リスティング広告と並んでオンライン広告の定番と言えるのが、ディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告のプラットフォームには様々なものがありますが、Yahoo!が提供しているYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)はGoogleのGDNと並び、特に人気の高いプラットフォームです。
YDNのメリットとしては、幅広いユーザー層と圧倒的なトラフィック数を誇るYahoo! JAPANとその関連サイトや、多数の提携Webサイトに広告を配信することが出来ます。
そんなYDNでは、掲載面や特徴ごとに5つの広告掲載方式が用意されています。
今回はその中でも、「動画」の概要について詳しくご紹介していきたいと思います。
※YDN全体の仕組みや配信設定についてはこちらの記事をチェック!
「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)の仕組みと【事例付】5つの配信設定」
目次
1. YDNの広告掲載方式「動画」とは?
YDNの広告掲載方式のひとつである「動画」とは、Yahoo! JAPANのスマートフォン向けアプリのトップページに掲載される動画広告のことを指します。
入稿した動画広告は、このニュースフィードのエリアで、他の通常の記事の間に挟まれる形で大きく掲載されることになります。
Yahoo!アプリのトップページという、非常に閲覧ユーザー数の多い場所に、動画サムネイルという目立つ形で表示される為、広範囲のスマートフォンユーザーに効果的にリーチ出来るのが特徴です。
注意点として、この動画広告はYahoo!スマートフォンアプリ“のみ”が掲載対象となっており、デスクトップ版のWebページや、アプリ版ではなくブラウザからアクセス出来るスマートフォン版ページも掲載対象外になります。
2. YDNの動画広告にはどんなメリットがある?
何よりのメリットはやはり、幅広い属性のスマートフォンユーザーに多数リーチ出来ることです。
Yahoo! JAPANのスマートフォンアプリのトップページに掲載するというだけでもかなりのリーチが期待出来ますが、それに加えて動画のサムネイルが大きく表示されるので、比較的高いクリック率も見込めます。
またYDNの動画広告は、ユーザーが動画を再生開始してから10秒以上経たないと閲覧としてカウントされず、課金されないようになっています。
その為、ほとんど動画が見られなかった場合や、間違えてクリックされた場合の無駄な課金を防ぐことが出来るのです。
さらに、動画サムネイルの下にはボタンや説明文を追加出来るのも嬉しいポイントです。
3. YDN向けに動画広告を作成する時のポイント
YDNでの掲載用に動画広告を作成する時にチェックしておきたいポイントは、下記の2点になります。
- 「音声なし」でも伝わる広告にする
- 最初の10秒のインパクトを大切にする
「音声なし」でも伝わる広告にする
YDN向けに動画広告を作成する際は、「音声なし」の状態でもしっかり内容が伝わるようにすることをおすすめします。
動画広告において音声が果たす役割は大きいですが、一方で、スマートフォンでは常に音声をオフにしているユーザーが一定数いるのも事実です。
広告で伝えたいメッセージを音声だけに頼ってしまうと、少なくないそうしたユーザーを取りこぼしてしまうことになってしまいます。
うまくテロップなどを活用して、音声がオンでもオフでも十分に楽しめる広告にしましょう。
最初の10秒のインパクトを大切にする
多くのユーザーは、最初のほんの短い時間だけでその動画の内容を判断し、つまらないと思った場合は数秒見て離脱することも少なくありません。
ですから、動画広告においては、冒頭部分のインパクトがユーザーにしっかり見てもらえるかどうかの分かれ目だと言えるのです。
その為、特に最初の10秒間は、いかにユーザーのアテンションを惹き、続きも視聴してもらえるくらいのインパクトを残せるか、という点にフォーカスしましょう。
出来れば、冒頭の5秒間だけでユーザーに「気になる!」と思わせるようなインパクトを残せるのが理想です。
4. まとめ
さて、ここまでYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)の広告掲載方式「動画」の概要について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
YDNの動画広告は、多数のスマートフォンユーザーに一気にアプローチ出来る、とても魅力的な広告掲載方式です。
スマートフォンユーザーの集客強化策を模索している方は、ぜひこれを機にYDNの動画広告について検討してみてはいかがでしょうか。
(YDNの動画広告は現在、一部の企業のみ利用可能となっています。まずはキャンペーンの作成画面で、広告掲載方式の一覧に「動画広告」が表示されるかどうか確認してみてください!)