新卒として就職し社会人になったものの、自分の思っていた生活とは違った・・・これからのキャリアに不安があるなど、多くの20代社会人は仕事の悩みや不安を抱えています。
就職活動の時に自己分析やリサーチを十分にしていたとしても、実際に社会に出たことで 初めて知ったことや理解したことも多いでしょう。今後の事を考え、20代から転職を意識する人もいると思います。
この記事では、そんな転職を考えている20代向けに「 Web 業界への転職」をお勧めします。というのも20代という若い世代にとって、 Web 業界への転職には他の業界では得られない様々なメリットがあるからです。
転職するかどうか、あるいはどの業界に転職したらいいか悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてWeb業界への転職を検討してみてくださいね。
目次
20代の転職にWeb業界をおすすめする7つの理由
①茶髪やネイルもOK。他の業界より自由だから
一般的な会社では、就業時の身だしなみや服装について厳しいルールが設定されている場合があります。
例えばネイル禁止、過度な染髪禁止などのルールを設けている会社は多いでしょう。
しかし Web 業界は新しい企業が多く年齢的にも若い人が多いことから、これらのルールに寛容であり、成果を出せるなら見た目や働き方にこだわらないという会社が多いです。
あるWebマーケティング会社では、アロハシャツのような派手な服装のマネージャーや、爪を伸ばして美しいジェルネイルで固めている女性、髭を長く生やしている男性など、非常に個性豊かなメンバーが勤務しています。また、集中したい時には音楽を聞きながら作業できるなど自分にあったスタイルで業務を行っています。
もちろんお客様に応対する時は、不快感を与えないために身だしなみを整える必要があるのですが、社内での業務が中心の場合には服装は自由とのことです。
このようにWeb業界には、他の業界より自由な感性や個性が受け入れられやすい空気があります。20代ならではの新しい発想や自分自身の個性を発揮するチャンスもあるでしょう。
特に今の会社に入社してもみたものの、堅苦しいルールや会社の文化があまり合わなかったという場合にはWeb業界がお勧めです。
②業界が成長していて平均給与が高いから
2018年に電通が発表した日本の広告費のデータによると、テレビや新聞などのマスコミ四媒体広告費が4年連続で前年度を割り込んでいるのに対し、インターネット広告費は5年連続で二桁成長をしています。
このように成長している業界なだけあって平均給与も高く、Webマーケティングを代行する広告代理店の場合、平均的な年収は以下のように考えられます。
→平均年収 約350~400万円
3年目から5年目くらいまでの中堅社員
→平均年収 約500~700万円
マネージャー
→平均年収 約700万円~1,000万円
もちろん実際の業務内容によって左右されますが、民間企業で働くサラリーマン全体の平均年収が約432万円であることや、また年齢層が低い業界だということを考えると、若くから高い水準の給与を得られる仕事だと言えるでしょう。
③今なら未経験の20代でも採用されやすい時期だから
Web業界は毎年着実に成長していますが、その成長に人材の供給や育成が追いついておらず人材不足の状態といえます。
つまり人材不足ゆえに今のWeb業界では、未経験であっても成長意欲や人柄を見た、ポテンシャル重視での採用が多く行われています。
そもそもWeb業界ではその業務内容からも、豊富な経験や実績のあるベテランではなく、新しいことをどんどん覚えて成長してくれる20代の人材を求める傾向があります。
少子高齢化という人材確保が難しい背景もあり、今がWeb業界に未経験で転職するチャンスなのです。
④結婚・出産しても活躍!女性でもキャリアが築けるから
20代の女性の場合、しばらくは働くつもりでも将来的には結婚や出産をしたいと考える人も多いでしょう。
一般的な企業の場合、採用しても妊娠や出産で産休育休を取得して業務を離れたり、退職する可能性があるとして20代女性の転職が難しくなるケースもあるようです。
女性の結婚や出産に関する制度が充実しているというと大企業をイメージする人が多いかもしれませんが、実はWeb業界でもこれらの制度はかなり広まっています。
Web業界では優秀な女性社員に長期的に働いてもらうため、その人に合わせた新しい制度を作るなど女性の妊娠や出産をサポートしている会社も多くあります。
これは仕事の性質としてPCがあれば会社でなくても業務ができ、リモートワークなども行いやすいということと、 ベンチャー企業が多く新しいケースには制度設計から柔軟に対応できるためです。
大企業では制度があっても個々の事情を反映させることができないため、結果的にWeb業界のベンチャー企業の方が女性に取って働きやすいというケースもあります。
ただしこれは会社によって差がありますので、転職を考える時はその会社での産休育休制度や実績について確認したほうがいいでしょう。
⑤20代からマネジメント経験が積めるから
給与が高いこととも関係しますが、 Web 業界は全体的に若い人が多いため、20代から重要な業務を任されマネージャー、ディレクターとして経験を積んでいく人が多いです。
大企業では30歳になってようやく主任や係長になれるというような昇進スピードのところ、Web業界では20代のうちから部長や役員になって活躍している人もたくさんいます。
他の業界よりも早く、マネジメントや経営などの経験を積める環境があるので、向上心が強い人にはWeb業界は非常におすすめです。
⑥一生稼げるWebマーケティングが身につくから
今後ビジネスの世界ではオフラインとオンラインの境目はどんどんなくなっていきます。
そんな未来において、Web上で商品とユーザーを結びつける Web マーケティングはどのような業界やビジネスにおいても必要とされるスキルになるでしょう。
Web業界は情報やテクノロジーの進歩が速いため、次々と新しい情報を仕入れたりスキルを身につけたりして自分のスキルアップに努めなければなりません。ただしそれらのスキルは一般的な企業にありがちなその会社でしか通じない技術やスキルではありません。どこに行っても効果を発揮できる市場価値の高いスキルなのです。
20代が自分の基礎的なビジネス能力として、Web業界で Web マーケティングを身につけておくことは、一生キャリアの助けになるでしょう。
⑦将来の転職先や働き方の自由度が高まるから
市場価値が高いスキルが身につくということは、Web業界で働くことで自分自身の価値を上げ、その後の転職活動なども優位に行えるということです。
特に20代から Web マーケティングを身につけておけば、30代になった時にさらに自分が希望する職種や業界にそのスキルを応用して転職するということも可能です。
また独立したりフリーランスとして活躍することもできるでしょう。
30代以降の選択肢を増やし、魅力的な働き方をするためにも20台に Web 業界で働くことは非常にメリットが大きいのです。
Web業界が20代の転職を歓迎する理由とは
20代はポテンシャルが高いと評価される
Web 業界の採用では、過去の経験や実績よりもポテンシャルを重視する傾向があります。
日々の発展スピードが速く新しい情報に重農して業務を進めていく必要があるため、思考に柔軟性があり固定観念に縛られていない20代は、未経験であっても入社後に大きく成長してくれそうな人材だと評価しているのです。
社会人としてのマナーを習得している
新卒で入った会社を3年以内で退職した20代のことを「第二新卒」と呼ぶことがあります。
第二新卒の場合転職しようにもスキルや経験がない場合が多く、ほぼ新卒のような能力で中と市場に出て、転職活動をしなければいけません。
そのため転職するかどうかを迷う人も多いのですが、Web業界においては第二新卒を採用することには非常に魅力的な点があるのです。
というのも第二新卒は、業務に関連するスキルや経験が不十分だとしても、ビジネスマナーや社会人としての常識についてはマスターしていることが多いからです。
Web 業界はベンチャーや中小規模の企業も多く、業務についての研修や教育ならまだしも、新社員にビジネスマナーなどの基本から教えることは難しい場合があります。
社会人としての基礎ができている20代の第二新卒は、育成コストも削減でき、また実績やスキルがない分柔らかい発想ができるというプラスの評価を得られる可能性があるのです。
でもブラック企業が怖い…Web業界の噂は本当か
労働時間が長くて、プライベートと両立できないのでは?
Web 業界というと、残業が多いとかブラック企業が多いというイメージを持っている人が多いようです。
Web業界といってもたくさんの会社があるので、このような企業が全くないとはいえません。しかし多くの場合、 Web系の企業は最新のツールやシステムを使って労務管理や仕事の効率化を行っており、成果を出すという意味でも無駄な業務が発生しないようにしています。
また良い意味で成果主義の企業が多いため、上司が帰るまでは帰れない、などという無意味なルールはなく、成果を出していればある程度の自由が許容される面があります。
個人の裁量に任される部分も多いので、仕事の量を調整して海外旅行に行く人も多いようです。
このようにWeb業界だから必ずしも労働時間が長い・仕事がきついというわけではありませんので、転職先を選ぶときに十分リサーチをするようにしましょう。
大企業じゃないから安定して長く勤められない?
Web 業界には一部大企業もありますが、多くは中小規模の企業です。
一流企業で安定して働きたいという人には頼りなく思えるかもしれません。
しかし現在はどれだけ大きな企業でも人材の整理やリストラなどを行う時代です。
自分自身に能力や市場価値がない場合、会社の名前を失った途端に何もできない稼げない人になってしまいます。このような危険をはらんでいるのでは、たとえ大企業に勤めていても安定しているとは言い切れないのではないでしょうか。
その意味では、これからのビジネスの中心となるWebの世界でスキルやキャリアを磨き、自分自身の力でお金を稼ぐスキルが身につく Web 業界は、本当の意味で安定した生活を送るための非常に恵まれた環境だといえるでしょう。
20代でWeb業界に転職すると、30代以降の選択肢が増やせる
20代はまだ社会人になったばかりの人が多く、戸惑いの中でこの仕事を続けてもいいのか、早いうちに新しい道を見つけた方がいいのではないかと悩んでいる人も多いと思います。
Web 業界に限らず20代は比較的転職がしやすい時期ではあります。しかしぼーっとしていたらあっという間に過ぎてしまう時間です。
「今の仕事が思っていたのと違う」「何となく興味が持てない」などの安易な理由での 転職はお勧めできません。まずは今の自分の仕事にしっかり向き合い全力を尽くしてみることで、仕事の楽しさや本当に自分がやりたいことも見えてくるものだと思います。
そうして仕事に向き合ったのちに「もっと成長したい、キャリアを磨いていきたい」と考えたなら、Web業界は今回お伝えした理由などからおすすめできる業界です。
特に20代に Web 業界に身を置いて最先端の Web マーケティングを身につけることは、30代以降に自分で選べるキャリアの幅を広げ、より自分の望み通りの将来を送る力となるでしょう。
将来を見据えた20代の転職をする際には、ぜひWeb業界を候補に入れてくださいね。