2016年6月1日にLINEの運用型広告「LINE Ads Platform」がスタートしました。
当時は、最低出稿予算が設けられ、広告出稿したくても出来ない方が非常に多かったのですが、2017年4月3日(月)以降の申込から、最低出稿予算が撤廃され、参入のハードルが一気に低くなりました。
ただ、当初の最低出稿予算が100万円と高額だった為、LINE広告そのものに対して高いハードルを感じてしまい、なかなか広告出稿に踏み出せないという方も少なくありません(もちろん、審査基準の高さや事例の少なさも影響してます。。。)。
そこで今回は、LINE Ads Platform(LINE広告)に必要な広告費について、詳しくご紹介していきます。
「CPAテストや反応率のテストをしてみたかったけど。。。」
「LINE使用ユーザーは、メインターゲットなんだけど。。。」
このように、本当は配信したいのに、最低出稿予算が邪魔をして、なかなか踏み出せなかった方や、これからクライアント様にLINE広告をご提案されるwebコンサルティングの方や運用型広告のプランナーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.そもそもLINE Ad Platform(LINE広告)とは?
LINE Ads Platformとは、LINEの運用型広告の事であり、LINEアプリの「タイムライン」や「ラインニュース」、LINEが提携する他のネットワーク(HIKEネットワーク)に広告出稿が出来るサービスの事になります。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
①Timelineの特徴
LINEのタイムラインは、自分の近況を友人に共有する場であり、自分や友人の投稿が時系列で表示されます。
タイムラインでは、LINEで繋がっているすべての友達に近況を報告するのが基本であり、投稿に対してスタンプを押したり、友達以外のユーザーにも投稿を共有する事が出来ます。
「タイムラインってあんまり見ないんじゃない?」と思われている方も少なくありませんが、約80%ものユーザーが月に1回以上の割合でタイムラインを訪問しており、そのうちの75%以上のユーザーが広告にも触れています。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
②「LINE NEWS」の特徴
LINE NEWSは、編集部が厳選した最新のニュースを確認する事が出来ます。
LINE Ads Platformでは、LINE NEWS上の複数個所に広告が表示されます。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
また、LINE NEWSを見ているユーザーの特徴としては女性が半数以上を占めており、中でも20~30代の女性の利用率が高いです。
LINE NEWSは、移動中や休憩時間などの空き間時間だけでなく、自宅での利用率も高いので、広告接触からのアクション転換率の期待度も非常に高いです。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
③「HIKEネットワーク」の特徴
HIKEネットワークとは、LINEが提携している外部メディアネットワークの事で、1,000以上のアプリやメディアに広告配信をすることが可能です。
HIKEネットワークは、ウェブ系の広告やリターゲティングとの相性が非常に高いです。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
2.LINE Ads Platformの最低出稿予算撤廃までの道のりと各種条件
ここからは、LINE Ads Platformの最低出稿予算がどのように撤廃され、どのような条件が設けられていたのかを時系列でご紹介していきます。
〇2015年12月1日
LINEタイムライン外部企業案件のトライアル運用開始
- LINE Timeline AD開始
- 最低掲載価格:500万円/約1週間
- タイムラインの上位から2番目に広告掲載
- 2,000万imp保証
〇2016年6月1日
LINEタイムライン+LINEニュース+HIKEネットワーク(ハイク)への掲載が可能に!
- LINE Ads Platform開始
- 最低出稿予算:100万円(月額予算ではなくてプール料金です)
- 最低入札価格:24円
- HIKEネットワークへの配信のみの最低出稿予算:30万円(月額予算ではなくてプール料金です)
〇2017年4月1日
LINEタイムライン+LINEニュース+HIKE(ハイク)の最低出稿予算撤廃!!
- 最低出稿予算撤廃
3.LINE Ads Platform(LINE広告)の広告費の目安
LINE Ads Platformには、最低出稿予算100万円という縛りがあったせいで、多くの広告費が必要だと思われがちですが、通常のSNSと同じような広告費からスタートしても全く問題ありません。
具体的には、月20~30万円の広告費があれば充分だと言えます。
もちろん、単なる試しで数万円の広告費でスタートしてみるのも全然ありであり、実際に取り組んでみることが何よりも重要と言えます。
特に、Facebook広告やInstagram広告で成果が出ているのであれば、LINE Ads Platformを試さないのは、非常に勿体ないです。
4.【早速出稿!】必要物とは?
それでは、実際にLINE Ads platformへ出稿する際に、どのような手順で出稿をするのかご紹介していきます。
※下記はLINE広告運用代理店へ出稿依頼を行う際に必要な手順となります
ステップ1.審査を受ける
ステップ2.掲載可否が通ったら必要項目を連絡する
ステップ1.審査を受ける
LINE Ads platformにおいてはガイドラインが細かく定められており、掲載可否は、他の媒体と比較しても厳しく、可否期間も長期間になるケースがあります。
そこで、LINE広告運用代理店に下記情報を送って、掲載可否を確認してみましょう!
- 企業名
- 商材正式名称
- コーポレートサイトURL
- 商材公式サイトURL
- LP URL(出稿予定URL全て)
ステップ2.掲載可否が通ったら必要項目を連絡する
通常、審査期間は約2日~2週間程です。
運用代理店から審査通過の連絡があれば、次は下記を連絡すれば、広告運用代行してもらえます。
- LINE@ ID
- 各種入稿物
下記に各種メニューの入稿物規定をまとめましたのでご参考にしてください。
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
引用:LINE Ads Platform / Hike Network 媒体資料 2017年7-9⽉ ver. 1.0
5.まとめ
LINEは、日本国内のSNSにおいて、圧倒的にMAU(月間利用ユーザー)が多いです。
広告掲載開始からまだ間もないので、運用実績などはまだまだ少なく、配信精度もどんどん高くなっていくと想定されます(Facebook広告のように。。。)。
その際に、自社広告ノウハウを持ち合わせていると、他社を圧倒することも出来ます。
最低出稿予算がなくなった今がチャンスです。
競合が増える前に是非テストしてみてはいかがでしょうか?