「ASAP」ってどういう意味?よく見るWeb上の英略語まとめ

ビジネス上で行う英語でのやり取り、また海外のSNS、YouTubeのコメントなどで、授業では習わないような略語を見かけませんか?

日本語で「面白い」「笑った」という時に「笑」「w」「草」という書き方をするように、英語でも端的に自分の感情を表すために略語をしばしば用います。

一部の略語はビジネスメールでもよく使われます。意味を理解しないまま使っている略語もあるかもしれません。

この記事では、そんなよく見かける海外の略語をご紹介します。
意味を理解しているとよりコミュニケーションがはかどりますのでぜひ覚えておきましょう。

ビジネスシーンでよく使われる略語

ASAP

as soon as possibleの略語。
「なるべく早く」「できるだけ早く」という意味で、日本語で言うと「なるはや」という意味です。

アルファベット読みの「エーエスエーピー」か「エイサップ」または「アサップ」のように読みます。

使うシチュエーションによっては威圧的なニュアンスが出てしまい、日本語の「なるはや」よりは厳しい印象になるようです。ビジネスの相手方とのメールでは使用しないようが良さそうです。
反対にフランクに言い合える親しい知人との会話やメールなどではよく使われます。

This work has to be made ASAP. (この仕事は至急終わらせる必要がある)

Re:

メールに返信しようとすると自動的に付与される「Re:」 は返信という意味の「reply」の略語として認知されています。しかし実はもともと、ラテン語の”Res“に由来しているそうです。

Pls

依頼する時に使う「please」の略語です。
プライベートだけでなく、同僚やフランクな取引相手とのメールでも使われます。
Pls let me know. (お知らせください)

N/A

「Not available」(利用不可、該当なし)を簡略化した表現です。
If not applicable, please write N/A.(該当しない場合は、N/Aと書いてください)
アンケートなどによく記載されています。

ASL

書類に記入する機会の多い「Age Sex Location」(年齢・性別・住所)の略語です。
Please write ASL. (年齢と性別、そして住所を記入してください)

AFK

「Away from keyboard」(途中退席する)の略です。
Sorry, AFK.(すみません、少し席を外します。)
Web会議やチャットでやり取りしている最中の離席に使えます。

B2K

「Back to keyboard」(席に戻りました)の略です。
I’m just B2K.(今ちょうど席に戻りました。)
「to」は数字の「2」になっています。席に戻った時に使用できるので「AFK」とセットで覚えましょう。

FYI

「For your information」の略語です。「ご参考までに」「よろしければ」というニュアンスです。
FYI, I will send you reference materials .(ご参考までに、関連資料を送ります。)

EOBD

end of business dayの略語で、店舗の最終営業日を確認する時に使います。
例えば年末など、長期休暇の前に、いつまで営業をしているのかを確認するために使います。
When is EOBD?(最終営業日はいつ?)

FAQ

Frequently Asked Questionsの略です。日本でもサイトの「よくある質問」の略として広く使われています。
You can check your question at FAQ.(ご質問がある場合は、よくある質問から確認できます)

ETA

「Estimated time of arrival」(到着予定時刻)の略語です。
Please, tell me ETA. (到着予定時刻を教えてください。)

IAC

「In any case」の略語です。
「いずれにしても」という意味で結論を述べるときによく使用されます。
IAC, we have to finish this work by Monday. (とにかく、月曜までに終わらせなくてはならない)

TBA

「To be announced」(追って通知します)の略語です。
イベントや社内行事の詳細などが未定のときによく使用されます。
Next meeting, date and time : TBA (次回会議日時:追って通知)

同様に使われるものに「TBD」(To be determined:後ほど決定)、「TBC」(To be confirmed:確認中)などがあります。

EOB

「End of business day」の略語です。「終業時間までに」という意味で期限を表すために使われます。
Pls give me the report by EOB. (今日の終業時間までにレポートを提出してください)

IMO

in my opinionの略語です。「私の意見では」という意味ですが、日本語の印象よりカジュアルなので、ビジネス相手ではなくオフィス内で使用されています。

IMO, we need more staffs. (私の意見ではスタッフがもっと必要です)

仲間内やSNSでよく見かける略語

u

youを省略し、アルファベットの「u」一文字で表現します。
U look fine.(元気そうで何よりだ)

4

forの簡略化で、数字の「you」で表現します。
Present 4 you.(あなたへのプレゼント)

B

be(be動詞のbe)の簡略化で、大文字の「B」で表します。
I’ll B back soon.(すぐ戻るよ)

R

are(be動詞)の簡略化でアルファベット「R」で表します。
You r right.(あなたが正しいです)

Cuz

becauseの簡略化で、「because」は、「cuz」もしくは「B/C」で表します。
My mother felt sad, cuz I couldn’t back my home at summer vacation.
(母は悲しんでいました。なぜなら、私が夏休みに帰省できなかったからです)

Ex

exampleの簡略化
何か例え話をするとき、「example」は「ex.」に変わります。
I often go to trip, ex Japan and Korea.
(私はよく旅行に行きます。例えば、日本や韓国です)

Thx

「Thank you」の簡略化としてよく使われています。
thx!(ありがとう!)

RN

「right now」の簡略化です。
I have to go RN!(すぐに行かなきゃ!)

KIT

「keep in touch」という意味で、しばらく会えなくなる人に対して「これからも連絡を取り合おう」という意味です。
Please, KIT. After you go back to France.(フランスに帰っても連絡を取り合いましょう)

lol

「laughing out loud」の簡略化で、YouTubeなどの動画のコメント欄でよく見かけます。感想の最後について、笑っているニュアンスを出します。
日本の「笑」と同じ意味で、メッセージやメールなどで文末につける略語です。
I was surprised! lol(驚いたよ!笑)

btw

「by the way」の簡略化です。「ところで」を意味します。
BTW, did you finish homework?(ところで、宿題は終わったの?)

OMG

「Oh my God!」の簡略化でこれもSNSやYouTubeの感想などで見かけます。
OMG!(なんてことなの!)

NVM

「Never mind」(気にしないで)の簡略化です。
NVM. I’m OK.(気にしないで、私は大丈夫だから。)

MSG

Messageの簡略化です。
Please MSG, after you go back home.(家に帰ったらメッセージして。)

CYT

「See you tomorrow」(また明日)の簡略化でメッセージを終了するときに使います。
Good night, CYT!(おやすみなさい、また明日ね!)

FB

Facebookの簡略化です。
Do you have a FB?(フェイスブックのアカウント持ってる?)

PW

Password(パスワード)の簡略化で、このように訪ねられることがあります。
Fill in your PW.(ここにパスワードを入力してください。)

Pic

picture(画像)の簡略化です。
This is nice pic!(とてもすてきな写真ですね!)

NNTR

no need to replyの簡略化で、メッセージのやり取りを終わらせる時に使います。
日本語で言うと「返信不要」という意味です。
You will sleep, NNTR.(寝ているだろうから、返事はいらないよ。)

R.S.V.P

フランス語の「Respondez, s’ il vous plait.」が英語のビジネス略語としても定着したものです。「ご返信をお願いします」という意味です。
R.S.V.P. by 8 June 2020 (2020年6月8日までにお返事ください)

意味を理解してかしこく使いましょう

また、数ある英語の略語の中には、ビジネスシーン特有のものもあります。
何気ないビジネス言葉なら知らなくても問題ないかもしれませんが、期限や期間など直接業務に関連するような表現は「知らなかった!」では済まされません。

メールだけでなく、書類やメモでも頻繁に遭遇するので、代表的なものはマスターしておきましょう。