リスティング広告を出稿出来る媒体の中でも、圧倒的な普及度と知名度を誇るのがグーグルアドワーズ(Google AdWords)です。
おそらくリスティング広告に携わっている方は、絶対に一度は使う媒体といっても過言ではありません。
しかしこれから基礎を学びたい初心者の方にとっては、「有名すぎて、今さら人に基本のことを聞くのも気が引ける……」というちょっと厄介なツールかもしれませんね。
そこで今回は、初心者の方に向けて、Google AdWordsの基礎知識を簡単にまとめてご紹介したいと思います!
目次
0.Google AdWordsとは?
そもそもGoogle AdWordsとは、Googleが展開している広告プラットフォームの名称で、「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」を出稿することが出来ます。
検索連動型広告というのは、検索サイトで検索結果ページに表示されるテキスト広告のことで、Google AdWordsではGoogleの検索結果ページの上部や下部に表示されます。
一方ディスプレイ広告というのは、様々なWebサイト上に表示される画像やテキストの広告を指します。よく聞く「バナー広告」もディスプレイ広告の一種です。
検索連動型広告もディスプレイ広告も、どちらも「リスティング広告」に含まれています。
Googleは大手サイトから個人ブログまで膨大な数のWebサイトと連携していて、Google AdWordsでディスプレイ広告を出稿すると、そうしたサイトに広告を配信することが可能になります。
1.Google AdWordsの特徴、長所
Google AdWordsの特徴的な長所としては下記の2点があげられます。
- クリックされた分だけしか課金が発生しない
- 広告をいつでも何度でも修正出来る
クリックされた分だけしか課金が発生しない
Google AdWordsは「クリック課金型」と呼ばれる広告媒体になっていて、実際にクリックされた分だけしか課金が発生しません。
つまりどれだけユーザーに広告が表示されようと、誰かがそれをクリックしない限り、1円も広告費がかからないのです。
そのため無駄な広告費が発生せず、少額からでも掲載をスタート出来るので、中小企業や個人でも気軽に広告を出すことが出来ます。
広告をいつでも何度でも修正出来る
Google AdWordsでは、出稿した後の広告を、いつでも何度でも自由に修正することが出来ます。
広告効果のレポートを見極めつつ、広告文の文言を微調整したり、見出しをブラッシュアップしたり、といったことがリアルタイムで簡単に出来るのです。
さらに、広告の修正だけではなく、配信の一時停止や再開なども自由に行なえます。
2.Google AdWordsの広告の種類
Google AdWordsでは、様々なタイプの広告を出稿することが可能で、代表的なものとしては下記の3つがあげられます。
- テキスト広告
- 画像広告
- 動画広告
テキスト広告
テキスト広告は、Google AdWordsにおけるもっともベーシックな広告タイプで、検索連動型広告は全てこのテキスト広告になります。
テキスト広告は基本的に「見出し」と「広告本文」からなっていて、併せて広告であることを示す「広告」マークと、リンク先URLのドメイン(表示URL)が表示されるようになっています。
画像広告
提携先サイトに表示されるディスプレイ広告の中で一番基本となるのが、画像広告です。
いわゆる「バナー広告」が、この画像広告にあたります。
テキスト広告に比べるとビジュアル面でのインパクトは増しますが、クリエイティブ作成のコストがかかってしまうという難点もあります。
動画広告
Google AdWordsの動画広告の一番の強みは、YouTubeに出稿出来ることだと言えるでしょう。
上記画像のような、YouTubeの動画本編が始まる前に挿入される動画広告や、動画再生ページのサイドバーなどに表示される動画広告は、実はGoogle AdWords経由なのです。
基本的に、ユーザーが30秒以上視聴しない限り課金が発生しないため、広告費の無駄を抑えることが出来ます。
3.Google AdWordsで広告を出稿する時の流れ
Google AdWordsで初めて広告を出稿する時の流れとして、大きく分けて3ステップに分けられます。
- Google AdWordsに登録する
- キャンペーンを作成する
- 支払い方法を設定する
詳しい出稿方法については下記記事を参考にしてみてください。
「Google Adwordsで広告を出稿する10ステップ」
①Google AdWordsに登録する
まずはGoogle AdWordsの登録を済ませてしまいます。
Googleアカウントを持っていない場合は、先にそちらを作成しておきしょう。
Googleアカウントにログインしたら、Google AdWordsの公式サイトに行き、トップページの「今すぐ開始」ボタンをクリックします。
それからメールアドレスやウェブサイトのアドレスを入力して、Google AdWordsの登録手続きを行います。
②キャンペーンを作成する
登録が完了すると、そのまま最初の広告キャンペーン作成画面に移動します。
ここで、予算や広告のターゲット、広告文などを順番に設定していきましょう。
全て入力したら、ページ最下部にある「保存して次へ」ボタンをクリックします。
③支払い方法を設定する
次のステップは、広告費の支払い方法の設定です。
ここで支払い方法の選択、支払い情報(カード番号など)の追加、請求先住所の入力などを行います。
全て定した後に「保存して広告を作成」をクリックすると最終確認のページが表示されるので、それを確認した上で、「保存して次へ」ボタンを押します。
最後に、確認のメールが登録したメールアドレスに送られてくるので、そのメールの中にあるリンクをクリックすれば、晴れて出稿完了です。
4.まとめ
いかがでしょうか。
グーグルアドワーズ(Google AdWords)は、インターネットを活用したマーケティングを行うのであれば、避けては通れない基本ツールです。
最初の内は覚える用語や操作が多くて、使い方を覚えるだけで精一杯だと思いますが、慣れてくればあなたの会社のWebマーケティング戦略を支える、非常に心強い味方となってくれるはずです。
初心者の方はぜひ、この記事でご紹介してきた内容も参考にしつつ、ちょっとずつGoogle AdWordsに慣れていってくださいね。