実際、弊社でもLINE Ads Platformに関するお問い合わせは、日に日に増えている状況です。
LINEはアクティブユーザーが圧倒的に多いSNSですので、Facebook広告やTwitter広告でリーチ出来なかった層に広告を出稿する事が出来ます。
この部分がLINE Ads Platformの最大のメリットであり、多くの方が取り組みたいと思う要因にもなっているのですが、デメリットに関してはあまり語られない部分でもあると思います。
そこで今回は、運用型LINE広告「LINE Ads Platform」を導入する前に知っておきたいデメリットを4つご紹介していきます。
1. 運用型LINE広告「LINE Ads Platform」とは
運用型LINE広告「LINE Ads Platform」とは、LINEのタイムラインやニュースフィード、提携している1,000以上の優良メディアに広告を出稿出来るサービスの事になります。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
日本でLINEを利用しているユーザーの数は7,000万人以上であり、日本の約55%の人が利用しているコミュニケーションツールとなりました。
これは日本の総人口に対する比率ですので、携帯を持っていないユーザーを含んでいることを考えると、どれだけすごい数字かが分かると思います。
LINE Ads Platformでは、こうした圧倒的なユーザー数を誇るLINEに広告を出稿する事が出来るので、Facebook広告やTwitter広告など、他のSNS広告ではリーチ出来ない層にもリーチが可能なのが特徴です。
2.運用型LINE広告「LINE Ads Platform」の4つのデメリット
- デメリット1.TwitterやFacebook広告と違い、拡散性が弱い
- デメリット2.ターゲティングが少し苦手
- デメリット3.審査通過のハードルが高い
- デメリット4.最低入札価格がある
デメリット1.TwitterやFacebook広告と違い、拡散性が弱い
LINE広告にはTwitterのリツイートやFacebookのいいね!等が無く、拡散性が弱いです。
その為、他のTwitter広告やFacebook広告と比べて、ブランド認知やエンゲージメントにはやや不向きな広告手法と言えます。
ただ、現在はハッシュタグなどがタイムラインの投稿に追加され、徐々に拡散性のあるタイムラインに変わってきており、これから広告自体も拡散性のある広告に変わっていくかもしれません。
デメリット2.ターゲティングが少し苦手
LINE Ads Platformは、ターゲティングが少し苦手です。
というのも、LINEのプロフィール欄に登録できる情報は名前と誕生日くらいしかなく、名前を実名で登録していたり、誕生日を書いているユーザーも多くありません。つまり、LINE上では正確なユーザー属性計測する事は極めて困難です。
そこでLINE Ads Platformでは、LINE上のユーザーの動きから性別や年齢・興味関心等を属性分けする「みなし属性」というものをメインで使用していきます。
みなし属性は、ユーザーのトーク等の機微情報を含まないLINE内での行動履歴(スタンプ購入履歴、LINE公式アカウント/LINE@友だち登録履歴)などを元に分類しており、精度が低いわけではありませんが、高くもありません。
あくまで私たちの独断と偏見ですが、狙った属性に対して広告配信は出来ていると感じています。
LINE広告ターゲティングの種類がこちらになります。
ターゲティングについては、下記記事で詳しくご紹介しています。
「運用型LINE広告(LINE Ads Platform)のセグメントとターゲティング手法」
デメリット3.審査通過のハードルが高い
LINE Ads Platformは、審査が非常に厳しく、必ずしも広告を出稿出来るとは限りません。
他の広告媒体(リスティング広告やFacebook広告等)であれば、最短即日で審査が終わり広告出稿できる事がありますが、LINE Ads Platformでは最短でも審査に数日はかかってしまいます。
これだけでも、LINE Ads Platformの審査がいかに厳しいかが分かるかと思います。
LINE Ads Platformは、広告の質を維持する為に審査基準を高めに設定している為、広告を配信すること自体が難しいというデメリットがあります。
LINE Ads Platformの審査に関しては、下記記事を参考にしてみてください。
「LINE広告(LINE Ads Platform)の出稿に必要な審査のすべて」
デメリット4.最低入札価格がある
リスティング広告やFacebook広告とは異なり、LINE Ads Platformには最低入札価格が存在します。
LINE Ads Platformでは、1円入札等を禁止しているという事になります(おそらく不必要な入札を避ける為だと考えております)。
ただ、基本的に1円で入札したところで広告は配信されないので、これに関してはそこまで気にする必要はないかと思います。
具体的な最低入札金額は下記表を参考にしてみてください。
LINE Ads Platformの広告費や最低入札単価については下記記事で詳しくご紹介しています。
「LINE広告の費用は?LINE Ads Platformの最低入札金額と実際に支払う費用」
3.LINE広告のメリット
ここまで、LINE Ads Platformのデメリットをご紹介してきましたが、もちろんメリットも多くあります。
簡単にご紹介すると、
〇LINEユーザー数が多く、また使用ユーザーのアクティブ率(1日1回以上の利用しているユーザーの割合)が高い
〇FacebookやTwitterなどのプラットフォームとは重ならない新規層にアプローチ出来る
〇LINE広告に参入している企業がまだまだ多いとは言えない為、先行者利益を得られる
などがあります。
詳しくは下記記事でもご紹介しています。
「LINE広告(LINE Ads Platform)を出すべき4つメリット」
4.まとめ
今回はLINE Ads Platformのデメリットを4つご紹介しました。
- デメリット1.TwitterやFacebook広告と違い、拡散性が弱い
- デメリット2.ターゲティングが少し苦手
- デメリット3.審査通過のハードルが高い
- デメリット4.最低入札価格がある
以前までLINE広告には最低出稿金額が存在していたり、特定のビジネスの審査が厳しかったり、広告出稿までのハードルが高く、出稿出来る企業が限られていました。
2017年4月に最低出稿金額が撤廃され、参入障壁がかなり低くなりました。
まだLINE広告を配信したことがない企業様は、これを機会に是非試してみてください。
LINE Ads Platformの出稿については下記を参考にしてみて下さい。
「運用型LINE広告(LINE Ads Platform)の広告費の目安と運用代行の流れ」