リスティング広告ではオークション制で、広告の掲載順位が決まっています。
オークション制と聞くと、お金を多く持っている人(会社)が有利な気がしますが、お金とは別に品質スコア(インデックス)というものも関係しています。
お金と品質スコアから広告ランクが決まり、掲載順位は決まっていくのですが、この仕組みがちょっと分かりにくいんですよね…。
そこで今回は、広告ランクと掲載順位の仕組みについて詳しくお話ししていきます。
広告ランクが分かれば、リスティング広告の基本はばっちりです。
1.広告ランクとは
広告ランクとは、入札金額と品質スコアの掛け合わせで決まる「広告の優先度」になります。
広告ランクの計算方法はとても簡単で、
「入札金額×品質スコア=広告ランク」
という式で簡単に求められます。
広告ランクが高い広告から、掲載順位が高くなっていきます。
※4社で争った場合
2.入札金額と品質スコア
広告ランクがよく分からないという方の多くは、この入札金額と品質スコアがよく分からないというケースが非常に多いです。
ここからは、それぞれの仕組みについてお話ししていきます。
入札金額
入札金額は、入札額と言われる事がほとんどで、キーワードの入札単価の事になります。
「入札金額=入札単価=1クリックで支払うマックスのお金」になります。
入札金額には、1クリックで支払っても良い金額を設定するようにしましょう。
極端な話、支払えるのであればいくらでも高値をつけられるのがこの入札金額になります。
品質スコア(品質インデックス)
品質スコアとは、広告の質の事で、簡単に言うとキーワード、広告文、LPの関連性で決まります。
キーワードとは、検索キーワードのことで、ユーザーが検索したキーワードと広告の内容がマッチしているのかどうかを判断しています。
広告文・LPに関してもまったく同じことが言え、ユーザーの意図と広告の内容がどのくらいマッチしているのかを、この品質スコアで表しています。
品質スコアがあるおかげで、リスティング広告が単にお金のある人や会社の広告に独占されることなく、ユーザーにとってよいものが表示されるようになっています。
品質スコアについては、下記の記事を参考にしてみてください。
「品質スコアを改善し、低予算で顧客を獲得するための5つのポイント」
3.クリック単価の決まり方
リスティング広告で実際に支払うクリック単価は、入札金額とは違い広告ランクと品質スコアを使って算出されます。
計算式は次のようになります。
例えば、先ほどの表のC社が支払うクリック単価は、76円になります。
4.まとめ
広告ランクは、キーワードの入札金額と品質スコアの掛け合せによって決まり、広告ランクが高いほうが掲載順位は高くなります。
また、広告ランクと品質スコアによって、自社が支払うクリック単価や競合のクリック単価が変わってくる為、掲載順位以外でも重要になります。