最近、様々な媒体で動画広告を見る機会が増えてきました。
動画広告はインターネットCM等と呼ばれるようになっています。
日々進化しているインターネット広告業界ですが、今回は注目の動画広告の中でも、Facebookで利用されるFacebook動画広告の概要、課金種類、事例等をご説明していきます。
目次
1.Facebook動画広告の概要
Facebook広告で動画を配信した場合、最初は音量がオフの状態で自動再生されるので、必要であれば、字幕等を入れて動画を作成することになります。
動画広告は、基本的に認知拡大やブランディングを目的として配信するケースが多いですが、コンバージョンを獲得する事も狙えます。
また、Facebook広告では、30秒くらいの動画の成果がよく、どんなに長くても1分以内にすることがポイントとなっています。
2.Facebook広告キャンペーン目的「動画の再生」
Facebook広告で動画広告を配信する場合、通常は認知拡大を目的とし、「動画の再生」というキャンペーン目的を選択します。
「動画の再生」キャンペーンとは、10秒以上の動画再生を低コストで最大回数獲得出来るよう、適切なターゲット層に広告を表示します。
母数(再生数)を増やして、ブランド認知を高めるイメージです(指名系キーワードが増えるなど)。
「ブランド認知度アップ」も使われる
動画広告では「動画の再生」がキャンペーン目的として使用される割合が多いですが、「ブランド認知度アップ」を使用するケースもあります。
「ブランド認知度アップ」とは広告に関心を示し、広告が記憶に残りそうな人を自動的に探しだして広告を表示し、「推定広告想起リフト」という指標を最適化するように配信されます。
推定広告想起リフトとは、広告で配信された商材をユーザーが思い出す度合いを、Facebookが独自のアルゴリズムで算出しています。
もちろん、この指標はあくまで推定ですので、参考までに見ておくと程度と考えておきましょう。
3.Facebook動画広告の課金方法
「動画の再生」キャンペーンでは、CPMとCPV(10秒再生)という2つの課金方式を選択する事が出来ます(その他のキャンペーンでは、CPMのみ選択可能です)。
CPMは、広告を1,000回表示する際に発生するコストであり、CPV(10秒動画再生)は10秒再生する毎に課金される課金方式になります。
下記の計算方法で求める事が可能です。
CPM
「広告コスト / 表示(インプレッション)数 × 1000」
CPV
「消化金額 ÷ 動画の10秒間再生回数」
CPV課金の定方法
CPV課金は「動画の再生数を増やす」というキャンペーンでのみ使用出来ます。
広告セットを作成し「請求のタイミング」の選択欄で「その他のオプション」を選択し「10秒以上の動画再生」のラジオボタンを選択すると、CPV課金方式になります。
4.動画の再生単価(事例)
動画の再生単価は、100円~150円が相場になります。
※10秒の再生単価になります
弊社の事例をいくつかご紹介すると、再生単価は次のようになります。
女性用美容グッズ:再生単価150円
女性用美容商品 :再生単価60円
オフィス紹介 :再生単価200円
5.動画広告でもコンバージョンは獲得出来る
冒頭でもご紹介しましたが、実はコンバージョン目的で動画広告を配信することも効果的です。
特に、ここ1~2年は動画広告による成果が向上しており、通常広告より動画を使って広告を配信したほうがコンバージョン数や獲得数が優れているという案件も少なくありません。
最後に1つだけですが、弊社の事例をご紹介しておきます。
不動産業界で無料問い合わせを獲得する広告を配信していたところ、通常のバナー広告で獲得単価が5,000円であったのに対し、動画広告では1,500円で問い合わせを1件獲得することが出来ました。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
これからも様々な媒体や、課金方法などが出てくると思います。
常にアンテナをはって、クライアント様に最適な提案が出来るようにしていきたいですね。