Instagram広告の基本となる4つのターゲティングを徹底解説!

FacebookやTwitterを中心として、幅広い人気を持つSNSには様々なサービスが存在しますが、中でも近年特にユーザーが増えているのがInstagramです。

「インスタ映え」という言葉も出来てしまうくらい、今一番ホットで注目度の高いソーシャルメディアだと言っても過言ではありません。

そんなInstagramで数年前に提供が開始されたInstagram広告は、当然Web業界でも注目の広告商品のひとつで、比較的新しい広告プラットフォームながら、参入する企業が相次いでいます。

今からでもInstagram広告を出してみようかと考えている方も多いと思いますが、広告出稿時に気になる部分の一つとして「ターゲティング」というものがあるかと思います。

そこで今回は、Instagram広告にどんなターゲティング設定があるのかを詳しくご紹介します。

1.Instagram広告で設定出来るターゲティングって?

Instagram広告では、ターゲティングのことを「オーディエンス」という名称で呼ぶことが多く、主なオーディエンス設定には4つの種類があります。

Instagram広告で設定出来るターゲティング

Instagram広告のターゲティングで特筆すべきなのが、Facebook広告との共通点が非常に多いという点。

というのも、Instagramは2012年にFacebookに買収されているため、広告出稿のプラットフォームもFacebookと共通になっており、広告設定はかなりの部分でFacebookと一致しています。

そのため、これまでに一度でもFacebook広告に触れたことのある方なら、比較的取っ付きやすい広告だと言えるでしょう。

2.Instagram広告のターゲティング①ユーザー属性ターゲティング

Instagramのターゲティングで一番の基本となるのが、「ユーザー属性ターゲティング」で、これには年齢、住んでいる地域、性別といった基本属性が含まれています。

ユーザー属性ターゲティングはどのような広告サービスでも含まれている一般的なものですが、Instagramならではと言えるのが、交際ステータス普段のライフスタイルなど、Facebookのデータを活かした詳しい属性指定が可能な点です。

他のターゲティングオプションを利用する場合でも、このユーザー属性ターゲティングは必ず併用して設定しておきましょう。

3.Instagram広告のターゲティング②インタレスト/行動ターゲティング

インタレスト/行動ターゲティングは、ユーザーの興味・関心や、オンライン上での行動をベースにしたターゲティングです。

「いいね」したページやFacebookでの様々なアクティビティを元にしているので、他の広告プラットフォームに比べて高精度だと言われています。

このインタレスト/行動ターゲティングも非常に細かい指定が可能ですが、ターゲットを絞りすぎると単価が高くなってしまったり、リーチ出来るユーザーのボリュームが少なくなりすぎたりしてしまうので、最初の内は程々にしておくのがコツかもしれません。

なお、Facebook広告専用のタグをサイトに設置することで、リマーケティングを行うことも可能です。

4.Instagram広告のターゲティング③カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、既存の顧客や、すでに自社と接点のあるユーザーにInstagram上でリーチ出来るターゲティングのことです。

2章と3章でご紹介した2つのターゲティングはもっとも基本的なターゲティングオプションで、ターゲティングにおけるコアの部分だとも言えますが、「カスタムオーディエンス」はより高度で、効力の高いものとなっています。

自社で保有しているメールアドレスなどの顧客リストをアップロードすることで、そのデータとInstagram上のデータが照合され、一致するユーザーのみをターゲティング出来る仕組みです。

カスタムオーディエンス

最新のキャンペーン情報などを常に顧客に届けることが出来るので、より強固な繋がりを作ることが出来、カスタマーエンゲージメントの向上にも役立ちます。

5.Instagram広告のターゲティング④類似オーディエンス

類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスでアップロードした顧客リストのデータや、Facebook上に蓄積されているデータを元に、既存の顧客層と類似しているユーザーをターゲティングすることが出来ます。

類似オーディエンスは、カスタムオーディエンスのパワーアップバージョンとも言えるターゲティング機能で、既存顧客層と似ている属性や特徴を持つユーザー層にピンポイントで出稿出来るため、当然より高い広告効果が期待出来ます。

Instagramの類似オーディエンス機能は、「精度が良い」と評判が高いFacebookのAIエンジンを利用しているので、基本属性ターゲティングなどと併用することで、効率的な広告掲載を実現出来ます。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。

Instagram広告のターゲティングは、Facebookに蓄積された細かいデータが活用されていることもあって、とても高精度です。

初めて触れてみると、通常のWeb広告ではあまり見かけない詳細な属性設定やオプションに、驚いてしまうかもしれませんね。

Instagramのユーザーベースは今も拡大し続けており、Instagram広告の存在感もこれからますます上がっていくと予測されています。

まだ出稿したことがない方は、ぜひこれを機にInstagram広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。