リスティング広告の運用するにあたってチェックすべき項目がたくさんあり、特に初心者の方は迷ってしまうことも多いのではないかと思います。
ただ、検索クエリーを気にすることである程度ユーザーを知り、広告の効果を高めることが出来ます。
そこで今回は、検索クエリーとは何かというところから、検索クエリーの確認方法、そしてその活用方法などをご紹介します。
1.検索クエリーとは?
検索クエリーとは、実際にユーザーが検索した語句の事です。
検索クエリーを確認することで、どのような検索ワードで広告が表示されているのか、そのワードでどのくらい広告がクリックされているのかといったことが一目で分かります。
「検索キーワード」と似ているので混同しがちですが、この二つには明確に違いがあります。
検索キーワードと検索クエリーの違い
検索キーワードとは、リスティング広告を出稿する側が設定する語句の事です。
例えば、広告出稿時に「スポーツシューズ おすすめ」というワードを登録したのなら、それが検索キーワードになります。
一方、検索クエリーはユーザー側が実際に検索している語句の事です。
例えば、あるユーザーが「スポーツシューズ 安い」という語句で検索して、そこに出稿中の広告が表示された場合、この「スポーツシューズ 安い」が検索クエリーになります。
検索クエリーは実際の検索語句なので、ユーザーのニーズを直接知ることが出来る貴重な情報だと言えます。
2.検索クエリーの効果的な活用方法
検索クエリーは、知る事が難しい「ユーザーの本当のニーズ」を把握出来るとても重要なものです。
活用方法としては下記の2つがあります。
- 無駄なキーワードを除外する
- 新しいキーワードを発見する
それでは、一つずつご紹介していきます。
無駄なキーワードを除外する
無駄な検索クエリーを対象外キーワードとして登録することで、予算を余分に消費せず節約することが出来ます。
例えば、大阪で開いているイタリアンレストランのリスティング広告を出稿する場合、「大阪 レストラン」というキーワードを部分一致で登録します。
出稿後、検索クエリーを確認すると「大阪 和食 レストラン」「大阪 フレンチレストラン」というような語句でも広告が表示されてしまっていることが分かったとします。
この場合、大阪にある和食のレストランやフレンチレストランを検索しているユーザーにも広告が配信されているわけですが、実際にはこの広告表示は無駄になってしまう可能性が高いと言えます。
ですので、このようなキーワードを除外することで、予算を無駄に消費する機会を減らすことが出来ます。
新しいキーワードを発見する
先程の例をここでも使用しますが、例えば「大阪 イタリアン ランチ」という検索クエリーのインプレッションが多く、広告のクリック率も良かったとします。
他の検索クエリーを見ていくと、「大阪 ランチ おしゃれ」などといったワードもインプレッションが多かった場合、ここから「ランチ」というワードに関する需要が高いという事が見えてきます。
つまり、「ランチ」という語句を含む検索キーワードを追加することで、より効率的にユーザーを獲得出来、クリック単価も抑えられる可能性があります。
このように、検索クエリーを活用すればユーザーの実際のニーズに合わせて新たなキーワードを発見することが出来たり、思いもよらないニーズやワードを見つける事も多々あります。
3.検索クエリーの確認手順
それでは実際に、Yahoo!スポンサードサーチでの検索クエリーの確認の手順をご紹介します。
①管理ページにログインし、「スポンサードサーチ」タブに移動
②画面上部の「キャンペーン管理」をクリック
③左カラムの「キャンペーン一覧」でチェックしたい広告キャンペーンを選択
④「キャンペーン概要」の下の「キーワード」タブをクリック
⑤「検索クエリーを表示」ボタンをクリックし「すべてのキーワード」を選択
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
検索クエリーの活用は、もっと効果的にユーザーにリーチし、リスティング広告にかかるコストを下げる為には欠かせません。
さらに検索クエリーはユーザーのニーズを如実に表したものですので、リスティング広告のみならず、実際のビジネスにも役立てることが出来ます。
ぜひ明日からでも、検索クエリーを日々の広告運用に取り入れてみてください。