Facebook広告やTwitter広告など、SNS広告の活用は業種を問わず企業の間で一般的になってきました。
中でも比較的新しい存在と言えるInstagram広告は、ビジネスとの親和性の高さや女性ユーザーへのリーチのしやすさなどから、大きな注目を集めています。
Instagram広告にはいくつかの種類がありますが、中でも一番基本だと言えるのが画像広告です。
ただ、どのような画像の大きさまでなら良いのか、ファイル形式はどうすればよいのかなど、ルールを知らないと画像広告を出稿することは出来ませんよね。。。
そこで今回は、Instagram広告の画像サイズに関する規定や、Instagram広告の画像広告で成果を上げるためのコツについて、ご紹介していきたいと思います。
目次
1.Instagram広告の画像サイズに関する規定まとめ
Instagram広告におけるフィードの画像広告には、3つのフォーマットが存在します。
- 正方形
- 横長
- 縦長
正方形
正方形の場合、画像サイズ(解像度)は最低600px×600px以上となっていて、最大サイズは1,936px×1,936pxです。
アスペクト比は正方形なので1:1です。
最大ファイルサイズが30MB、ファイル形式はjpgまたはpngのいずれかになります。
最小画像サイズ | 最大画像サイズ | アスペクト比 | 最大ファイルサイズ | ファイル形式 |
600px×600px | 1,936px×1,936px | 1:1 | 30MB | jpgまたはpng |
横長
横長画像の場合、最小画像サイズ(解像度)は600px×315px、最大の画像サイズは両辺とも1,936pxまでです。
横長のアスペクト比はちょっと覚えづらいのですが、1.91:1となっています。
また、ファイルサイズとファイル形式は正方形と同じく、最大ファイルサイズが30MB、ファイル形式がjpgまたはpngとなっています。
最小画像サイズ | 最大画像サイズ | アスペクト比 | 最大ファイルサイズ | ファイル形式 |
600px×315px | 両辺とも1,936px | 1.91:1 | 30MB | jpgまたはpng |
縦長
縦長画像の場合は、最小画像サイズ(解像度)が600px×750pxで、最大の画像サイズは横長と同じく各辺1,936pxまでとなっています。
縦長のアスペクト比は4:5となっており、ファイルサイズは最大30MB、ファイル形式はjpgまたはpngと、こちらもまた正方形と同じになっています。
最小画像サイズ | 最大画像サイズ | アスペクト比 | 最大ファイルサイズ | ファイル形式 |
600px×750px | 両辺とも1,936px | 4:5 | 30MB | jpgまたはpng |
2.Instagram広告の画像広告で成果を上げるためのポイント
Instagram広告の画像広告で成果を上げるためのポイントとしては下記の3つがあります。
- クリエイティブのクオリティにこだわる
- 画像とリンク先ページのイメージを統一する
- ユーザーのフィードに溶け込むような画像を目指す
Instagramは他の広告媒体とは大きく異なる特徴を持っており、広告効果を上げていくためにはそうした特性を踏まえた上で、Instagram広告ならではの工夫をしていくことが必要です。
クリエイティブのクオリティにこだわる
Instagram広告において何より大事なのは、画像クリエイティブのクオリティです。
「インスタ映え」という言葉が世の中ですっかり定着したように、Instagramでは一般の個人ユーザーですら画像の可愛さや洗練度にこだわっています。
そうした中でユーザーの肥えた目を引き、興味を持ってもらうためには、クリエイティブをきちんと作り込む必要があります。
他の広告媒体で使っているバナー画像などをちょっと加工して再利用する、といったレベルでは、なかなかInstagramで高い広告効果を得るのは難しいでしょう。
数ある媒体の中からあえてInstagram広告を選び、そこで勝負するのであれば、多少労力やコストはかかってでも広告画像の品質にはこだわりたいところです。
画像とリンク先ページのイメージを統一する
広告の最終的なゴールは、ただリンクをクリックしてもらうということではなく、リンク先のページでコンバージョンしてもらうことですが、ここで考えておきたいのが、「広告画像とリンク先ページのイメージを統一しておく」ことです。
せっかくInstagram広告用におしゃれなクリエイティブを作ったとしても、そのリンク先がイメージにそぐわないゴテゴテとしたページであれば、Instagramに慣れた若いユーザーや女性ユーザーは違和感を覚えて、すぐに離脱してしまいかねません。
Instagramは、他のどのWeb媒体よりも「イメージ」「デザイン」「世界観」といった要素が物を言う媒体です。
リンク先ページは、広告画像のイメージやInstagramの世界観から大きく逸脱しないように心がけ、防げる離脱はきちんと防いでおきましょう。
ユーザーのフィードに溶け込むような画像を目指す
FacebookやTwitterなどその他のソーシャルネットワーキングサービスと比べ、多くのユーザーはInstagramのフィードをとてもパーソナルな空間として捉えています。
さらにInstagramのフィードには、個人・企業を問わず、ユーザーがこだわって撮影したおしゃれで上質な画像があふれています。
そんな中で、Instagramのフィードの雰囲気にそぐわない普通のバナー広告のような広告画像を流してしまえば、顧客獲得どころか、かえってユーザーの心理的反発を招いてしまう可能性すらあると言えるでしょう。
Instagram広告の画像クリエイティブを制作する時は、「その画像がフィードの中で場違いじゃないか?」を、ユーザー目線でしっかり確認するようにしましょう。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
現在もInstagramのユーザーベース拡大が続く中、Instagram広告はこれからますます存在感を増していくでしょう。
今のうちにInstagram広告での広告出稿を始めて、Instagram広告の運用やクリエイティブ作成の知見を蓄えておくことは、将来的に大きなアドバンテージとなるはずです。
皆さんもぜひ今回の記事でご紹介してきた内容を参考に、Instagramでの画像広告の出稿にチャレンジしてみてくださいね。