Twitter広告でリマーケティング広告を配信する際に利用するのが、テイラードオーディエンスターゲティングになります。
テイラードオーディエンスターゲティングは、高い効果が期待出来るターゲティング手法ですので、Twitter広告を配信する際は、必ず設定しておきいつでも使用出来るようにしておきましょう。
今回は、そんなテイラードオーディエンスターゲティングの概要と設定方法をご紹介していきます。
目次
1.Twitter広告のテイラードオーディエンスターゲティングとは?
テイラードオーディエンスターゲティングとは、「ユーザーのサイト訪問履歴」や「自社保有リスト」などを使って広告配信をするターゲティング手法であり、いわゆるリマーケティングと呼ばれるものになります。
テイラードオーディエンスターゲティングでは、自社商品に興味を持ってくれたユーザーや、繋がりのあるユーザーに広告を配信するので、高い効果が期待出来ます。
2.Twitter広告のテイラードオーディエンスターゲティングの3つの種類
テイラードオーディエンスターゲティングには、次の3つの種類があります。
- 自社保有リスト
- Webサイトの訪問履歴
- アプリの利用データ
自社の保有リスト
1つ目は、自社で保有している顧客リストを使ってターゲティングを行う手法になります。
「自社で保有している顧客のメールアドレスや電話番号」と「ユーザーがTwitter上で使用しているメールアドレスや電話番号」が一致した場合のみ、広告を配信する事が出来ます。
保有している全てのリストに対して広告を配信出来るわけではないので、その点は注意が必要となります(だいたい1,000件〜3,000件のリストがあると安心です)。
また、このターゲティング手法は他の広告媒体でも使用出来、高い成果を出すことが出来る手法ですので、保有リストがあれば試す価値は十分にあります。
Webサイトの訪問履歴
2つ目は、自社のWebサイトを訪問したことのあるユーザーを特定し、ターゲティングを行う手法になります(いわゆるリマケですね)。
Webサイトの訪問履歴をもとに広告を配信する為には、Twitter側で用意されている専用のタグをWebサイトのコードに設置しておく必要があるので、注意が必要となります。
リマーケティングは、どの広告媒体でも高い成果が見込める配信手法ですので、Twitter広告を配信する際は必ずタグを設置するようにしましょう。
アプリの利用データ
3つ目は、自社のスマホアプリをインストールしたユーザーや、アプリ上で会員登録したユーザーにターゲティングを行う手法になります。
アプリの利用データを利用するので、Webサイトではなくアプリ上にトラッキングコードを設定しておく必要があるので、注意が必要となります。
Twitterはモバイルユーザーの比率が高い為、このターゲティングオプションとの相性は抜群だと言えます。
3.Twitter広告のテイラードオーディエンスターゲティングの使い方
先ほどもご紹介しましたが、テイラードオーディエンスターゲティングは、他の広告媒体でも高い効果が期待出来る配信設定であり、Twitter広告においても高い効果が期待出来ます。
ですので、自社で利用出来るターゲティング設定があれば、すべて活用出来るように準備を進めておくことをおすすめします。
その為、特別な使い方があるわけではなく、配信可能なリストが貯まり次第、広告配信する事を開始するようにしましょう。
唯一注意点を挙げるとすれば、設定したタグが間違えてしまっていると、リストを無駄にしてしまう事があるので、タグ設定が正常に出来ているかの確認は必ず行うようにしましょう。
次から、テイラードオーディエンスターゲティングの設定方法は、先程ご紹介した3つの種類のターゲティング手法の設定方法をご紹介していきます。
まずは、自社で保有しているリストを使う方法からご紹介していきます。
4.保有リストを使う場合
自社で保有しているリストを使うためには、次の2つの事を行う必要があります。
- リストを作成
- リストをアップロード
①リストを作成
まずはターゲティングに使用する顧客情報リストを作成していきます。
対応ファイル形式は.txtか.csvで、ファイルサイズは最大で5GBまでと定められています。
電話番号やメールアドレス、あるいはTwitterユーザー名などの情報に対応しており、各データはカンマか改行で分けていきます。
また、プライバシー保護の観点から、このリストは500人以上のTwitterユーザーとマッチしている必要があるため、少なくとも1,000件〜3,000件以上のデータを準備するようにしましょう。
②リストをアップロード
リストが完成したら、次はアップロードです。
Twitterの広告マネージャーにアクセスし、画面上部の「ツール」をクリック。そして「オーディエンスマネージャー」を選択しましょう。
オーディエンスマネージャーに移動したら、右上の「新しいオーディエンスを作成」ボタンを押し、「独自のリストをアップロードします」をクリックします。
すると、アップロード画面が開くので、リストの名前とデータの種類を設定し、ファイルをアップロードします。
アップロード後、数時間程度でターゲティング準備完了のメールが届きますので、そのメールが届けば自社のリストを使って広告配信が出来るようになります。
5.サイト訪問履歴を使う場合
最初にTwitterの広告マネージャーで、オーディエンスマネージャーにアクセスします。
アクセスしたら、右上の青いボタンをクリックし、「ウェブサイト訪問者を収集するためのタグを作成します」を選択します。
詳細画面でタグの名前やルールを設定し、保存します。
すると、ウェブサイト用のタグが表示されるので、コピーしてサイトの<head>タグ内に設置すれば完了です。
※コードが表示されない場合は、ツールメニューの「コンバージョン」から確認出来ます
6.アプリデータを使う場合
広告マネージャー内のオーディエンスマネージャーで、右上のボタンから「モバイルアプリユーザーの特定リストを作成する」をクリックします。
出てきた画面で、利用するモバイル測定ツールを選択します。
※Twitterと連携している外部の測定サービスを使う必要があります
あとは、測定ツール側での操作となります。サービスごとに手順が違いますので、詳しくは利用する測定ツールのヘルプページなどを参照してください。
7.まとめ
今回は、Twitter広告のテイラードオーディエンスターゲティングについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
最初はやや敷居が高いように感じられるかもしれませんが、広告効果を最大化していく為には、積極的に活用してほしいターゲティング方法です。
Twitter広告でなかなか思うような効果が出ないとお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。