クラウドソーシングとは?初心者から月3万円稼ぐ方法やトラブル対策を公開

景気の先行きが不透明な現代では、ボーナスがカットされたり、給与がなかなか上がらないなど、今の収入だけでは将来に不安を感じる人が増えています。

また給与を上げることが難しい企業側も、副業を解禁するケースが増えています。初めての副業に「クラウドソーシング」を検討する人も多いのではないでしょうか。

クラウドソーシングはやり方次第で稼げるおすすめの副業ですが、効率よく稼ぐためにも仕組みや仕事内容を知っておくことが必要です。

今回はこれから副業を始めたいという方向けに、

  • クラウドソーシングで受けられる仕事の種類と報酬相場
  • 月3万円稼ぐためのシミュレーション
  • 仕事に関するトラブル回避の方法

などを解説します。

この記事を読めば、初めてクラウドワークにチャレンジする人でも、自分に合った仕事から無理なく副業を仕事を始められるでしょう。

目次

クラウドソーシングとは

結論から言うと、クラウドソーシングを利用した副業は、初心者にもおすすめできる方法です。

なぜならクラウドソーシングで募集されている仕事は種類が豊富で、初心者からできるものも多く、また場所や時間を問わず簡単に始められるからです。

クラウドソーシングを直訳するとCrowd(群衆)Sourcing(業務委託)となります。

クラウドソーシングは、個人や企業がインターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼・発注したり、アイディアを募集したりする業務委託の形態です。

従来、業務委託と言えば企業が特定の業者や個人に向けたものが主でした。
しかしクラウドソーシングサイトの普及により、不特定多数(群衆)に発注できるようになったものです。

一般的には発注者がインターネットを介して応募者を集め、委託相手を選定して正式に依頼するという流れになります。

クラウドソーシングのメリット

クラウドソーシングの存在により、企業側は業務を発注しやすくなり、個人も仕事を受けやすくなりました。

特にクラウドソーシングのメリットとしては以下の3つが挙げられます。

好きな時間に働ける

クラウドソーシングで募集されている仕事は種類が豊富なので、空いた時間を活用して収入を得ることができます。

未経験でもできる簡単なアンケートやライティングなら、1日30分もあれば対応可能ですし、時間がある時にはもう少し手間がかかっても単価の高い仕事にチャレンジすることもできます。

好きな仕事を選べる

時間だけでなく、仕事の種類も自分で選ぶことができます。

会社勤めの場合、自分の苦手・嫌いな仕事でも業務命令であれば従う必要がありますが、クラウドソーシングの場合はあえて不得意分野の仕事を受ける必要はありません。

得意な分野や興味のある仕事を選べるので、楽しく収入を得ることができます。

打ち合わせや移動の時間がない

クラウドソーシングでは、メールやチャットを使った打ち合わせが基本です。通勤時間を考える必要はありません。

依頼主に対して不安を感じさせるような対応はいけませんが、自分の都合の良い時にメールやチャットに対応できます。

また相手先に出向いて打合せすることもないので、移動時間などで時間を無駄にすることもありません。空いた時間を有効に活用できる副業だと言えます。

クラウドソーシングで受けられる仕事の種類と報酬の相場

クラウドソーシングで受けられる仕事は、ライティング業務やWebデザイン、システム開発、アプリ開発、翻訳などの専門的なものから、アンケートの回答やデータ入力など様々です。

仕事内容 報酬の目安
サイト構築・Web構築 100,000円~
システム開発 50,000円~
Webデザイン 50,000円~/ページ
デザイン・イラスト作成 30,000円~
動画制作 50,000円~
記事作成・ライティング 2,000円~/記事
体験談などの投稿 50~100円/投稿
インタビュー・取材 15,000円~
英語翻訳 10,000円~/記事
テープ起こし・文字起こし 5,000円~
資料作成 30,000円~

引用:クラウドワークスの相場一覧表|クラウドワークス公式サイトより

また、クラウドソーシングサイトでは特に以下のような案件が人気です。

システム開発

プログラミングを使ったシステム開発です。

専門的なスキルは必須ですが単価は高く、1プロジェクト数万円~数十万円になる案件もあります。プログラミングスキルがある人や、ITエンジニアとしての実務経験がある人におすすめです。

記事作成・ライティング

メディアやブログに文章を書く仕事です。指定されたテーマと文字数に沿って文章を書いていきます。

パソコンとネット環境さえあれば始められるので、初心者でも取り組みやすい仕事でしょう。文章を書くのが好きな人に向いています。

ライティングの報酬は文字単価と記事の文字数で決まることが多いです。
誰でも書けるような内容の案件は文字単価1.0円前後ですが、金融や不動産といった専門性の高い分野は文字単価が3.0円を超えることもあります。

デザイン・イラスト

会社のロゴやイメージキャラクターを作成します。

単価は1デザイン3万円~10万円です。絵を描くのが好きな人や、デザイナーとして実績がある人に適しています。

体験談などの投稿

指定された商品を使用した感想や体験談を投稿する仕事です。
多くても300文字程度の体験談を投稿するだけなので、特段スキルは必要ありません。

報酬は1回の投稿で50円~100円と高くありませんが、副業初心者はこのような案件から着手してみるのもいいでしょう。レビューや口コミの投稿をするのが好きな人におすすめです。

特別なスキルが無ければ単価の安い依頼からスタート

クラウドソーシングは誰でも簡単に始めることができます。
なぜなら、クラウドソーシングは仕事の種類が豊富で、未経験からでも始められる募集も多いからです。

ただし特別なスキルを持っていない場合は、応募できる仕事が限られ競争率も上がりますので単価の低い仕事から始める必要があります。

  • 小さな仕事からでも積み重ねていける人
  • コツコツした作業が好きな人
  • スキルアップのために勉強する意欲のある人

であれば低単価の仕事からスタートしても、のちのち副業としての収入を増やしていけるでしょう。

仕事別「1か月に3万円」稼ぐためのシミュレーション

副業の収入としてどれくらい稼ぎたいかは、人によって違いますが、ここでは最低ラインを「3万円」にした場合の働き方を考えてみます。

受ける依頼によって、以下のように受けるべき仕事の量は変わります。

システム開発ならプロジェクト1件で達成

JavaやSpring Bootなどを使ったシステム開発は最低でも5万円~10万円の報酬があります。

つまり案件をひとつこなすだけでも月に5万円以上稼げます。本業より多く稼いでいる人も少なくありません。

ライティングなら初心者は記事60本以上必要

誰でも書けるような記事なら文字単価0.3~1.0円程度ですが、金融や不動産といった専門性の高い記事は文字単価が3.0円を超えることもあるため、月収3万円達成に必要な執筆本数は個人の能力によって大きく左右されます。

スキル 文字単価 仕事の単価 月3万円まで
未経験・初心者 0.3円~0.5円 500円~ 60本~
中級者 1円~ 3,000円~ 10本~
上級者 3円~ 10,000円~ 3本~
  • 未経験者・初心者=今までライティングの経験が全くない
  • 中級者=ある程度経験も実績もあり、記事の作り方を知っている
  • 上級者=構成ができたり、アクセスを集める記事を書ける

以上の通り、全くの未経験の場合は月3万円を得るために60本以上納品する必要があり実際にはかなり厳しいことがわかります。

ただし、スキルを上げることで徐々に高単価の仕事を受注できるようになります。ライターとして収入を増やしたいなら地道な積み重ねが必要です。

また、文章を書くスピードも人によって異なるので、効率よく稼ぐために「自分が1時間に何文字書けるのか」を把握しておきましょう。

デザインも内容によっては1本でも達成可能

デザインの仕事も依頼内容が幅広いので、内容によって単価が大きく変わります。Webサイトのデザインなどになると相場は5万円~10万円なので、月に案件をひとつ受ければ3万円は達成できます。

ただし完成までにかかる時間には個人差があり、時給換算するとあまり効率的でない場合もあります。自分の作業スピードを考慮して受注するようにしましょう。

体験談などの投稿では3万円はむずかしい

誰でもできる体験談の投稿ですが、報酬が1回の投稿で50円~100円と低く、投稿対象の商品も限られるため、月に3万円を達成するのは不可能です。

300文字程度の体験談を投稿するだけなので、時間もかからず簡単ですが、単価100円の体験談で3万円を稼ぐためには300回以上投稿する必要があります。

現実的には、どんなに稼げても5,000円が限界でしょう。

仕事の受注形式にはタスク・プロジェクト・コンペがある

クラウドソーシングで仕事を受注する場合、

  • タスク形式
  • プロジェクト形式
  • コンペ形式

の3つの形態があります。

タスク形式の場合、受注者は公開されているフォーマットで作業をするだけで報酬を得ることができます。体験談の投稿などの仕事で多く見られます。

実績やスキルも必要ないため、初心者にも始めやすい形式です。
ただし単価が低いため、ある程度の報酬を得ることは難しいでしょう。

プロジェクト方式は、クライアントの案件に応募し、選ばれることで仕事を受注する方式です。継続案件が多く単価も比較的高いため、ある程度の収入を得たい方には狙い目です。

しかし1つのプロジェクトには多くのランサーが応募するのでその中で選ばれるためのプロフィールや実績などが必要となります。

コンペ方式は作品を制作して選ばれた方に報酬が入る方式です。選ばれない場合には報酬が得られず、作業時間が無駄になってしまうこともあります。

依頼側が多くの案を見たいと思う、デザインやイラストの案件でコンペ方式が採用されることが多いです。

このように仕事を受ける時にも案件の内容をきちんと把握していないと、思ったように仕事を受けられない・作業した時間が無駄になることがあるので注意しましょう。

副業禁止でも会社と交渉できる可能性がある

副業を解禁していない会社の場合、クラウドソーシングで仕事を受注していることが知られてしまうとトラブルになる可能性があります。

本業を辞めたくない場合は、トラブルにならないように副業に関連する規定を確認しておきましょう。

就業規則を確認する

まずは、就業規則を確認してみてください。

実は一切の副業を禁止する規則は認められないのが通例で「本業に支障を与えない範囲」なら認められることもあるからです。

会社の業務に支障が出ない範囲内でということを説明し、会社の許可を得られればクラウドソーシングでの副業が可能となります。

将来的に副業が解禁になるかも・・・

今、副業が認められなかったとしても、将来的に副業が解禁になる可能性があります。また本業で転職して、副業が可能になるかもしれません。

その時のために、

  • アウトソーシングサイトに登録してプロフィールを作っておく
  • 定期的に案件の内容や相場をチェックしておく

等の準備をしておくことをおすすめします。

収入が発生しなければ問題はないので、案件を見る目を養う・自分のスキルを磨くなどしておけば、副業を始める時に初めから単価の高い仕事を得ることも可能です。

クラウドソーシングのトラブル対策

クラウドソーシングは誰でも気軽に始めることができるという点で非常に便利ですが、トラブルや問題に巻き込まれる可能性もあります。

ここでは、クラウドソーシングで起こりうるトラブルにどう対応すべきか、事前に何に注意すればいいのかを解説します。

単価が安すぎる

クラウドソーシングでは仕事を受けたものの、単価が安すぎて儲からないという問題もよく起こります。

上でも解説したように、全くの未経験から始めた場合はどうしても単価の低い仕事からしか受注できません。

おこづかい稼ぎのつもりだとしても、数百円を受け取るためのライティングに数時間かけるのでは「安すぎる」と感じても仕方ないでしょう。そのためすぐにやめてしまう人も多いです。

しかし単価が安すぎる問題は、着実に経験や実績を積み、スキルアップをしていけば必ず解決できます。

実績と信頼を積むための仕事として、まずは安くても仕事を受注していねいにこなしながらスキルアップに努めましょう。

意思疎通が上手くいかない

意思疎通が上手くいかないなどのコミュニケーション上のトラブルも少なくありません。

  • 着手後に条件や仕様を変更された
  • 明確な指示がもらえない
  • 何度も修正を要求される
  • レスポンスが遅くて仕事が進まない

これらは、クラウドソーシングで仕事を受注した時に最も起こりやすいトラブルです。

これらのトラブルを予防するためには、最初からきっちりと条件を読み込み理解して、分からないところは互いに確認するなどの準備が必要です。

不明な点や疑問点については「きっとこうだろう」という思い込みで進めず、都度自分からクライアントに連絡・確認し、修正の手間を少なくする工夫をしましょう。

依頼の内容が不法行為・迷惑行為

クラウドソーシングの依頼の中には、作業内容が不法行為・迷惑行為に該当するものも紛れている可能性があります。

他者を誹謗中傷する記事の執筆や、著作権を侵害するデザインを引き受けてしまうと、訴えられる可能性もあります。

このような仕事の場合、最近はクラウドソーシングサイトでチェックしていることもあり募集の内容には詳細が記載されておらず、直接交渉の段階で分かることが多いようです。

これらの案件については、トラブルに巻き込まれるリスクが高いので受けないようにしましょう。

支払いに応じてくれない

クラウドソーシングサイトの案件には、質の悪いクライアントによるものが含まれているのも事実です。

納品をしたのにも関わらず、支払いをしてくれないというトラブルも少なくありません。

「納品したのに報酬が支払われない」ということを避けるためには、クラウドソーシングサイトのシステムで「仮払い」をしてもらってから仕事に着手することが重要です。

これにより、納品後にクライアントと連絡がつかなくなった場合でも報酬を得ることができます。

クライアントによっては仮払いをする前に着手するように求められることもありますが、大きなトラブルになる可能性があります。

ただしクラウドソーシングを使い慣れていないクライアントの場合、仮払い制度を知らないこともあります。そんな時は教えてあげましょう。

また仕事を引き受けるときには報酬などの条件だけでなく、クライアントの発注実績や本人確認の有無もチェックしましょう。

評価が少ないから良くないクライアントだと一概には言えませんが、評価が高いクライアントはある程度信頼できるからです。

クラウドソーシングサイトには様々なトラブルがありますが、最低限の準備である程度予防できるものばかりです。あまり不安に思わず、まずは始めてみることをおすすめします。

初心者におすすめのクラウドソーシングサイト

ここからは、初心者におすすめしたいクラウドソーシングサイトを紹介します。

幅広い案件を扱う『ランサーズ』

2008年にサービスを開始した日本初のクラウドソーシングサイトです。
ライティングやデザイン、マルチメディアなど、ジャンルを問わず幅広い案件を扱っています。

国内でもトップクラスに人気の高いクラウドソーシングサイトで、多岐にわたる豊富なジャンルや利用のしやすさなどを考えても、非常におすすめです。
簡単なタスク形式の案件も多いので、初心者でも取り組みやすいでしょう。

https://www.lancers.jp/

簡単な仕事も多い『クラウドワークス』

200万人以上のユーザーが利用する、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。

200種類以上のカテゴリーから自分に適した仕事を選べます。
アンケートや口コミ投稿といった簡単な仕事も多いので、未経験でも仕事を探すことはそれほど難しくありません。しかし全体的に単価の低い仕事が多いのも特徴です。

https://crowdworks.jp/

作業時間の目安を確認できる『Yahoo!クラウドソーシング』

Yahoo!クラウドソーシングは、国内大手企業であるYahoo!が運営しているクラウドソーシングサイトです。

専門的なスキルが必要な仕事よりも、簡単で単純な案件を全面的に押し出しています。案件の内容と合わせて作業時間の目安を確認できるのも特徴です。

クラウドワークスやザグーワークスと提携しているため案件数も多く、初心者でも利用しやすいサイトです。

報酬はPayPayボーナスライトで支払われます。
現金での支払いがありませんが、振込手数料もかからないため、もともとPayPayを利用している人にはおすすめです。

https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/

個性的なスキルも販売できる『ココナラ』

他のクラウドソーシングサイトとは異なり、スキルを販売できるサービスです。

似顔絵の作成や占い、悩み相談などの個性的なスキルも販売できます。
価格は1件500円から最大5万円まで設定可能です。満足度に応じて「おひねり」というボーナスが貰える制度もあります。

https://coconala.com/

隙間時間にできる仕事が多い『Shufti(シュフティ)』

データ入力や内職系の作業に強いクラウドソーシングサイトです。

主婦をターゲットにしているため隙間時間に消化しやすいタスクが多く、シール貼りや宛名書きなどの内職も取り扱っています。

https://app.shufti.jp/

まとめ

以上、初心者がクラウドソーシングで仕事をする方法を紹介してきました。

クラウドソーシングは副業として仕事を受注するのに最適な方法です。始めは報酬が低いなどの問題はありますが、実績やスキルを上げることで徐々に単価を上げることも可能です。

最低限のトラブル対策は必要になりますが、収入を自分で上げることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。