Web業界でフリーランスになる!稼げる?大変?おすすめの職種や失敗しないなり方を公開

最近は若者を中心に、会社にこだわる働き方よりも、個人としての能力やスキルを磨く働き方が人気です。

そこで関心が増してきているのがフリーランスという働き方です。今は、能力があれば組織に属さなくても十分な収入や結果を得ることができる時代です。
しがらみがなさそうなフリーランスの職業の人は会社で働いていてつかれている人にはうらやましく見えますよね。

しかし実際はフリーランスを簡単に考えて独立してしたものの、思うように稼げずに会社員に逆戻り…となる人も多いようです。

そんな事態を避けるためにも、今回は特にフリーランスで働く人が多いWeb業界での事情やフリーランスで成功するポイントについて公開します。またいつかフリーランスになりたいと思うあなたに、おすすめの職種やなり方をお伝えします。

そもそもフリーランスの定義とは

「フリーランス」とは、特定の企業や団体、組織に専従せず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人のことを指します。
出典:フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)

フリーランスの場合、継続的な雇用を前提とする会社員とは違い、仕事の案件を受けるたびに内容や納期、サービスの価格について交渉して仕事を請け負う形が一般的です。

よってフリーランスの年収は、その人の能力や自分でつけている価格によって大きく変わります。デザイナーだとしても、コーディングなどの関連作業までできるのか、マーケティング視点からのコンサルティングができるのか、それとも本当にデザインを作成するだけなのかによって収入は数倍違います。

年収情報のサイトによると、フリーランスのWebデザイナーの場合、年収は300~400万円程度のことが多いそうです。年収100万円の人もいれば、年収1,000万の人もおり、ならしてこの金額ということで、「フリーランスになったらいくらくらい稼げるか」という意味では、この平均年収も参考にならならないでしょう。

フリーランスのデメリット


フリーランスにあこがれる人の多くがイメージが先行して具体的に大事なことを理解していないかもしれないので、イメージ先行で公開しないようにまずはデメリットを見ていきましょう。

仕事を自分で取らなければならない

会社の場合、すでにある会社の看板や集客の仕組みがあり、そこから得られた仕事に対応していれば給料をもらうことができました。

しかしフリーランスに取っては仕事は取ってくる、あるいは紹介などで仕事が入ってくる仕組みを自分で作る所からが仕事ですので、それが出来るまであるいはできないと仕事が全くないという状況になってしまいます。

売上が安定しない

会社のように仕事が安定して供給される保証はないので、フリーランスの場合、今月売上げが良くても来月も同じとは限りません。
継続的な案件が得られてもそれが終わったら、売上ががくんと落ちるというように売上に関する不安は尽きません。

長時間労働になりがち

フリーランスというと「働く時間が自由」「自分のペースで働けそう」というイメージを持たれますが、実はそうとも言い切れません。

フリーランスは案件単位で企業から仕事を請け負い、その実際の労働については依頼者の「指揮監督」を受けません。これは労働基準法で保護される労働者に当てはまらないので、フリーランスには労働基準法は適用されず、週に40時間以上働くことになろうが依頼者に法律的な責任はないのです。

ありがちなのは、
・企業から請け負った仕事に対して変更により作業が増えたのに、納期の交渉が上手くできず直前に何日も徹夜になってしまう
・自分でスケジュールを管理できずに結局無理なスケジュールで進めるしかなくなる
・納期的に難しい案件も普段からの付き合いがあり断ることができず、睡眠時間を削って対応することになる
などのケースです。

スケジュールや依頼者との調整ができる人ならこのようなことにならずに済むのですが、フリーランスは企業に対しては弱い立場になりやすいので、よく起こってしまう問題です。

社会保険・税金の手続きは自分で行う必要がある

フリーランスとして会社を離れた場合、会社がそれまで行ってくれていた社会人としての事務的な作業を自分で行う必要があります。

その1つが社会保険関係の手続きです。
会社に在籍していた時には健康保険と厚生年金の手続きを会社(総務課など)が行ってくれていましたが、それを国民健康保険や国民年金に切り替えて保険料を収める必要があります。

国民健康保険ではなく、当面は会社が加入していた健康保険に継続加入することもできます。しかし実は普段支払っている保険料は、給与から引かれる分+会社が負担してくれる分を収めていたために、会社を辞めると健康保険料は約2倍になります。

もう1つが税金の納付です。これは確定申告といって、フリーランスの場合毎年2月から3月の決まった時期に、前年分の収入や経費について税務署に申告し税金を納付しなければなりません。

確定申告をしないと無申告加算税がかかり、多くの税金を収めることになりますが、1人で忙しく業務を行っているフリーランスの場合、普段からきちんと書類を整理して確定申告に備えることはなかなか難しく、直前になって慌てる人も多いようです。

最近ではフリーランスの個人事業主向けの会計サービスなどもありますが、いずれにせよフリーランスになると、このように会社勤めの時には人に任せていられたことも全部自分で対応する必要があるのです。

専門スキルを自分でアップデートしなければいけない

フリーランスになると、会社とは違って情報も自分で取りに行く必要があります。
会社であれば、上司が自分のスキルに合わせて仕事を振ってくれるので、それに真剣に取り組んでいくだけである程度自分のスキルや経験を積むことができました。

しかしフリーランスの場合は、現在提供している自分のスキルが今後も価値を失わないか、もっと価値を高めるにはどうしたらいいかなど自分で情報を集めて、自分の価値をアップデートしていかなければいけません。

フリーランスとして活躍し続けるには、向上心を保ち続けなければいけないのです。

体調を崩したら収入が途絶える

会社勤めの場合、どうしても体調が悪く働けない場合は有給休暇を使うこともできます。有給休暇を使えばその日も働いたのと同じ給与を受け取ることができます。これは労働者としての権利が認められているからです。

しかしフリーランスはそうはいきません。1日休んだら仕事が遅れるし、その分の給与をどこかから受け取れる訳ではないのです。
フリーランスは体を壊したら収入が途絶えてしまいます。会社員でも社会人としては体調管理が重要なのは同じですが、結果の重大さから考えるとフリーランスの方が体調管理の重要と言えるでしょう。

社会的信用がなくローンが組めない

フリーランスはこのように、社会的には会社員に不安定な身分とみなされているので、社会的な信用もあまりありません。
継続的に収入があるとは言えないので、住宅ローンが組めなかったり、クレジットカードが作れないというケースがあります。

光熱費がかかる

これはフリーランスになる時に盲点になるところです。フリーランスになり自宅で作業をするとなると、夏でも冬でも快適な作業環境を作るためにエアコンを常時つけたり電気をつけたりする必要があります。それまで1日の半分以上を会社で過ごしていた人が、1日を家で過ごすようになると、光熱費がかなり増える可能性があります。

また、フリーランスになったものの、家では集中できず結局コワーキングスペースを借りる・契約するという人も多く、その場合も1ヵ月に〇万円という費用がかかることになります。
フリーランスになる時に発生する費用については、このような細かな費用もバカにならないのでしっかり考える必要があります。

フリーランスのメリット


このように考えると、フリーランスになるのはすごく大変そうです。
収入は安定しない、社会的にも立場が弱くなる、事務などの手間が増える…ではこのようなデメリットを考えてもフリーランスを選ぶ人は、いったいどのような部分に魅力を感じるのでしょうか。

働く時間や場所を自由に選べる

会社に勤める場合、勤務時間が決まっていることがほとんどです。労働時間としては朝9時から夜の18時まで実働8時間が、その時間は基本的に会社にいて業務を行う必要があります。

しかしフリーランスで働く場合、自分で働く場所や時間を決められます。
一般的に依頼主である企業と約束するのは、期日までに成果物を納品する、ということだけで、途中のやり方はお任せだからです。

つまりいつ働くかもどれだけ働くかも、どこで働くかもその約束が守れる範囲であれば自分で決定できるので、決まった時間に満員電車に乗る必要はありません。

朝は遅くまで寝ていて昼から夜まで仕事をする、という一般的なリズムとは少しずれたリズムで仕事をすることも可能です。また、気分を変えたい時にはカフェやコワーキングスペースなどの外で仕事をする、旅行先で仕事をするなども可能です。

仕事内容や相手を選べる

会社で働く場合、会社に割り振られたっ仕事を担当することになるので、仕事を選ぶ・お客さんを選ぶということは難しいです。時には対応の難しい、あまり利益にならないようなお客さんに対応して心身ともに疲れてしまうこともあるでしょう。

この点フリーランスなら、自分で仕事やお客さん選ぶことが可能です。もちろん、タイミングによっては意に沿わない仕事を受ける必要もあるかもしれません。得られる売上との相談が必要ですが、仕事について受ける・断るという権利は受ける側にあります。

自分の成長がダイレクトに収入につながる

会社に勤めていると、自分の成長がそのまま収入の増加にはつながりません。会社全体の売上や社内のさまざまな状況、あるいは人事考課の結果によって給与が増えるかどうかは決定します。

フリーランスについても、もちろん外部や市場状況の変化は売上に影響します。しかし、スキルと収入の関係についていえば、自分のスキルの上達を収入に反映させやすいでしょう。

たとえば作業のスピードが2倍になれば、受けられる仕事の量が増えて収入を増やせますし、新しい分野の知識を習得して業務領域を広げればまた新たな仕事を受けるか、従来のサービスの価値が増して単価を上げることができます。
このように、フリーランスの場合は自分の成長が収入に反映するのが早く目に見えやすいので、頑張るモチベーションになります。

「自分の人生をコントロールしている」と実感できる

実は最近、人の幸福はいかに「自分の人生をコントロールできていると思えるか」によるという研究結果が明らかになっています。
つまり周りから見てお金にも健康にも問題なく幸せな人という認識をされていいたとしても、本人がその人生を自分で選んだという意識がない、自分で意思決定せずにその状態になっている場合はあまり幸せを実感できない可能性があります。

反対にフリーランスとなって自分の能力ひとつでお金を稼ぐのは、リスクも大きいし周りから見たら大変そうだけど、本人としては自分でさまざななことを決断して人生を歩んでいくことに「自分の人生を生きている」という幸福感を感じられるのです。

ただし注意するべきは、「会社勤めだから」とか「フリーランスだから」という問題ではありません。どれだけ意思をもって主体的に自分の人生に取り組むかという話なので、会社に勤めていても、与えられる課題に対して嫌々やるのか、意欲的に取り組むかということでも違ってきます。
ただし、フリーランスの方がそのような実感を持ちやすいとはいえるでしょう。

フリーランスに人気の職種

このように、フリーランスになるにはメリットもデメリットもありますが、これからフリーランスになりたいなら、どんな職種でフリーランスになることががおすすめでしょうか。
ここではフリーランスとして人気の5職種について紹介します。

Webマーケター・Webコンサルタント

インターネットやスマートフォンの普及により、オンラインショッピングの市場は拡大し続けています。オンラインで完結しないビジネスにおいても、ユーザーの情報収集、企業側のPRの場としてWebの重要性は増しています。

今後もWeb上での物の売り方やマーケティングはますます重要になってくると考えられ、Web広告、メディアやSNSの運営、またそれらの施策に対して結果を測定し改善点をアドバイスするWebマーケターやコンサルタントのニーズは高まるでしょう。
また中には、Webマーケティングの知識を活かして、自身でメディアやショッピングサイトを立ち上げ収益化している人もいます。

打合せのためにお客さんの所に出向くこともありますが、基本的にPCやWeb会議のツールがあり、分析用のデータを共有してもらえれば、対応は遠隔でもできるのでフリーランスの職種としては適しています。

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2019.12.10

Webライター・セールスコピーライター

最近は企業がメディアをもって情報発信をすることが普通になっています。
メディアで公開する記事を書くライターも、基本的にPCがあればできるためフリーランスの職業として適しています。

資格などもなく始めるハードルの低い職種ですが、その分競争相手が多く、Webのアウトソーシングサービスでは、実績のない場合価格競争になりがちです。

ライターとしての実績や専門分野、それらがない時は自分でブログやサイトを作成してライターとして作品を公開するなどの努力が必要かもしれません。

また検索結果の上位に記事を表示するためのSEOライティングができるなど、知識を磨くことで単価を上げていくこともできるでしょう。

また、これらメディアの記事を書くライターに対して、広告を書くためのセールスコピーライターという仕事もあります。

ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)と言って、人に行動を起こさせて最終的にな目的とする行動を取ってもらう技術であり、たとえば商品を購入する、メールアドレスを登録するなどの行動が目標になります。
こちらも専門的な技術なので、対応できスキルを習得すれば単価を上げることができます。

Webデザイナー

Webデザイナーもフリーランスの仕事としてはイメージしやすく定番の職種です。Webサイトのデザインを起こしたり、バナーなどの画像を作成したりするものでPCを使った作業が多いためにこれもフリーランスと相性の良い職種です。
最近はWeb上のアウトソーシングサービスでも案件がやり取りされています。

Webデザイナーの場合は企業でデザイナーとして働いたのちに独立する形が一般的です。まれにスクールで勉強していた時に、学校や先生に仕事を紹介してもらい、そのままプロになったような人もいます。
しかしどのような場合にも、確かな技術力が必要になります。

またフリーランスのデザイナーについて特に必要なこととしては、コミュニケーションの能力です。
デザインそれ自体は職人的で技術がものをいうイメージがありますが、実際に案件を引き受けて作業を行う時には、依頼主の要望に答えることが最優先だからです。

フリーランスデザイナーの場合、社内のデザイナー職に比べて発注者と同じ会社についての認識やバックボーンを共有することが難しくなります。その分、発注者の意図を読み取り、本人もよく認識していないことについても事前に認識を合わせ、出来るだけ工程を増やさないようにデザインを制作する必要があります。

すなわち「フリーランスになって自分の思うようなデザインがしたい!」ということは難しいのです。ここはデザイナーでフリーランスになりたいと思う人が失敗しがちなポイントです。

動画制作者

最近人気の職種が、動画制作者です。YouTube広告や動画広告などが増えてきて、以前オウンドメディアブームでWebライターの需要が増えたように、今動画広告制作者の需要が増えています。

Webライターに比べてハードルが高く、まだそれほど手がけられる人が多くないために単価も高い傾向にあり、基本的な技術を持っているだけでアウトソーシングサービスを使って年間に1,000万円以上稼ぐ人もいるようです。

動画制作の作業もPCで完結させることができます。
今後、多くの人が参入してくるにつれ単に簡単なテンプレートを使って加工した動画などは価値を落としてくる可能性もあります。

さらに価値を上げる方法としては、動画の構成や撮影などの関連した作業も行える、マーケティングの視点から動画に対してコンサルティングができるなど、新たな業務に対応できることで一層単価を上げて活躍できるようになるでしょう。

フリーランスで成功する方法

まずは会社に入って実績と経験を積む

フリーランスになりたい場合でも、未経験からフリーランスになって成功することは難しいでしょう。フリーランスになったら、自分自身のスキルの高さだけでなく、それまでの実績や経験によって積み上げた信頼も大きな武器になるからです。

また、専門としたい仕事がどのような流れで進むのか、受注から納品、関連する請求や入金の処理まで把握しておく必要があるのです。

プロとして専門スキルを身につける

フリーランスとして成功したいのであれば、「自分はこの領域でプロである」という自負を持って、人にに提供できるしっかりした技術を身につけ、またそれを日々更新していく態度が必要です。

会社に入ると社内研修があったり、外部の研修に対して補助があったりと勉強する機会が与えられるでしょう。それらの機会を活用して、自分自身をしっかりプロとして磨いていく必要があります。

まずは副業で始めて土台を作ってから独立する

技術的に自信がついたとしても、いきなり会社を辞めて独立することはおすすめできません。
まずは副業としてアウトソーシングサービスに実績を作るなど、業務時間以外の時間に実績を作って行きましょう。これは会社から独立してフリーランスになった多くの先輩がすすめる方法です。

普段の仕事だけでも大変なのに、そこまでできない。一気に独立して集中したいという人もいると思いますが、十分に貯金をして退職をしたとしても最初のころに思うように収益が上がらず、貯金が減り続けるというのはかなり大きなストレスで、かえって独立を失敗させる原因になります。

最初は無理せず副業から独立の土台を作り、大丈夫そうとなったところで本業をどうするか決めるのが、リスクも少なく精神的にも落ち着いて独立に取り組める方法なのです。

フリーランスは大変だけど魅力のある選択肢

このように、フリーランスとして活躍しようと思うと、かなりの手間や大変なことが発生します。会社から離れて、社会人としての責任を1人で果たしながらお金も稼がなければいけません。

しかし、何に価値を感じるかは人それぞれです。時間や場所の自由、あるいは誰と仕事をするのかを自分で選べることは、人によっては非常に価値が高いでしょう。フリーランスのという働き方には大きな魅力があるといえます。

また今後、社会的にはフリーランスの人が増えてくると思います。
それは最初にも言ったように、これまでのような「働く」=「会社に勤める」でなく、「個人でスキルを向上させる」「キャリアアップしていく」という考え方にどんどん変わっているからです。

すなわち、形式としては会社に勤めることを選んでも、みんないつでも転職できる・独立できるスキル・能力を磨くことを意識するようになるということです。

今後、フリーランスは働き方の選択肢としてさらに重要性を増してくるでしょう。
いつかフリーランスになりたいという人も、今は考えていないという人も、いつか働き方の1つの選択肢としてフリーランスを選べるように、自分自身のプロとしてのスキル・経験を積むことは常日頃から意識しておきましょう。