自社の採用活動で苦しんでいる企業は多いと思います。莫大な費用と多大な時間を浪費したのにあまり応募に至らなかった、そんなことも多いのではないでしょうか。
どの企業にとっても採用活動は非常に重要ですが、求人媒体も多くどの媒体が自社に適しているか未だに把握出来ていない企業様も多いのではないでしょうか。
今回は、SNS(Facebook広告)を活用して求人を行った企業様の事例を紹介したいと思います。
1.自社求人を広告で打つために準備すべきもの
まず、自社の採用活動に於いて、求人媒体以外を使用したいことが無い企業様は、採用専用のページをご用意して下さい。
理由としては明確で、求人媒体では求職者が見ているので、一気に複数社へエントリーをするユーザー・求職者が多く、ページへの拘りは求められていないことも多々あります。
私がこれまで見てきた求人媒体では、業種は違えど書いている内容は類似しており、掲載されている写真枚数も限りがあり、笑っている写真や複数人で会議やミーティングしている写真が使われていることが多いように感じます。
この中で差別化を図ることは、決して簡単ではないと当社も感じております。
もちろん、求職者が集まっている為応募総数は多いと思いますので、求人媒体を使用することは重要だと思います。
ただ、オリジナリティのある採用サイトをお持ちの企業様は、ぜひFacebookやTwitterなどのSNS広告を活用しても良いと思われます。
2.Facebook広告による採用で見えた適正層と結果
では実際に、採用活動をFacebookで行った企業様の事例を紹介致します。
今回、採用活動でFacebook広告を使用した企業様は「コンサルタント」「ディレクター」の採用を目的としており、ターゲットは新卒、第二新卒、30歳以下の募集要項でした。
理系・文系の指定はなく「前のめりな方」を強く募集されておりました。
本企業様にとっても求人媒体以外での施策は初めての為、採用専門サイトから構築を行っていただきました。先程例に挙げさせて頂いたようなサイトではなく、2ページほどサイトで配信を行わせて頂きました。
※CV地点はエントリーとして計測致しました
当初、集まるかも不安でしたが理系には理系向け、文系には文系向けのバナーを使用し訴求を行うことでCPC(クリック単価)も75円で配信することが出来ました。
もちろん、求人媒体でも60万円を投下すればそれなりの求職者からエントリーを募ることが出来ると思います。
しかし、Facebook広告などSNS広告を使っての施策は、それ以上の効果があると考えます。上記は、あくまで管理画面の計測数値の為、広告経由でCVしたユーザー数に限られます。
しかし、Facebookの場合「いいね!」や「シェア」をしたユーザーの友人にも広告が配信されていると想定されます。
この場合、広告ではなく一般ユーザーのシェアした投稿として配信されることがあり、広告としての扱いはなくなります。
そうなることで、広告費を払っていなくても勝手に拡散され、CVを発生させる可能性があります。
この場合、広告ではない為、当然管理画面上へのCVは計測されません。
また、当然ですが一度採用サイトを作ってしまえば、次回採用活動時も同様に出稿をすることが可能です。
Facebook広告で上記例のように採用活動を行う場合、Facebookユーザーの特性も理解をして行う必要がございます。
このように男女ともに配信を行いましたが、圧倒的に男性のリアクション(CV)が多い結果となりました。あくまで今回のデータになるのですが、同様な結果が複数社でも発生しております。
もちろん、女性を募集する場合でもFacebookは有効的ですが、Instagramなど違う媒体への配信も並行して行うことを推奨しております。
3.まとめ
今回は、Facebook広告を活用し、採用活動の支援をさせて頂きましたが、もちろんFacebookだけでなく、InstagramやTwitterなども有効な媒体だと思います。
年齢や性別、求める職種に応じて使用する媒体やプロダクトを選定していく必要がございます。
採用活動はどこの企業様にとっても重要なものであることは間違いないと思いますが、求人媒体が溢れている中で、どこの求人媒体で獲得が向いているのかはなかなか把握することが難しいです。
全ての企業様が今回ご紹介したFacebookを活用した採用手法でエントリーを増やせる訳ではございませんが、今後の採用活動の一環としても非常に有効なものであることは間違いないのではないでしょうか。