Facebookは2018年3月現在、国内で月間2,800万人のアクティブユーザーが利用している非常に大きなソーシャルメディアで若い世代に限らず、50~60代の世代にも活用されているのが特徴です。
この大きなSNSで画像や動画を使って広告を作成し、通常のユーザーの投稿のようにニューズフィードに表示させ、自社商品を売り上げている企業も非常に多いです。
ただ、どのような広告があって、どんな商材なら出来るのか、などこれからFacebook広告を始めようと思っている方には分からないことがたくさんありますよね。。。
そこで今回は、初心者の人にも分かるようにFacebook広告の特徴についてご紹介します。
目次
1.Facebook広告の掲載箇所
Facebook広告の掲載面は一般のユーザーの投稿が表示される「ニュースフィード」やPC版Facebookのみの枠となりますが、ニュースフィードの横に掲載される「右側広告枠」があります。
ニュースフィードの方が自然にユーザーの目に留まるためクリックされやすい傾向にありますが、右側広告の方は安い単価で配信が出来、かつ下に画面をスクロールしても移動しないというメリットがあるため、ブランディング効果が高いです。
スマホ版はニュースフィードへの掲載はPCと同様ですが、画面いっぱいに表示されるためユーザーに広告を見てもらいやすいです。
また「オーディエンスネットワーク」というFacebookと提携しているアプリなどに掲載出来る枠もあり、こちらも多くのユーザーに配信をすることが可能です。
2.Facebook広告のターゲティングについて
Facebook広告のターゲティングには下記のような特徴があります。
- ユーザー情報からターゲティング
- ユーザーの行動データからターゲティング
- カスタムオーディエンス
Facebookは個人の情報をかなり細かく登録することが出来るため、その情報を用いて、精度の高いターゲティングが出来るというのが、Facebook広告最大の特徴です。
①ユーザー情報からターゲティング
ユーザー情報からは主に下記の項目でターゲティング可能です。
- 年齢
- 地域
- 性別
- デバイス
- 職業、役職、業界などのビジネス情報
- 交際ステータス、子どもの有無 など…
普段Facebookを利用している方であれば知っている人もいるかと思いますが、Facebookに登録する際にほとんどの人は本名や実際の年齢、居住地を設定します。
そのため年齢や性別でターゲティングを行った場合に、広告を見せたいユーザーに当たる可能性が非常に高いです。
例えばTwitterの場合、年齢や性別を偽ったり複数アカウント(裏アカウント)を作成したりして楽しむユーザーも多くいるため、そういったユーザーにもターゲティングが適用されてしまいます。
実際、広告を配信しようと思いターゲティングをする際に年代や性別を設定することは多いと思いますが、明確なターゲットがいる場合にはかなり役立ちます。
②ユーザーの行動データからターゲティング
ユーザーが自分で設定する項目以外でもターゲティングを行うことが可能です。
例えば、ユーザーのFacebook上での行動を分析して「この人は○○に興味がありそうだな」とFacebookが推測、つまりユーザーの興味関心をターゲットにして広告を配信することが出来ます。
①のターゲティングと、この興味関心ターゲティングで、かなり質の高いターゲティング配信を行うことが出来ます。
③カスタムオーディエンス
「カスタムオーディエンス」の配信もFacebook独自のアルゴリズムを使用したターゲティングです。
これは「サイトを訪れたユーザー」や「CVしたユーザー」また「Facebookページにいいねをしたユーザー」でリストを作成し、そのリストユーザーにプロフィールなど『属性』の近いユーザーを探し出して広告を配信出来ます。
また自社の顧客データ(アドレス、電話番号など)とFacebook上のユーザーデータを掛け合わせた配信も可能なので、通常のターゲティングで成果が上がらない…といった方はぜひ試してみて下さい。
以上のような様々なターゲティングを使って、成果を図ることが出来ます。
3.広告の目的について
広告の目的については下記のようなものがあります。
- 認知を上げる
- 検討機会を増やす
- コンバージョンを増やす
Facebook広告は広告を配信する目的によって訴求を設定することが出来ます。
【認知を上げる】
- ブランドの認知度アップ
- リーチを増やす
【検討機会を増やす】
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリインストール
- 動画の再生回数を増やす
- リード獲得
【コンバージョンを増やす】
- コンバージョン
- カタログからの販売
- 来店数の増加
4.クリエイティブについて
Facebook広告のクリエイティブは「バナー画像(または動画)」「広告文」「タイトル」の大きく分けて3つで構成されています。
とくにバナー画像や動画は最も視覚的に訴求ができるため、工夫をする必要があります。
また複数の画像で訴求が出来る「カルーセル広告」や「スライドショー広告」などもユーザーの目に留まりやすいため、どんどん活用していきましょう。
カルーセル広告とスライドショー広告については下記記事を参考にしてみてください。
「カルーセル広告を作る7つの手順と効果的に使うポイント」
「動画広告で成果を上げる!~Facebook広告のスライドショー広告の設定方法~」
5.課金方法について
Facebook広告の課金方法にはリスティング広告などと同じ「クリック課金」の他、表示されることによって課金される「インプレッション課金」があります。
Facebook広告の場合、多くのケースで「インプレッション課金」を推奨しており、無駄クリックによる課金が抑えられる他、1000回表示あたりの単価で支払いが生じるため、クリックされればされるほどクリック単価が安くなります。
ターゲティングを行いつつ安価でサイトへのアクセスを集められる可能性が上がります。
また、これ以外にも最適化配信というものがあり、キャンペーン目的に応じて配信方法を最適化することが出来るため、コストを最小にできる可能性がもっとも高いです。
Facebook広告の費用については下記記事でもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
「Facebook広告の費用っていくらかかるの?気になる課金方式と費用」
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に広告を掲載しようとするとターゲティングやクリエイティブなどのメニューの多さに驚くかもしれませんが、適切な設定を行う事で、目的の達成に近づけることが出来ます。
多くのユーザーが利用している媒体になるので、年代や性別を問わずアプローチが出来ます。
またビジネス目的で利用しているユーザーも多いため、様々な商材でプロモーションを行う事ができるメリットが特徴ですので、この機会にFacebook広告をぜひ活用してみて下さい。