リスティング広告を費用対効果良く運用をする上で重要なポイントになるのが、リスティング広告のタイトルや広告文のライティング(コピーライティング)になります。
リスティング広告を出稿していれば「クリック率も悪いし、コンバージョンも獲得が出来ない」と悩まれている人も多いと思います。
こんな時に取り組んでいただきたいのが、【タイトル】【広告文】の変更になります。
何故なら【タイトル】や【広告文】で、リスティング広告のクリック率やコンバージョン率が変わるからです。
当社での事例には、ランディングページを変更せずにタイトルと広告文を変えただけで、クリック率やコンバージョン率が改善したケースがあります。
そこで今回は、リスティング広告におけるライティング(コピーライティング)について、ライティングが必要になる項目や、重要な3つのポイントをご紹介します。
目次
0.リスティング広告でライティングが必要になる項目
ライティングが必要になるタイトルや広告文などが、そもそも何文字まで表示させることが出来るか確認しておきましょう。
Google AdWords広告でご説明させていただきます。
- 最終ページURL:広告が誘導するサイトURLを設定
- 広告文見出し1:広告タイトルです。15文字まで設定が出来ます
- 広告文見出し2:広告のサブタイトルになります。同じく15文字になります。
- パス:広告に表示されるURLの後ろに表示させることが出来るキーワードです。
- 広告文:広告の説明部分。40文字まで入力出来ます。
上記でライティング(コピーライティング)に差が出るのが【タイトル】と【広告文】になります。
1.タイトル・広告文で気を付けるライティングのポイント
タイトルや広告文のライティングで気を付けるべきポイントとしては、下記の3点があります。
- 分かりやすい文言を使用する
- 検索キーワードに台頭する文言をタイトル・広告文に入れる
- 色々な訴求ポイントを試してみる
分かりやすい文言を使用する
リスティング広告はその検索キーワードで調べた人なら誰でも目にする可能性があり、ペルソナで決めたような人物以外にも様々な人が目にしますので、難しい文言や専門的な文言は出来るだけ使用するのを控えましょう。
また、リスティング広告ではスマートフォンでの掲載がメインとなっている業界も多く、そうなると小さい画面で情報を読み取らなくてはなりませんし、そこに難しい言葉が書いてあるとクリック率も下がってしまいます。
さらに、タイトルや広告文に難しい文言や専門的な文言が記載されていると、リンク先も難しい文言ばかりで分かりづらいサイトだとイメージされてしまう可能性があります。
ですので、基本的には小学生でも分かるような言葉でタイトルや広告文を作っていく事をおすすめします。
検索キーワードに対応する文言をタイトル・広告文に入れる
当たり前ですが、タイトルや広告文に検索したキーワードは入れましょう。
出稿した広告を目にしたユーザーが、求めている情報がサイト内にあると思わせることが出来ます。
また、キーワードと広告文の関連性も高まり、品質スコアも高くなる可能性があります。
ですので、掲載順位を上げたり、クリック率を高める意味でも検索キーワードに対応する文言をタイトルや広告文に入れましょう。
色々な訴求ポイントを試してみる
リスティング広告は様々なサービスや商材で使われており、それぞれに合った訴求があります。
推しを一つと決めるのではなく、複数の角度をいろんな方法で推すことで訴求も複数出来、ユーザーの反応からどれが良い文章なのかを推し量ることが出来ます。
①価格型訴求
価格の安さや割引商品をアピールする際に使用します。
価格を重視しているユーザーに対しての訴求になります。
②数字型訴求
数字が入っているだけで目がいってしまい、簡単にイメージさせることを出来ます。
実数値を提示することでユーザーに興味を持たせ、クリックしてもらうような運びになります。
③限定型訴求
期間限定や数量限定の商品をアピールする際に効果があります。
「今しか買えない!」とユーザーに興味を持ってもらうことが出来ます。
④逃避型訴求
現状に不満を感じている、問題解決したいユーザーへの訴求です。
広告文に解決のヒントを入れるなど、工夫次第で効果的な訴求が出来ます。
⑤贅沢型訴求
商品の価格の安さを売りにする価格型訴求に対し、高級商品や高級サービスをアピールしたい時に使います。
質を重視するターゲットに効果的ですので、ペルソナに合う訴求を選んで、最も効果的なライティングを行いましょう。
3.リスティング広告のライティングに必要な情報
2章でご紹介したようなライティングをしていく上で、下記の情報が重要視されます。
- サービス、商品を理解する
- ターゲットを明確にする(ペルソナを作る)
- 自社の強みと競合他社の強みを比較
サービス、商品を理解する
サービスや商品の内容、特徴、メリットなどはライティングを行う前にきちんと把握してきましょう。
ただ把握するのではなく、そのサービスや商品のターゲットになりきってサービスや商品を理解する必要があります。
いきなりタイトルや広告文のライティングを行うと、結局何が伝えたいのか分からなくなってしまいますが、これを理解することで、ターゲットがサービスや商品を選ぶ上で重要なポイントなどが明確になります。
ターゲットを明確にする(ペルソナを作る)
WEB集客を行っている方であれば頻繁に耳にしていると思いますが、まずは現在までに購入していただいているお客様のペルソナを構築しましょう。
ペルソナとは、商品・サービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデルになります。
ペルソナを明確にしている企業様は実はそんなに多くないのですが、ペルソナを設定するのとしないのとでは成果が明確に違ってきます。
実際に実在しているかのように、年齢、性別、居住地、役職、年収、趣味、特技、家族構成、などリアリティのある詳細な情報を設定します。
上げていくときりがありませんが、上記のように人物像をリアルに設定していきます。
自社の強みと競合他社の強みを比較
次に自社の強みと競合の強みを調べて比較致しましょう。
まずは自社の分析です。
自社の分析が終わった後で、同じように競合他社を分析しましょう。
競合他社の強みや弱みが分かれば、他社にはないポイントなどが明確になりそれが強みとなることがあります。
また、競合他社を知ることによって自社の強みも知ることが出来ます。
分析にはQPC分析を使ってみてもいいですし、多人数で分析を行うのも効果的です。
QPC分析とは、品質(Quality)、価格(Price)、利便性(Convenience)の略で、3つを踏まえた上でターゲットに対してどのような価値が提供出来るかを分析することです。
QPC分析を行うと強みが明確になり、タイトルや広告文に入れるべき文言も明確になります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した内容は、リスティング広告上でのライティングで押さえておきたい基本になります。
ユーザーは、広告文やタイトルで商品やサービスを判断することが多いです。
ですので、商品を見てもらうためにも、この記事を参考にユーザーの心をつかむようなライティングをしてみてください。