Instagramは、2017年10月現在、日本で2000万人以上の利用者を保有するSNSで、特に20代~30代の若い世代の女性がメインユーザーとなっています。
Instagram広告は、最低100円から運用可能となっており、その手軽さや流行具合から、これから広告出稿を検討している企業も多いかと思います。
そこで今回は、Instagram広告にかかる費用の目安と、課金方法について解説していきます。
また、Instagram広告で成果を出す配信方法についてもご紹介したいと思います。
目次
1.Instagram広告の費用
Instagram広告はセルフサーブ型の広告になりますので、予算や配信期間などを自由に設定することが出来ます。
好きな予算内で出稿出来ますので、とにかく認知拡大ということであれば月に10万円、100万円という単位で使うことも出来ますし、ターゲットを絞って成果を出したいといった方針であれば、設定方法によっては1,000円単位での運用も可能です(設定自体は100円から出来ますが、現実的な運用なら1,000円単位~になります)。
つまり、大企業だけではなく、スモールビジネスや短期間での運用にも活用出来るというのがInstagram広告の費用に関する特徴となります。
2.Instagram広告の4種類の課金方法
Instagramは下記4種類の課金方法があります。
- CPM
- CPC
- CPI
- CPV
それぞれどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
①CPM
CPMとは、インプレッション数に応じて料金が発生する課金方法になります。
広告がユーザーのフィードに1,000回表示されるごとに広告費がかかります。
この課金方法は、よりたくさんの人に広告を見てもらい、認知拡大をはかりたい時に向いています。
②CPC
CPCは、広告がクリックされる度に料金が発生する課金方法になります。
自社サイトやアプリダウンロードページへの誘導、商品購入が目的である時になどに向いています。
WEB広告の中でもスタンダードな課金方式で、よく使われるものです。
③CPI
CPIは、アプリがインストールされる度に料金が発生する課金方法になります。
アプリのインストールを目的としているキャンペーンに向いています。
InstagramはSNSの性質上、スマートフォンユーザーが非常に多く、アプリ広告との相性がとても良いので、使われることも多いです。
④CPV
CPVは、動画の再生時間に応じて料金が発生する課金方法になります。
動画のほとんどが再生される、または再生数が合計10秒以上になると広告費がかかります。
動画広告の場合、CPMかCPVの2種類から選択することが出来ます。
選び方のポイントは次の通りです。
- CPM:より多くの人にリーチさせたい場合
- CPV:興味が高いユーザーにしっかりリーチさせたい場合
3.Instagram広告の適切な予算
Instagram広告を初めて配信する場合、1ヶ月10万円程度の予算での配信をおすすめしています。
Instagram広告は少ない予算でも運用することが出来ますが、ユーザーの反応を見ながら広告のPDCAをうまく回していくには、10万円程の予算が適切になります。
1ヶ月の予算が10万円の場合、例えばセグメントを3種類プランニングし、各セグメント1日あたり1,000円ずつ配信することで、配信結果を見ながら最適なセグメントを見極め調整していくことが可能です。
上記の場合だと、セグメントCが最適だと分かります。
このように、特に初めてInstagram広告を出稿する場合は最適な訴求や、どのようなクリエイティブが良いのかなどを把握するためにも、少なめの予算でテストしましょう。
4.Instagram広告で成果を出すコツ
Instagram広告で成果を出すためのコツとして、下記のようなものを意識するとよいでしょう。
Instagram広告は、Facebookのユーザーデータを利用することが出来るため、Facebook広告の大きな特徴の一つでもある細かなターゲティング設定が出来ます。
ですので、宣伝したい商品やサービスを「どのような人物に配信したいのか」という人物像を具体的に決めること、そしてインパクトのある画像や動画を使ったクリエイティブが非常に重要なアプローチになります。
また、Instagram広告は「ハッシュタグ(#)」を広告に設定することが出来ますので、自社名を入れてブランドの認知拡大を狙ったり、検索されやすいキーワードを入れ込んでおくことで流入を狙うのもよいでしょう。
Instagram広告は4タイプありますので、商材やアピールしたい内容などによって最適なものを検討し、予算と兼ね合わせながら課金方法を選択しましょう。
Instagramでは、次の4タイプの広告を出稿することが出来ます。
- 写真広告:正方形または長方形の画像を広告として表示。
- 動画広告:最大30秒の動画を設定出来る。動作が重要になるゲームアプリなどに向いている。
- カルーセル広告:3枚~5枚の画像を一つの広告として設定出来る。ファッションブランドやクッキングアプリなど、シーンごとにアピールしたい商材向き。
- ストーリー広告:投稿されたストーリー内で、スマホ画面フル画像か15秒以内の動画を広告として表示。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
Instagram広告は、予算に合わせて運用出来るため、大企業だけではなく様々なビジネスで活用することが出来ます。
課金方法はCPM、CPC、CPI、再生課金の4種類がありますので、予算や広告のタイプ、配信する目的によって最適なものを選びましょう。