転職したほうがいい人・してはいけない人の差とは?診断ポイントを公開

転職に迷っていますか?転職は人生でも本当にな決断ですから、後悔したくないですよね。

この記事では転職に迷っている人の参考になるように、Web上の転職経験者や転職エージェントの声を参考に、転職したほうがいい人・職場・理由、また、まだ転職してはいけない人・職場・理由についてまとめます。

自分がどっちに当てはまるか、転職を決める時の参考にしてくださいね。

転職したほうがいいケースとは?


転職したほうがいいケースには、転職が上手くいく可能性が高いケースと、転職しないとのちのち大きな代償を払うことになるケースがあります。

20代前半で学歴や経歴などの条件がいい

有名大学卒、留学経験者など、学歴・経歴が良い第二新卒・20代の前半の若者は、企業側からしても採用したい存在です。
中途採用の場合、基本的には実務経験や職務遂行スキルが学歴よりも優先されます。しかしこの時期であれば企業はポテンシャルで採用するケースも多く、学歴はその人が優秀である
ことの1つの証明になるからです。

年齢が高くなるほど、中途市場で他の能力や経験のある人と争うことになるので、武器になる学歴があるなら、市場価値が高い第二新卒・20台前半の内に転職するのも戦略の1つと言えます。

転職の目的が明確になっている

就職活動の際には、全ての学生が企業の情報収集をしたり、たくさんの人の話を聞いて自分が入るべき会社を選んだはずです。しかしそれでも、社会に出て初めてわかったこともあるでしょう。
また数年勤める中で新たにやりたいことが出てきた、それが今の会社では出来ないなら、やりたい仕事に就くための転職を考えることもあるでしょう。

このように改めて自分のやりたいことや今後のキャリアを考え、明確な目的を持って転職するのであれば、転職後にうまく行く可能性も大きいので転職してもいいでしょう。

ただし、その場合も自分の意見や考えだけですすめると思っていたのと実際が違ったなど、良い結果にならないでしょう。転職エージェントや行き先の業界の人などの客観的な意見を聞いて冷静に進めましょう。

体調を崩すほどの激務やトラブルがある

入ってしまった企業が体調を崩してしまうほどの激務だったとして、会社に訴えても改善が見込めないようなら、出来るだけ早期に転職をしたほうがいいでしょう。

身体的に精神的にも、一度健康を害すると元に戻るのには長い時間がかかり、最悪完全には元に戻れないかもしれません。
長期的な通院や休職を余儀なくされるなど、社会復帰に時間がかかってしまいます。さらに、数年単位で働けなくなったりすると、その後の転職活動でも不利に働くことになります。

過労死のラインは月間の時間外労働が80~100時間程度とされます。
(おおむね80時間の時間外労働が2~6ヵ月続いた場合、もしくは直近1ヵ月でおおむね100時間以上の時間外労働があった場合)

また長時間労働だけでなくセクハラ・パワハラによって心身の健康が害されることもあるので、このままでは健康を害するという場合には転職を考えることをおすすめします。

転職しないほうがいいケースとは?


転職しない方がいいケースについては、転職してもうまくいく可能性が低い、転職活動に苦労する可能性が高い、以下のケースが上げられます。

会社に不満があるから環境を変えたい

人間関係や業務内容への不満を、環境を変えることで一気に解決しようとするパターンです。
しかしこの場合、転職をしたからと言って状況が本当に良くなるかはわかりませんし、
次の職場でも同じ状況に陥る可能性があります。
この考えのままだと転職を繰り返すようになってしまいます。転職は回数を繰り返すと不利になっていきます。無駄な転職をしないためにも、まずは転職以外の方法で状況を改善する方法を考えましょう。

他人と比較しているだけ

今の会社に明確な不満がある訳ではないケースです。
でも「大学の同級生の給料を聞いたらずっと多かった」「あの業界の方が仕事が楽しそう」など他の会社の情報を聞いて、転職したら自分もそうなれると思ってしまうパターンです。

しかしこれも、考えだしたらきりがありません。
このように自分にとって都合の良い情報に流されないためにも、転職活動においては、自分が何をしたいのか・どうなっていきたいのかという軸をしっかり作る必要があります。

やりたい事・できる事がはっきりしない

先ほどの軸の話にも通じますが、転職後に何をしたいのかが明確でないと、自分にあった企業選びや仕事選びもできません。
また企業の面接時にも、「どうしてもここで頑張りたい」という意思が伝わらず、苦戦するでしょう。

また何ができるかについては、あなたを商品として会社をお客様と考えるとわかりやすいでしょう。あなたを採用することで、会社にどんな得があるのかわからなければ、その商品を買いたいとは思わないはずです。

ポテンシャル採用をしてもらえるような若者であればまだよいのですが、20代後半くらいになったら、自分がその会社にどう貢献できるかが伝えられないと、中途市場で選ばれることは難しいでしょう。

自分のことを過大評価している

学歴や社内の評価が高い人にありがちです。
実際、学歴の効力は中途市場においては年齢とともに少なくなっていきますし、社内の評価が高いからと言って社外でも同様に高い評価が得られるとは限りません。
自分の成果には会社やその仕事に加わったメンバー影響も大きいからです。

にもかかわらず、自分のことを「いざとなったらどこにでも行ける」と思っている人は、自分の出した成果が自分の能力よるものか、社外でもどんなチームを与えられても再現できるものか一度考えてみた方が良いでしょう。

何でも人のせいにする他責思考になっている

自分が成長できないことや、思った通りに物事が進まないことを会社や環境のせいにしてしまう人です。面接でも前職への不満や愚痴をこぼしてしまいがちです。

もちろん自分では対応できないような、会社の不条理や理不尽はあるかもしれません。
しかし企業の考え方としては、「そんな中でも自分にできる事は何か」ということを考えて実行に移すせる人が欲しいと思っています。

このような考え方では面接に苦労しますし、入社できたとしてもまたすぐに嫌になってしまうかもしれません。
自分に思い当たるなという人はまず、他責思考を自責思考(自分を責めるのではなく、自分に原因を求め、できることを考える)に改めるよう意識しましょう。

失敗しない転職のためには正しい現状把握が大事

転職は仕事を変えるのが目的ではありません。
転職後に、自分が活躍できる新しい職場で、働きがい・やりがいを感じながらキャリアアップが出来るのが本当の転職のゴールだと思います。

そのためには、「何が何でも転職」ではなく、今がそのタイミングかどうか、今の自分で良い転職ができるかどうか、上の項目を見直して見極めることも大事です。

このメディアではいろいろな記事でお伝えしていますが、やはり日本ではよほどの専門スキルがあり引きぬきで転職できる人以外、転職の回数が多いことはのちのち不利になってきます。
無駄な転職回数は増やさない方がいいのです。

一時の気持ちで転職を急いで後悔をしないように、ここにある診断要素について「自分は大丈夫かな」と確認してみてくださいね。