未経験からWeb業界に転職したいならチェック!実はWeb業界で役立つスキルや資格とは?

多くの業界において成長が伸び悩んでいる中で、今も順調に成長を続けているのはIT業界やWeb業界です。

これらは成長している分野なだけに、給与や待遇面も他の業界よりも高水準です。今後のキャリアプランを考えた時に、「Web業界でチャレンジしたい」「Web業界でもっと稼げるスキルを身に着けたい」そう思う人も多いのではないでしょうか。

そんな時多くの人がWeb業界への転職となると「難しそう」「未経験では無理」と考え、あきらめがちなのです。しかしそれは違います。

実はWeb業界には、異業種で身に着けた経験やスキル、資格を活かすチャンスもたくさんあるのです。今日は未経験からの転職でも、Web業界ですぐ活かせるスキルや資格をご紹介します。

意外な経験がWebマーケティングで役立った話

「未経験だから無理」と思っている人でも、実はWeb業界で大きな武器にできるスキルや経験をすでに持っているかもしれません。

Web業界、特にWebマーケティングの業界では多種多様なビジネスに携わるため、以前自分がいた業界と立場を変えて関わることも数多くあります。

例えば総務事務からWebマーケターになった人は、マーケティング自体は未経験でしたが、社会保険や給与計算などのサービスを販売するクライアントを担当した時に、以前の経験が大きく役に立ったそうです。
社会保険や給与計算の仕組み、担当者がどのような悩みを抱えているのかが、自分も担当者だったからこそよくわかったのです。

今後、あらゆるビジネスがWeb上でマーケティング活動を行うようになっていくので、ますますどんな経験でも活かせるようになるでしょう。

実はWeb業界で役立つスキルや経験9選

①元薬剤師が活躍中!医療・福祉系の国家資格

医療や福祉関係の国家資格を持っている人は、専門的なスキル・経験とWebマーケティングのスキルを組み合わせることで、大きく活躍できる可能性があります。
これらの領域で今後Webマーケティングの重要性が増すと思われており、またビジネスを理解するためにも専門知識の理解、業界の文化や仕組みを知っておく必要があるからです。

美容商品や健康食品の分野で、薬剤師からジョブチェンジしたコピーライターやマーケターが活躍するなど、以外なことに医療系とWebマーケティングの相性は非常に良いのです。

②ツイ廃歓迎!SNSやブログでの情報発信経験

資格でなくても、Twitterやインスタグラムが大好き、息をするようにツイートし、写真をアップしてしまう、あるいはブログを書いて情報発信するのが好き、そんな経験もこれからのWeb業界では役立ちます。

現代は、これまでにないほど人々が「文章でコミュニケーションを取っている時代」ですす。
そんな中で自分の言葉で情報発信できる人は、SNSを使ったマーケティングやコピーライティング、メディア記事・SEO ライティングなどで経験を活かせるでしょう。

③地味…だけど超重要。Excelやスプレッドシートのスキル

実はWeb業界では、Excelや Google スプレッドシートを使ってデータを整理したり分析したりする機会が多いです。
そのため、「データを入力する」などの簡単な作業だけではなく、関数やピボットテーブルを使用して欲しい情報を整理し、的確に取り出せるスキルが高いと重宝されます。

実際に一般事務からWebマーケティング会社に転職して、Excelの能力を発揮して分析系の業務で活躍し、最終的に広告・マーケティング業務まで担当するようになった人もいます。

もし今の業務でExcelやGoogleスプレッドシートを使っているなら、転職の準備としても関数やピボットテーブルまでは使いこなせるようにしておきましょう。

④5G時代が到来!簡単な動画の撮影・加工・編集経験

今後5Gの時代がやって来ることで、Web業界でも一層、動画コンテンツの重要性が増してくると考えられています。

「動画撮影といっても本格的なものじゃないから…」と思っている人でも、結婚式のムービーや仲間内で撮影した動画を作成したことがある人は多いのではないでしょうか。

実際、今Webマーケティングで使用されている動画には、高い技術を使用しているものは多くありません。まだやっている人が少ないので、価値が高いのが動画制作技術なのです。

⑤ちょっと触れるだけでOK!PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフト

PhotoshopやIllustratorというと、Webデザイナーが使うデザインソフトというイメージを持っていませんか。しかし、デザイナーという専門レベルでなくても、これらのソフトを少し触れるだけで、Webマーケティングの業界では役立ちます。

Web マーケティングの業務では、テストを行うために画像の一部を変更したり文字の一部を変更したりという作業が頻繁に発生します。

もちろん、本格的なデザイン変更などは本職のデザイナーに依頼して対応してもらうのですが、Photoshop や Illustrator をある程度使えることで、デザイナーに依頼するまでもない簡単な変更に素早く対応でき、テストを早く開始できます。

催し物のチラシを作成するとか、勤めている会社のサイトのために画像を加工するとか、簡単なことでもいいので経験しておくと、Web業界で働く時に役立つでしょう。

⑥相手目線で考えられる接客・営業の経験

Webマーケティングと言っても、パソコンと向かい合う業務ばかりではありません。
マーケティングを担当して支援する相手のクライアントがいたり、展開しているマーケティングの施策の向こうにはさまざまな感情やバックグラウンドを持ったユーザーがいのです。

接客や営業の経験がある人は、実際にクライアントやユーザーと接した経験から、「相手の目線でも物事を見る」マーケティングの最重要事項を体得している人が多いです。

その経験やマインドを発揮することで、相手の顔が見えないWebマーケティングの世界でも大きな成果を残せる可能性があります。

⑦行ってみる・やってみる!ミーハーで新しいもの好きな性格

スキル、というわけではありませんが、ミーハーで新しいもの好きな性格の人は、Webマーケティングの業界に向いています。

タピオカが流行っていると聞けばさっそく並んで飲んでみたり、人気のイベントがあると聞けば行ってみるなど、あなたも流行りものにのっかってみたことはないでしょうか。
その時々に世の中で流行っているものにアンテナを張り、実際に足を運ぶ行動力がある人は、変化の速い Web マーケティングの世界でもその性格を活かして活躍できます。

⑧海外の最新マーケティング情報がわかる英語力

Webマーケティングが最も進んでいると言われるのは、やはりアメリカです。
GoogleやFacebookなどの広告に関する最新情報も、まず英語で発表されたりアメリカで試してからその他の国で導入されることが多いです。

つまり英語を理解して、アメリカや海外で起こっていることが理解できれば、もうすぐ日本で導入される機能や施策、今後のマーケティングの傾向などが先取りできるのです。

Webマーケティング業界の変化が速くなるにつれて、情報収集の重要さが増してきました。英語で文章を読み解ける能力がある人は、 Webマーケティングの世界でもその情報収集能力を活かせるでしょう。また、もしかしたら今後は中国語なども役立つかもしれません。

⑨業務効率化の要。タッチタイピングのスキル

Web業界は一般的に業務量が多く、効率的な仕事の仕方が求められます。
効率的に仕事をするためには無駄な仕事をしないことと、1つ1つの仕事を早く完了する「作業スピード」が必要です。

そこでWeb業界では、タイピングのスピードも重要視されます。
タッチタイピングはもちろんのこと、スムーズにタイピングができることは業務を行う上で必要不可欠な技術なのです。

基準として、あるWebマーケティング会社では1秒あたりに5キーをタイプできるスピードが求められています。ただWeb業界に限らず、タイピングが速いことは業務スピードにつながりますから、転職予定に関わらず練習してスピードを上げておくのが良いでしょう。

あった方がいい代表的なWebマーケティングの資格とは

ここまでは、未経験の人でも知らないうちに身につけているかもしれないWebマーケティングに役立つスキルや経験を紹介しました。
もちろんこれ以外にWebマーケティング業界で持っていると便利な資格はあるので、代表的なものを2つ紹介します。

Google広告の認定資格

Google 広告のスキルショップにある教育プログラムを受講して試験を受けることで、Webマーケティングの基本的な施策であるGoogle広告について認定を受けることができます。

検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告や測定に関する認定資格があり、Web業界では入社後に取得を義務付けている企業も多いので、転職を考えている人はあらかじめ見ておくといいでしょう。

Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定試験

同じく、Webマーケティングの基本的な施策であるYahoo!プロモーション広告に関する専門知識を認定する試験で、ベーシックとアドバンストがあります。

※獲得したスコアによって名刺等で利用出来るロゴがもらえたのですが、2019年9月をもってプログラム見直しのために休止中となっています。

未経験でもすでに役立つスキルや経験を持っているケースは多い

未経験からWeb業界で働くといっても、このようにさまざまな業務経験やスキルが役立つ可能性があります。

他にも、前職で財務や法務を知っていたからクライアントに適切な助言ができた、広告の成果としても大きなものを残すことができたなど、前職の経験を活かしてWebマーケティングの分野で成果が出せた例がたくさんあります。

あなたがWebマーケティングについて「未経験」だったとしても、実はWebマーケティングと相性の良いスキルがすでに身についているかもしれません。Web業界に興味があるならすぐにあきらめないで、一度自分の持っているスキルの棚卸しをしてみてください。

また、もしそれでも現時点でなんのスキルもないと考えるのであれば、上にあげた代表的なWebマーケティングの資格を取得して転職活動をするのも良いでしょう。

どんな経験もマーケティングに活かせるように、Webマーケティング自体がさまざまなキャリアとかけ合わせて相乗効果を得やすいスキルです。
Web マーケティングを学んでおくことは、今後選択できるキャリアの幅を広げる意味でも非常に価値があるので、「未経験」からも積極的に転職先として検討をしてみてください。