ディスプレイネットワークの機能を理解せず広告出稿してしまい、失敗してしまった経験がありませんか?
しかし、機能を理解して設定を行えば大量のお客様を獲得することが出来ます。
もし、失敗した経験がある人、もっと多くのお客様を今すぐに集めたいのであれば、正しい設定方法を理解してするべきです。
そこで今回は、ディスプレイネットワーク運用する際に「このような事を事前に設定する事を検討すれば、より効果的に運用出来ますよ」という事例をご紹介します。
目次
1.検索ネットワークとのキャンペーン分けの検討
ディスプレイネットワークのキャンペーンを新規作成した場合、よく間違えてしまうのが「検索ネットワーク(ディスプレイネットワーク対応)」という、どちらのネットワークも配信対象にする種類で作成しているアカウントを見受けます。
初めて作成する場合は、よく分からないので「最も多くのユーザーに広告を表示出来ます」と記載があるので一番良い種類のように受け止めてしまうのですが、ここは注意してください。
「検索ネットワーク」と「ディスプレイネットワーク」を同一キャンペーンで管理してしまうと、後々の効果検証時にどちらが良い、悪い、という判断が非常に見分けにくくなります。
その為、基本的にはディスプレイネットワーク専用のキャンペーンを作成し、選択すべき種類は「ディスプレイネットワークのみ」で作成してください。
2.ムダになるであろう配信先の除外設定の検討
ディスプレイネットワークを運用した後に日々の調整で必要なのが「プレースメントのチェック」です。
どのようなサイトに表示されたのかをチェックして費用対効果が悪いサイトは除外していくのですが、あらかじめ不要なサイトは事前にURL除外する事も有効です。
例えば、下記のようなゲームの「ポケモン攻略サイト」などは、ほとんどの商材では属性が合いません。
※アプリやフリーゲームが商材だったら合うかもしれません
また、スマートフォン配信の場合は「アプリ配信除外」も検討します。
最近では弊社でも様々な商材をスマートフォン配信していますが、アプリへの配信先は非常に費用対効果が悪い傾向にあります。
その為、事前にプレースメント除外する事がほとんどです。
方法は簡単で「キャンペーンのプレースメント除外設定」でadsenseformobileapps.comを設定するだけでOKです。
※「初心者でもすぐに獲得単価を安くできる見落としがちな3つの設定方法」で設定方法を詳しく記載していますのでご確認ください
もちろんここから成約する可能性は0ではありませんが、予算が限られている場合は少しでもムダにならない為に事前除外を検討しても良いです。
3.1グループに入れるキーワードグルーピングの検討
以前のディスプレイネットワークは広告グループの中にあるキーワード群のグルーピングでどの配信先に配信するかをAdWordsのシステムが読み取っていたのですが、現在ではキーワードごとに配信先を決定する為、広告グループの中には出来るだけ同じようなキーワードだけを選定する事をおすすめします。
何故なら、後々の運用時に広告グループの名前を見ただけでその中にどのキーワードがあるかを判断して時間短縮を計りたいからです。
これでは成果を見る為に毎回キーワードの階層まで見分けなければならない為、非常に分かりづらいので、下記のように細分化します。
というように、関連したキーワード群で構成すれば、グループ名でキーワードの費用対効果が判断出来ます。
これがごちゃごちゃしてしまうと状況把握に毎回時間がかかってしまいますので、初期構築の際にあらかじめ整理して作成しましょう。
4.広告種類別の広告グループorキャンペーン分け
ディスプレイネットワークは、テキスト広告とバナー広告がメインで設定する広告ですが、同一グループに入れてしまうと、上記と同様に効果計測が非常に分かりにくくなります。
その為、ここも「テキスト広告」「バナー広告」というようにグループ分けをする事を推奨します。
アカウントによってはキャンペーンで分ける場合もあります。
5.コンバージョンユーザーの除外の検討
これはあまり使用している人が少ないと思いますが、ディスプレイネットワークで広告表示させる際、「以前コンバージョンしたユーザーには広告を出したくない」という場合に有効です。
設定は、ディスプレイネットワークの「ターゲティング方法」から「キャンペーン除外設定」の「インタレストとリマーケティング」からコンバージョンリストを選択するだけです。
※「初心者でもすぐに獲得単価を安くできる見落としがちな3つの設定方法」で設定方法を詳しく記載していますのでご確認ください
これで新規ユーザーだけに表示させる設定になります。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
このステップさえ間違わなければ、ディスプレイネットワークからお客様を多く集めることが出来ます。
ただ、管理方法や商材によっては除外の仕方などは大きく変わります。
あくまで一般的な商材を扱っている場合を例にして考えてみましたので、まずは参考にしてみてその後、ご自身の商材に当てはめて実践してください。