿可能。
テンプレート広告では、画像とタイトル、説明文(広告本文)をセットで登録する必要があります。
以下にYDNのテンプレート広告(レスポンシブ広告)の入稿規定をまとめました。
【画像】
・横長バナーのサイズ:1,200×628
・正方形バナーのサイズ:300×300
【タイトル】
・文字数:20文字以内
【説明文】
・文字数:90文字以内
5. GDNの入稿規定との違い
YDNを利用する際は、同時にGDNへの出稿も検討しているケースが多いと思います。
YDNの入稿規定はGDNと多くの面で統一されており、両者の入稿規定の違いを意識しすぎる必要はないでしょう。
一番注意が必要なのは、バナーサイズの違いです。GDNに比べると、YDNで使用可能なバナーサイズはやや少ないので、GDNで利用しているバナーが全てそのまま使えるとは限りません。
特に、GDNで最近主流となっている「336×280」のバナーはYDNでは使えないので気を付けてくださいね。
また、GDNのレスポンシブ広告では「1,200×628」が推奨バナーサイズとなっていますが、YDNのレスポンシブ広告では「1,200×628」は推奨値ではなく、規定の絶対値です。
6. まとめ
ディスプレイ広告の人気プラットフォームであるYDNは、GDNとともにもはや外せない「定番」となっており、触れる機会も多いと思います。
広告を出すにあたって、入稿規定をクリアしたクリエイティブを作るのは、避けては通れない道です。
YDNで広告を掲載する際には、ぜひ今回の内容をおさらいしてから入稿してくださいね!