昨今、広告も動画を使用するケースが非常に増えてきており、これから動画を使って広告を出稿したいと考えている人も非常に多いです。
ただ、費用が掛かることや、バナーの方が成果が良いからと、動画広告作成に踏み切れない方も少なくありません。
そこで今回は、複数枚の静止画が一定の秒数で入れ替わるFacebookの「スライドショー広告」についてまとめてみました。
この記事ではスライドショー広告の概要や特徴、そしてその設定方法までをご紹介します。
目次
1.スライドショー広告って何?
スライドショー広告とは、画像①~画像④のように、静止画が一定間隔で切り替わり、ストーリーを持たせることで、ユーザーに訴求が出来るという配信形式です。
スライドショー広告で設定出来る静止画の枚数は3枚~10枚です。
特徴
主な特徴については下記のようになります。
- 推奨画像サイズ:1280×720ピクセル(文字量は全体の20%以下を推奨)
- 画像が切り替わる速度:0.5秒・1秒・2秒・3秒・4秒・5秒
- 全動画時間:50秒
- トランジション(画像の切り替わり方):なし・フェード
- アップロードできる素材:静止画・動画
- 再生方法:自動ループ再生
それではここからは実際に図を用いて、設定手順をご紹介します。
2.スライドショー広告の設定手順
①キャンペーンの設定
広告マネージャを開き、新キャンペーンを作成します。
今回は、目的を「コンバージョン」にして進めていきたいと思います。
自動的に画面がスクロールされるので、「次へ」を選択します。
「製品カタログでの販売」「投稿へのエンゲージメント」ではスライドショー広告は配信することは出来ませんのでご注意ください。
また、Instagramで掲載する際には「トラフィック」「コンバージョン」「アプリのインストール」「動画の再生」のいずれかを選択します。
②広告セットの設定
キャンペーン設定が終了後、広告セットの設定になります。
下図のように、広告セット名とピクセルの選択をします。
③セグメントの指定
続いてはセグメントの指定になります。
年齢、性別、地域など、ターゲットを絞っていきます。
セグメントに関しての詳細はこちらに詳しく記載していますのでぜひ参考にしてみてください。
「Facebook広告のセグメントの種類と効果の出るターゲティング手法」
④広告配信先の設定
広告を配信する媒体を設定します。
この時、目的設定が「トラフィック」「コンバージョン」「アプリのインストール」「動画の再生」以外を選択した場合は、Instagramには配信が出来ません。
⑤予算と掲載期間の設定
ここでは予算と広告の掲載期間の設定をし、広告セットの設定は完了です。
⑥スライドショーの設定
ここからはスライドショーの設定になります。
下図のように「形式」が表示されるので「スライドショー」を選択します。
選択すると下図のようなポップアップが表示されますので「スライドショーの作成」を選択します。
すると、下図のような静止画を順番に設定出来る画面が現れるので、表示させたい静止画を3枚~10枚設定していきます。
この時、静止画は下記が推奨されています。
- 1280×720ピクセル
- アスペクト比(縦横比率)は16:9
- 静止画内のテキスト量は全体の20%以下
画像の間隔は0.5秒・1秒・2秒・3秒・4秒・5秒から選択し、トランジションはフェードを選択すると、画面の切り替わりに違和感が無くなるのでおすすめです。
また、音楽も設定することが出来、
- 自分でアップロードする
- 既存の17曲から選ぶ
- 音楽をなしにする
上記の3種類から選ぶことが出来、アップロードする場合のファイル形式はWAV、MP3、M4A、FLAC、OGGであることが必須になります。
全ての設定が終了したら、右下の「スライドショーの作成」を選択します。
完了すると自動的に下図のような画面に切り替わります。
⑦リンク先URL、広告文、CTAボタンの設定
スライドショーの設定が終わった後は下記を設定します。
- クリックした場合に飛ぶ、リンク先のURLの設定
- 広告文の設定
- 【詳しくはこちら】等のCTAボタンの設定
⑧広告の配信
設定してきた物の最終確認を行い「実行する」を選択すると、審査が開始され、掲載可否を通過すると同時に広告配信が可能になります。
以上がスライドショー広告の設定手順になります。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
スライドショー広告は動画広告を検討されている方にとって、どのような動画構成がユーザーエンゲージメント(反応率)が高いのかを見つけるのに非常に有効な手段となります。
また、静止画を入れ替えるだけでも訴求を変更することが出来るので、ランディングページの構成を検討する際にも役に立ちます。
今後、動画マーケティングのノウハウは必須と言っていいほど当たり前になってきますので、まずはこの記事でご紹介したスライドショー広告から試してみてはいかがでしょうか。