インタレストカテゴリマッチの概要と効果的な使い方

リスティング広告,インタレストカテゴリマッチ

豊富な配信方法を選択出来、機能も非常に充実しているGoogleディスプレイネットワーク(GDN)の中でも、「インタレストカテゴリマッチ」は人気です。

インタレストカテゴリマッチは、広告枠を使ったターゲティングではなく、ユーザーをセグメント分けして配信出来るのが最大の特徴になります。

インタレストカテゴリマッチを上手に活用することで、より高い広告効果を、効率的に得ることが可能です。

今回は、インタレストカテゴリマッチの基礎知識や、効果的に使う為のアイディアをご紹介していきたいと思います。

ヤフー(YDN)では、「インタレストカテゴリー」と呼ばれています。

リスティング バナー

1. インタレストカテゴリマッチとは?

Googleは、各ユーザーの閲覧履歴などの膨大な情報を元に、それぞれのユーザーに、「そのユーザーが興味のあるジャンル・カテゴリ」をいくつも付与しています。

この「興味のあるカテゴリ」のデータを利用し、広告で設定したカテゴリとマッチしたユーザーに広告を配信出来るのが、インタレストカテゴリマッチなんです。

インタレストカテゴリマッチとは※広告のカテゴリは、自分で指定します

インタレストカテゴリマッチは、ユーザーが閲覧中のページ内容ではなく、ユーザーの興味に基づいて配信される為、「そのジャンルに興味のあるユーザー」にだけ広告の配信が可能だということです。

2. インタレストカテゴリマッチの種類

さて、インタレストカテゴリマッチには現在、次の3つの種類が存在します。

  • アフィニティカテゴリ
  • カスタムアフィニティカテゴリ
  • 購買意欲の強いユーザー層

それぞれの種類の概要やメリットをチェックしてみましょう。

アフィニティカテゴリ

アフィニティカテゴリは、「買い物中毒者」「お笑い番組ファン」「アウトドア愛好家」など、ユーザーのライフスタイルや趣味、好みなどによるターゲティングが出来るものです。

そのユーザーの性格や嗜好による絞り込みが行えるので、潜在的な顧客に対して緩やかにリーチするのに向いています。ブランド認知の向上などにもぴったりですね。

ただ、アフィニティカテゴリを使用する場合は、次にご紹介するカスタムアフィニティカテゴリを利用するケースがほとんどになります。

カスタムアフィニティカテゴリ

アフィニティカテゴリで指定出来る各カテゴリは、基本的にやや範囲が広いものになっています。

その分多くのユーザーにリーチ出来るわけですが、「もうちょっとターゲット層を絞り込みたい!」という場合もありますよね。

そんな時に便利なのが、カスタムアフィニティカテゴリです。

カスタムアフィニティカテゴリでは、自分でキーワードやURLを追加することによって、アフィニティカテゴリで設定したカテゴリをより細かくカスタマイズ出来、効果的にターゲティングすることが出来ます。

購買意欲の強いユーザー層

「購買意欲の強いユーザー層」は、その名の通り、最近その商品やサービスについて検索していて、実際に購入を検討している可能性が高いユーザーをターゲティングします。

具体的なアクション獲得を目的として配信されるタイプなので、指定出来るカテゴリは「ブライダル衣装」「写真編集ソフトウェア」「マンション(賃貸)」など、商品・サービスのジャンルになっています。

3. インタレストカテゴリマッチを効果的に使うには

GDNはできることや設定項目が多いので、インタレストカテゴリマッチを効果的に使う為には、いくつかのコツを掴む必要があります。

ここでは、最初に抑えて起きたい、次の2つのポイントをご紹介します。

  • ユーザー属性の設定を活用する
  • Googleアナリティクスのデータを利用する

ユーザー属性の設定を活用する

インタレストカテゴリマッチでは、興味のあるカテゴリに加えて、年齢や性別など、基本的なユーザー属性によるターゲティングも組み合わせることが出来ます

これによって、「女性だけ」「男性だけ」などと配信対象ユーザーを限定することが出来るのはもちろん、ユーザー属性ごとに入札単価を別にすることも出来ます

ユーザー属性の設定は、予算を効率的に使い、広告効果の最大化を図る為には非常に便利な機能なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

Googleアナリティクスのデータを利用する

インタレストカテゴリマッチでは、自社商品の購入やブランディングに適切なカテゴリを選択する事が大事になってきます。

そこで活用したいのが、Googleアナリティクスのデータです。
※アナリティクスは無料で利用出来、設定も簡単なので、導入していない場合は必ず導入しておきましょう

Googleアナリティクスのダッシュボードの左メニューには、「インタレスト」という項目があり、そのサイトの「アフィニティカテゴリ」「購買意欲の強いユーザー層」の具体的なカテゴリデータを確認出来ます。

「インタレスト」 「アフィニティカテゴリ」 「購買意欲の強いユーザー層」

LPであれば自社商品、サイトであれば自社という形にはなってしまいますが、どういったカテゴリのユーザーが興味を持っているのかを把握することが可能です。

4. インタレストカテゴリマッチの設定方法

最後に、簡単にではありますが、インタレストカテゴリマッチの設定方法をご紹介していきます。

まず、「キャンペーン」から「+キャンペーン」「ディスプレイネットワークのみ」を選択します。

「ディスプレイネットワークのみ」

「マーケティング目標なし」を選択します。

「マーケティング目標なし」

次に、インタレストリマーケティングを選択します。

インタレストとリマーケティング

後はカテゴリを選択するだけになります。

カテゴリを選択

5. まとめ

GDNの魅力は、Googleが保有している膨大なデータを元にした、正確で的確なターゲティングです。

インタレストカテゴリマッチは、その魅力を最も感じることの出来るターゲティング方式だと言えるかもしれません。

まだインタレストカテゴリマッチでの広告出稿を試したことがない方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてくださいね。