20代が「このまま今の会社にいていいのか?」ともやもやしたらまず考えるべきこと

毎日働きながら、「ずっとこのまま同じ会社で過ごすのかな」とふと考えることは誰でもあります。

特に「自分のやりたいことじゃなかった」「10年後にどうなっているか想像できない」そんな思いがあると、退職や転職を考え出すこともあるかもしれませんね。

しかしそんな思いや勢いに任せて決断をしてしまうと、後悔したりあとでキャリアにおいて損をしたりする可能性があります。一度入った会社を離れるということは、やはり人生にとっても社会的にも大きな決断なのです。

今回はそんな「このまま今の会社にいていいのか」と思った時に、まずあなたが考えるべきことを紹介します。これらの内容をきちんと考えた上でどうするかを選べば、キャリアや人生において無駄な不利益を被ることはないでしょう。

そのもやもや、本当に転職で解決できる?

まずは自分が何に対して不安や不満を持っているのかを明確にしましょう。
あなたのもやもやの正体は何でしょうか?

  • 何年働いても何のスキルも身に着かない
  • 給与が安くて、昇給スピードが遅い
  • 足の引っ張り合いで人間関係が悪い
  • 休みが取れない・・・

最初に考えるのは、その不安や不満・悩みは本当に転職すれば解決できるのか、ということです。 あるいはかなえたい希望があるなら、それが転職で手に入るかということです。

この時に考えるべき3つのポイントをお伝えします。

考える時のコツは、自分の感情から切り離して客観的に考えることです。
自分が同じ内容の相談を人にされた時にどう答えるかというイメージで考えると、客観的な視点が得られやすいでしょう。

全部他人のせいにしてない?自分に出来ることはないか

まず考えるのは、自分が抱えている不安や不満を、他人や会社のせいにしていないかということです。

これは転職を考えた時に、最も注意して確認すべきポイントです。
なぜならこの考え方でいると、転職して新しい場所に行ったとしても、またそこで同じ問題を抱えてしまう可能性が高いからです。
その結果、どこかにあるかもしれない「何の不満もなく楽しく働ける職場」を探して転職を繰り返すようになってしまいます。

どんな仕事も思い通りにいかないことは多く、一緒に働く人を選べることも基本的にありません。

思い通りに行かない時も、それでも自分にできることはなんだろうと考え行動できる人、今の職場に対しても実際に行動した上での考えなら、転職を考えても良いと思います。そのような人は新しい職場では上手く行く可能性が高いからです。

あの業界の方が儲かる・・・かたよった情報に影響されていないか

こんな地味な仕事を辞めて、もっと華やかな稼げる仕事がしたい!
大学の同期が高い給料をもらっている。あの業界で働きたい!
このように、他の人と比較して自分の仕事が嫌になってしまっている人もいます。

しかし、その情報は正しい情報でしょうか。その業界は本当に華やかなのか、自分でも稼げる業界なのかと考えると、必要なスキルがあったり業務がハードだったりとそれなりの理由があるはずです。

実態をよく知らないまま、イメージだけで転職を検討すると「思っていたのと違った」とミスマッチを起こし転職に失敗する可能性が高くなります。

楽観視は危険。自分の市場価値を過大評価していないか

一般的に、転職は「若ければ若いほどしやすい」と考えられています。
それは企業が実際のスキル以上に向上心や成長意欲、ポテンシャルを見て採用するためです。つまり、この価値は年齢を重ねるごと少なくなっていくのです。

その代わり、転職市場で評価されるスキルが身についていれば良いのですが、そうでなければ、転職市場に出て行ったもののどこの企業からも求められないという悲しい現実を突きつけられるだけです。

確かに20代は比較的若いと言えますが、それでも後半になって全く何のスキルもキャリアもないという場合には「これまでどんな考えで働いてきたのか」という疑念を企業に与えかねません。

転職を検討する時は、自分の年齢やスキルについて楽観的になることなく、市場の状況も踏まえてシビアな目で見ることが必要なのです。

4回以上の転職は危険!デメリットの大きさも理解

また20代があまり危険性を認識していないのが、「転職回数」です。

転職のための選考をする際には、多くの場合まず履歴書やエントリーシートで候補者を選別するところから始まります。
その際転職回数が多いと、経歴や志望動機に寄らず足切りされてしまう可能性があるのです。

一般的には20代のうちに2回、それ以上の年代でも4回以上転職をしていると、転職回数が多いというイメージになり、「あまり長く働いてくれないかもしれない」と書類で落とされる可能性が高まります。

転職回数が多いために、いざ本当に働きたい企業が出来た時に書類も通してもらえないなんて悲しいですよね。

このように転職が一般的になった今でも、回数に関しては実際に不利益が存在します。
本当に転職したいときに転職ができなくなってしまうので、安易な転職は避けましょう。

転職しなくても仕事を充実させる方法はたくさんある

何となく仕事に対して抱えていたもやもやも、ここまで考えると、転職を本当にすべきかどうか明確になってきたのではないでしょうか。

では転職しない方がいいとなったら、もう今の会社で我慢するしかないのでしょうか。

そうではありません。ただ、どのような場合にも自分のスキルを身につけキャリアアップを目指すことは非常に重要です。転職しなくても、今いる会社の中で仕事を充実させることは可能なのです。実際にできることとしては以下のようなことがあります。

社内で別の部署・職種に異動を希望する

今やっている仕事が自分のやりたい仕事ではなかった、あるいは続けていてもキャリアアップにつながらないともやもやしている場合は、社内で希望の部署に異動を願い出てみてはどうでしょうか。

仮に却下されたとしても、聞き入れてもらうために必要な条件を確認すればいいのです。
この方法が最もリスクなくキャリアアップでき、自分の働き方を充実させられる方法でしょう。

ただそのためには、今の仕事で社内の信頼を築いておくことが必要になるでしょう。やはり手元の仕事を一生懸命やることが大事です。

自ら動いて環境を整える

職場の環境が悪い・人間関係が悪い、そんな場合は自分自身で働きかけて職場に変化を促すことも可能です。

そんなの無理だと思われるかもしれませんが、実際には自分以外にも多くの人が同じ気持ちで困っている可能性があります。そんな場合きっかけさえあれば環境は大きく変わる可能性があるのです。

もしそれで実際に環境を変えることができなかったとしても、「会社を良くするために自ら行動したこと」は転職活動の際にも評価される事項になるでしょう。

やりたいことには副業でチャレンジする

いきなり会社を辞めてしまうのではなく、副業として自分の強みを活かした仕事や好きなことを始めることもできます。

今は社会的に副業を推進する流れになってきています。 やってみたいことがあれば、業務以外の時間を使って取り組んでみましょう。給与以外の収入の柱を作れるかもしれません。

会社で副業が禁止されているという人もいるかもしれません。しかし最初は収益を発生させないとしても、見込み客リストの獲得や Web 上のコンテンツの準備など未来のために準備しておけることはあります。

実際に転職活動をしてみる

転職活動をするからといって、今すぐ絶対に転職しなくてはいけないわけではありません。

実際に転職情報を見ることで、どれくらいのスキルでどれくらいの給与があるのか、今活発に人材を募集しているのはどんな企業でどんな人材が求められているのかなど市場の状況がわかりますし、 自分の書類は通るのかなど転職市場での自分自身の価値も判断できます。

なりたい姿や、自分に足りないことを具体化させるにはいい方法です。

「絶対早く辞めた方がいい」会社とは?

退職を考える時は冷静にといったばかりですが、「絶対に早くやめた方がいい会社」もあります。それはいわゆるブラック企業とよばれるような企業で、勤めるほどにあなたからさまざまなことを奪っていく会社のことです。

残業代が出ない、休みが取れない…平気で法令違反する企業

従業員は労務を提供し、会社はその分の賃金を払うというのが雇用契約なのでこの2つは立場としては対等です。しかし実際には各種ルールを決めるなど会社の立場が強くなりがちであり、そんな中で従業員を守るために労働基準法などの法律が整備されてきたわけです。

しかし実際には、労働基準法に違反し、従業員を不利な条件で働かせている会社もあります。このような会社の場合、従業員がやめたらまた補充すればいいと思っているケースが多く改善が望めない上に、使い捨て意識なので育成のための研修などもなくスキルアップ・キャリアップにもつながりません。

このままでいいのか…と疑問に思うなら出来るだけ早く退職・転職する方がよいでしょう。

具体的には、以下のような点がチェックするポイントです。

・就業規則があり、従業員に周知されているか
・残業代が払われているか、賃金規則に規定されているか
・勤務時間中に法定の休憩時間が取れるか
・最初に聞いた労働条件と実際の条件に違いがないか
・有給休暇がきちんと取得できるか、休日は休めるか
・業務の内容に対して給与が著しく低い

過重労働やいじめ・・・心身の健康を壊す企業

先ほどの話にもつながりますが、働き続けることで心身の健康を害しそうな仕事も可能な限り早く辞めましょう。
現在の労働行政では、過労死レベルの時間外労働として月に80時間が目安となっています。時間外労働が多いと思ったら、自分の労働時間と比較してみてください。

また過重労働だけでなく、職場におけるいじめやセクハラ・モラハラなどによって人格を攻撃されたり、不当な扱いを受けている場合も、改善が難しそうなら可能な限り早期の転職をおすすめします。

この場合注意しなければいけないのは、真面目な人ほどぎりぎりまで耐えて頑張ってしまい、気づいたときにはもう会社を辞める気力も無くなってしまっているケースがあることです。
辞めることすら出来なくなってしまうほど追いつめられてしまうのです。

犯罪に巻き込まれる可能性も・・・反社会的な組織

気づかないで入ったものの、実は反社会的なビジネスを行っている企業だったというケースもあります。
例えば詐欺のような商材を扱っている、高齢者を騙しているビジネスなどの場合です。

良心の呵責もあるでしょうし、いつそれらの事件に加担したとされて自分が巻き込まれるかどうかも分からないので早くやめましょう。

転職に限らず20代は「今やるべきこと」に全力で

初めて入った会社が自分にぴったりで、そこでキャリアを積んでいくという人は少ないでしょう。そう考えると、今の会社に対して「本当に大丈夫なのか」と悩むのはむしろ当然であり、多くの人が同じ思いをしています。

しかし、20代をそんな不安な気持ちのままでもやもやしながら過ごすことは、非常にもったいないことです。
不安が大きくなった時、会社を辞めたいと思った時にこの記事の内容を1つ1つ自分に確認すれば、今本当にやるべきことが分かりやすくなると思います。

20代は多くの人にとって社会人としての基礎を作る時期です。またそれまでと違う環境で人間的にも大きく成長できる機会が多い時期なのです。

転職などで環境を変えるべきか、自分を磨くことに力を入れるべきか判断して、どちらにしても自分のキャリアや将来のために、積極的に動いていく20代にしてください!