リステイング広告で目覚ましい成果を出す為には、入念なキーワード選定が欠かせません。
しかし、多くの企業様がこのキーワード選定をかなりラフにやってしまっており、中々結果が出ていないというのが現状です。
あなたはどうでしょうか?
もし、あなたが心当たりがあるようなら、今すぐにキーワードを見直してください。
キーワード選定をじっくりと行なった企業は、たとえ少ない予算でも高確率で質の良いアクセスを呼び込んでコンバージョンしています。
私達も、キーワード選定を見直しただけで、成果を倍増させたことも少なくありません。
そこで今回は、キーワードツールを使って集客出来るキーワードの探し方、考え方を簡単に出来る方法をご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
目次
まずはキーワードツールの基本設定をマスターしよう!
まず、Googleアドワーズのキーワードツールにアクセスします。そして、キーワードツールを使用する際は、必ずログインして表示項目を常に確認出来るようにしましょう。
こうやってログインをするとキーワードの検索数や競合難易度だけではなく、Google AdWordsの「おおよそのクリック単価」などを簡単に確認することが出来ます。
次に、キーワード選定をする前に必須のキーワードツールの基本設定を行いましょう。
以下の図を参考に、①「詳細オプションとフィルタ」を選択→②地域は「日本」、言語は「日本語」に指定→③次の候補と統計情報を表示で調べたいデバイスの選択を行いましょう。
次は、右下にある「表示項目」をクリックします。
ここをクリックすると、下記の様に表示項目を選択出来ます。
Googleにログインしている時としていない時では、表示項目に変化が出ます。ここでは「おおよそのクリック単価」「ローカル月間検索ボリュームの傾向」をチェックしましょう。
ログインしている場合
ログインしていない場合
ログインしている場合ログインしていない場合、たったこれだけで基本設定は完了です。
設定をして検索をすれば、おおよそのキーワード単価を知ることが出来ます。
今後もキーワードからの集客では欠かせないツールなので、基本設定は抑えておきましょう。
メインキーワードからキーワード候補を抽出しよう
さて、ここから実際にキーワードの選定を始めて行くのですが、あなたは、どのようなキーワードが、実際に商品の販売に結びつくキーワードなのかすぐに浮かんでくるでしょうか?
恐らく難しいですよね?私達もそれは同じです。
そんな時は、まず商品に関するメインキーワードのキーワード候補を見ることにより、一つ一つ需要を確認していきましょう。
メインキーワードとは、例えば化粧品を売りたいなら「化粧品」、スーツを売りたいなら「スーツ」が該当します。
それでは実際に、やり方を見て行きましょう。
例えば、下図のように部分一致で「化粧品」と検索するとキーワード候補が数多く表示されます。もちろん完全一致やフレーズ一致で検索しても良いです。
キーワードを探す参考としているので特に決めていません。部分一致にしている時がほとんどです。
ここで表示されているキーワード候補の中から、クリック単価や競合性を参考に対策すべきキーワードを見つけていきましょう。
①の部分をクリックすれば並び直すことが出来ます。
ここで調べた化粧品の場合はキーワード候補が800件も出てきました。この800件のキーワード全てに目を通して、反応が出そうなもののみを目視で地道に抽出していきます。
実際に実践してみると分かるのですが、これだけでも「どのようなキーワードがコンバージョンを生むのか?」や「どのようなランディングページであればコンバージョン率が高くなるのか?」などが分かってくるようになります。
もしかしたら、面倒臭い作業だと思われるかもしれませんが、手間を遥かに上回る結果が出てくるようになるので、「地道」に「コツコツ」行いましょう。
どれだけ手間を惜しまずに入念にリサーチ出来るかが成功の分かれ目になります。
URL検索でライバルサイトを丸裸にしよう
リスティング広告で結果を出す為の鉄則は、キーワード選定や、広告文、ランディングページ、オファーなど全ての面でライバルサイトを遥かに上回ることです。
つまり、ライバルサイトを徹底的に研究することが必要になります。
そこで、あまり知られていませんが、アドワーズキーワードツールには「URL検索」という機能があります。
これを使うと、ライバルサイトのURLを入れるだけで、ライバルサイトが使っているキーワードを見つけることが出来ます。
まずはチェックしたいサイトをいくつかピックアップしましょう。ピックアップしたらまずはURLを入力します。そうすると、入力したURLからキーワード候補が表示されます。
キーワード検索からの候補ではなくて、あくまでもURLから抽出されたキーワ―ドになります。
入力したURLを解析してくれるので、意外とキーワード検索から思いつかなかった穴場のキーワードが表示されることもあります。
もし、あなたの商品に合いそうなだと感じたキーワードなら積極的に取り入れてみましょう。
穴場キーワードを見つけてコンバージョンすれば独占することも出来ますね。
複合キーワードも徹底的に洗い出そう!
キーワードは細かくなればなる程、求めている本質に近いキーワードになります。
「化粧品 通販」よりも「化粧品 通販 激安」「美白 化粧品 通販」の方がキーワードが細かくなるので、本質に近いキーワードと言うことです。
キーワードツールでは単体キーワードだけではなく、複合キーワードからでもキーワード候補を見つけ出すことが可能です。
キーワードツールから見つけたキーワードや、考えだしたキーワードなどで検索してみましょう。
今までと同じように、一つ一つ目視をして、あなたの商品に対してコンバージョンが生まれそうなキーワードを全て抜き出しましょう。
ここで抽出した複合キーワードは、例え検索数が少なくても、高いコンバージョン率が見込めるものになります。
そうしたキーワードをどれだけ多く見つけられるかどうかで、リスティング広告のパフォーマンスは大きく変わります。
キーワードを組み合わせて超穴場ワードを探そう!
最後は、自分自身の頭でユーザーが検索しそうなキーワードを発見しましょう。
何故なら、キーワードツールを使うと、ある一定の検索ボリューム以上のキーワードが出てきますが、ボリュームが少ないキーワードはツールでは探し出すことが出来ないからです。
例えば、「水漏れ 東京」というキーワードで検索需要があれば、それ以外の地域名の検索がある可能性が考えられます。
「水漏れ 渋谷」「水漏れ 新宿」「水漏れ 池袋」…
このように、今まで調べたキーワードを参考にして、新しいキーワードをどんどん連想していくのです。
あなたがユーザーの立場に立って、「商品が必要となったらどのようなキーワードで検索するだろうか」とか、「どのような悩みを持った人が検索するだろうか」という視点で突き詰めて考えましょう。
そして、集客出来そうだと感じるキーワードを作成していきましょう。
私達の運用経験上、こうした検索ボリュームが少なくて、キーワードツールに表示されないキーワードは、最も高いコンバージョン率を叩き出します。
商品やサービスの内容やオファー、お客様の緊急度にもよりますが、ものによっては何と80%以上のコンバージョンを叩き出したりもします。
まとめ
このようにアドワーズキーワードツールを使うと、検索ボリュームがあるキーワードを確認することが出来るので、アクセスが集める為のPPC戦略を入念に調べることが出来ます。
そして、ここで抽出したキーワードをふくらませていくことによりコンバージョンに直結するようなキーワードをどんどん連想していきましょう。
キーワードリサーチは時間がかかる作業ですが、やるかやらないかによって、集客にも広告のパフォーマンスにも非常に大きな差が出ます。
広告を出稿する前に、地道な作業をどれだけ入念に、徹底的に行えるかによって、あなたがどれだけ広告から売上げを得られるかが決まります。