Twitter広告を運用する方にとって、ターゲティングは非常に重要な部分であり、これにより広告の成果が決まるといっても過言ではないです。
ただ、Twitter広告には様々なターゲティング方法があり、その一つ一つの特徴を掴み切れていない方も多くいらっしゃいます。
そこで今回はTwitter広告のターゲティング方法の一つ、「行動ターゲティング」にスポットを当ててみました。
この記事では、行動ターゲティングの概要や設定方法、また使用する時のコツなどをご紹介します。
目次
1.Twitter広告の行動ターゲティングって何?
Twitter広告の行動ターゲティングとは、Twitter「以外」のサイトでのショッピング履歴などの行動を基にユーザーを絞り込むターゲティング手法の事になります。
ユーザーが普段行っている消費行動のデータを用いる為、ターゲティングの精度は非常に高いと言われています。
例を出すと、30代の女性向けに化粧水を売りたいのであれば、他社の30代女性向け化粧水や、特定のコスメアイテムを既にオンラインで購入したことのあるユーザーにだけ広告を配信することが出来ます。
これにより、ごく自然に興味のあるユーザーにアピール出来ますし、普段から購入しているものなので、広告費を無駄にすることもありません。
日本ではまだ未対応
残念ながらこの行動ターゲティングは、日本市場向けのキャンペーンに対応していません。
2017年10月現在、行動ターゲティングはアメリカとイギリスでのみ利用することが出来ます。
ただ、アメリカかイギリスを対象とした広告であれば日本からでも行動ターゲティングを利用することは可能ですし、今後、日本の市場に対応することは十分に考えられることなので、覚えておいても損はないでしょう。
2.行動ターゲティングの設定方法
それでは次に行動ターゲティングの設定方法についてご紹介します。
- 「広告マネージャー」にアクセスし、新規キャンペーンを追加
- 「新しいキャンペーン」ページのターゲティングセクションに移動
- 「ユーザーの行動履歴」をクリックし、対象国(アメリカかイギリス)を選択
- 「カテゴリーを見る」からカテゴリー一覧画面を開く
- ターゲティングしたい項目を選択し、「完了」をクリック
1.「広告マネージャー」にアクセスし、新規キャンペーンを追加
まずは広告マネージャーにアクセスし、新しいキャンペーンを作成します。
2.「新しいキャンペーン」ページのターゲティングセクションに移動
新しいキャンペーンの下部にターゲティングセクションがあるので、そちらへ行きます。
3.「ユーザーの行動履歴」をクリックし、対象国(アメリカかイギリス)を選択
ターゲティング出来る国はまだ2つしかありませんが、ここで対象となる国を選択します。
4.「カテゴリーを見る」からカテゴリー一覧画面を開く
「カテゴリーを見る」をクリックするとカテゴリー一覧が見られるようになります。
5.ターゲティングしたい項目を選択し、「完了」をクリック
そこから項目を選択し、完了ボタンをクリックします。
あとは、ターゲティングオプション以外の設定をしていけば、出稿完了です。
3.行動ターゲティングを使用するときのコツ
行動ターゲティングを使用する時のコツとして下記の2つがあります。
- 基本的なターゲティングと併用する
- 関連するアイテムも選択する
基本的なターゲティングと併用する
行動ターゲティングを使用する際は、他の基本的なターゲティングオプションと併用するようにしましょう。
基本的なターゲティングオプションというのはデモグラフィックターゲティングのことで、あらかじめ、これらのターゲティングで基礎的な条件を絞っておくことで、無駄のない効率的な広告配信が可能になります。
デモグラフィックターゲティングについてはこちらの記事にて詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。
「Twitter広告のデモグラフィックターゲティングの概要と活用方法」
関連するアイテムも選択する
行動ターゲティングの設定でアイテムを選ぶ時は、一つだけではなく、いくつか関連するアイテムも併せてチェックしてみましょう。
例えば、家族連れの外国人観光客がメインターゲットのホテルを宣伝したいと考えた場合、「International family travelers(ファミリー層の海外旅行者)」のみならず、「Family vacations(家族旅行)」や、「Hotel website(ホテルのウェブサイト)」なども選択します。
ただし、増やし過ぎても逆効果ですし、関連性の薄いアイテムを選択しても意味がないので、注意しましょう。
4.まとめ
日本市場向けには今のところ対応していない為、まだあまり私たちには馴染みのない行動ターゲティングですが、インバウンド関連のキャンペーンではとても重宝しますし、これから日本市場向けに展開されていくということも十分考えられます。
この記事を参考に、行動ターゲティングの基礎を押さえてみてください。