リスティング広告のアカウントを構築する方法や概念についてまとめてある記事は多いですが、実際にアカウント構築を行っていくフローをまとめた記事ってあまり多くありませんよね。
そこで今回は、リスティング広告のアカウント構築方法に加え、そのフローについてもまとめてみました。
アカウント構築と言うと難しいイメージがあるかもしれませんが、キーワード出しやグルーピングを行うだけですので、意外と簡単ですよ。
1.リスティング広告のアカウント構成
リスティング広告のアカウントは次のような構成になっています。
アカウントの中に、キャンペーンという箱があり、その中に広告グループという箱があり、その中にキーワードや広告が入っています。
アカウント構成の概要については、「これさえ読めば大丈夫!リスティング広告のアカウント構成について」でより詳しくお話しています。
2.アカウント構築のフロー
実際にアカウント構築をしていく際は、次のようなフローで作ることになります。
- キーワード出し
- グルーピング(キャンペーン決め)
- 広告グループ決め
- 広告文作成
キーワード出し
まずは、広告を出稿するキーワードを出していきます。
キーワード出しは、自社LP・競合LP・キーワードプランナー等を用いて行っていきます。
また、キーワード出しを行う際は、「自社名・メインキーワード・掛け合わせキーワード・その他」とざっくりグループ分けをしながら行っていくと、のちのち便利です。
この際に、絶対に不要だと考えられるキーワードも、除外キーワード候補としてメモしておきましょう。
ダイエットサプリの販売を例に、サンプルを作成してみましたので、参考にしてみてください。
キーワード出しのコツについては、「初心者でもできる!リスティング広告キーワード選定のやり方」を参考にしてみてください。
グルーピング(キャンペーン決め)
次にキーワードを作成し、グループ分けを行っていきます(ここで作成するグループが、そのままキャンペーンになります)。
先程出した、メインキーワードや自社名と掛け合わせキーワードを使って、キーワードをグルーピングしていきます。
先程掛け合わせキーワードをグループ分けしているので、それを中心にキャンペーンを決めていきますが、検索ボリューム等も考慮して作成していきます。
今回は分かりやすいように、固有名詞で1キャンペーン、スポーツジム関連で3キャンペーン、ダイエットジム関連で1キャンペーンとしています。
広告グループ決め
次に広告グループを決めていきます、各キャンペーンに分類したキーワードをさらに細かく分類していきます。
今回は例題として分かりやすいように、「1広告グループ=1キーワード」というやり方をとっておりますが、「1広告グループ=1キーワード」でなくても、成果が見込めることも多い為、ある程度グループ分けを行っても大丈夫です。
1広告グループ=1キーワードについては、「リスティング広告の設定は1広告グループ・1キーワードで決まり!」で詳しくご紹介しています。
広告文作成
最後に、広告文を作成すれば、アカウント構成は完了です。
広告文は次の9項目を埋めていきます。ただ、構造化スニペットに関しては、特定の情報しか載せることが出来ない為、エクセル上には記載しません。
また、タイトルイン(タイトルにキーワードを含めること)を利用する場合は、別途シートを用意して作成することをおすすめします。
実際の見え方は次のようになります。
サイトリンクやコールアウト、構造化スニペットの表示は、ケースバイケースで変わってきますが、広告文の下に来ることは間違いありません。
広告文は複数作成して、必ずA/Bテストを行うようにしましょう。
広告文作成の細かい方法については「リスティングで高い反応率を叩き出す広告文を作るための7つのコツ」を参考にしてみてください。
3.まとめ
以上で、リスティング広告のアカウント構築の完成になります。
今回使用したエクセルは、下記ボタンからダウンロード出来ます。
使用しやすいようにシンプルなものとなっていますので、カスタマイズしながら活用してみてください。
また、入稿方法については、下記記事を参考にしてみてください。
「Googleアドワーズの入稿方法を8つの手順にまとめてみた」
「ヤフープロモーション広告の入稿方法を4つの手順にまとめてみた」